メール配信システムとは、顧客リストに対してメールを一斉配信できるサービスのことです。
メール配信システムには、シンプルで安価なサービスや、ステップメール配信やABテストといったメールマーケティング機能が充実しているサービス、高機能で柔軟性の高い海外サービスがあります。
どのサービスを導入すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。特に、中小企業の方の場合は、少ない予算で選ばないといけなかったり、使いこなせるのかという不安を抱えている方もいらっしゃることと思います。
そこでこの記事では、中小企業にオススメするメール配信システムを、機能がシンプルで比較的安価なメール配信システムに厳選して比較紹介します。メール配信システムの導入を考えている中小企業の担当者の方はぜひ参考にしてください。
メール配信システムとは?
メール配信システムとは、顧客リストに対して、メールを一斉配信し、開封率や反応などの効果を分析することができるシステムです。メールマガジンや会員向けのお知らせ、見込み顧客のナーチャリングで活用することができます。
飲食・小売業をはじめ、旅行・観光、IT、教育、不動産、広告など、幅広い業界・業種の営業やマーケティング、情報システム、総務といった部門で活用されています。
メール配信システムは、マーケティングオートメーション(MA)の一機能として提供されていることもあります。MAは、メールマーケティングを含む広義のマーケティング活動を自動化できるツールをさします。
メール配信システムについて詳しく知りたい方は「【徹底解説】メール配信システムとは?メリットや活用事例を紹介」をご参考ください。
中小企業におすすめのメール配信システムとは?
メール配信システムはさまざまなサービスが提供されていますが、主に3つの種類に分類されます。①シンプルで安価なサービス ②ステップメール配信やABテストといったメールマーケティング機能が充実しているサービス ③高機能で柔軟性の高い海外サービスです。
中小企業や個人事業者の方は、「複雑なマーケティングを運用するリソースがない」「そんなに費用はかけられない」「ITリテラシーが高い社員が少ない」といった特有の課題があるかと思います。
そのため、中小企業の方には、「①シンプルで安価なサービス」から利用してみることをおすすめします。次の章では、実際にサービスを検討するさいに確認すべきポイントを紹介させていただきます!
中小企業におすすめのメール配信システムの選び方
中小企業におすすめのメール配信システムの選び方を「機能」「料金」「使いやすさ」のポイントから具体的に紹介させていただきます。
機能がシンプルなサービスから選ぶ
メール配信システムには、メールの配信先管理機能、メール作成機能、メール配信機能、効果測定機能が備わっています。セグメントやターゲットを管理し、お客さま情報などを自動で差し込みできる機能はどのサービスも標準で備わっているといってもいいでしょう。
加えて、高機能なサービスには、ステップメール配信やABテスト配信などのメールマーケティング機能が充実しています。
中小企業の場合、まずはお客様に対して定期的な案内メールを送るだけということなども多いと思います。そのため、メール配信に必要最低限な機能が備わっているサービスから試し、運用体制の構築や成果の確認ができてから、高度なマーケティング機能や効果測定機能がついているサービスを使用することをおすすめします。
月額費用は3千円から1.5万円前後が目安
メール配信システムの月額の費用感は、シンプルなサービスが3千円から1万5千円前後、高機能なサービスが5万から10万円前後程度です。機能によるプランごとの違いや送信数によっても異なります。また、初期費用がかかるサービスが多く、高機能なサービスでは1万円~10万円前後かかる場合もあります。
また、自社のサーバーやネットワーク内にシステムを導入・運用するオンプレミス型のメール配信システムの場合、初期費用として200~500万円、保守費用として月額5万円程かかります。
中小企業の場合、大企業と同じようなコストを割けないことも多いかと思います。まずは、安価に使えるサービスから試してみることをおすすめします。その後、送信上限数や使える機能を増やしたくなったら、その目的に合ったプランやサービスを検討すると良いでしょう。
日本語表記で、直感的な操作ができるサービスを選ぶ
メール配信システムには、国産のサービスと海外サービスがあります。海外サービスは高機能で柔軟性が高く、良いサービスも多くあります。
ただし、その多くが英語表記です。公式サイト等のQ&Aも英語で書かれているため、Google翻訳等で翻訳しながら初期設定する必要があるなど、操作方法がわかりにくく、使いづらさを感じてしまうことがあります。
また、マーケティング機能が充実しているサービスは、多機能であるがゆえに操作が複雑で使いにくいものもあります。そのため、導入したものの、結局使いこなすことができなかったということも多々あります。
中小企業の場合、英語が苦にならず、高いITリテラシーを持った担当者を配置する余裕が無いこともあると思います。導入後、誰もがすぐに対応できるよう、日本語表記、かつ直感的に操作できるシンプルなUIのメール配信システムがおすすめです。
中小企業におすすめのメール配信システム4選比較
ここからは中小企業におすすめのメール配信システムに厳選して4つのサービスを比較紹介します!
yaritori メール配信 (ヤリトリ メール配信)|Onebox株式会社
「yaritori メール配信」は、最新AIがメール文を自動生成する!2,980円から使える中小企業におすすめのメール配信システムです。顧客対応をAIで効率化するサービスを提供するOnebox株式会社により運営されています。
「最新AIがメール文を自動生成」、メールの一斉配信に機能を特化することで「シンプルで使いやすい」、「国内最安値水準の2,980円から使える」ことが特徴です。
メール共有管理ができる「yaritori」と連携することで、メール一斉送信後の返信対応もひとつのサービス上で行うことができます。
料金プランは、登録できるコンタクト数の上限(500・1000・1500など)でわかれております。
14日間の無料トライアルがあり、初期費用・最低契約期間はありません。
WiLL Mail(ウィルメール)|株式会社サパナ
出典:WiLLMail
「WiLLMail(ウィルメール)」は、“お客様目線にこだわった理想のメール配信システムをカタチに”をコンセプトに、2010年創業の株式会社サパナが提供しているメール配信システムです。
「簡単HTMLメール作成エディタ」「レスポンシブデザイン対応」「スマートフォン対応」「12種類の多角的メール分析機能」など直感的で使いやすく、効率的なメールマーケティングを実現できます。累計契約社数は2,300社以上です。
料金プランはシンプルプランとプレミアムプランの2種類あり、月のメール配信数に応じて料金が設定されています。シンプルプランの場合、0~5,000通まで4,000円、10,000通まで 8,000円、15,000通まで10,000円となっており、最大3,000万通まで設定されています。プレミアムプランの場合、0~10,000通まで10,000円、15,000通まで12,000円、20,000通まで 15,000円となっており、同じく最大3,000万通まで設定されています。プランや配信数はいつでも変更できるため、状況に合わせて柔軟に選ぶことができます。
上位プランのプレミアムプランには、ターゲット配信が可能なターゲットDBを使用することができ、ステップメール配信や外部データベースとのAPI連携といった機能が搭載されています。
14日間の無料トライアルがあり、初期費用不要で1ヶ月単位の契約が可能です。
運営会社:株式会社サパナ
サービス開始年:2014年
オレンジメール|株式会社オレンジスピリッツ
出典:オレンジメール
「オレンジメール」は、初めてでも、誰でも簡単に使える機能が揃ったメール配信システムです。最短10分で導入可能な気軽さと、FAQ・メールサポートを通じたサポート体制も充実しており、全国で80,000ユーザーを超えるお客様に利用されています。
メール配信はもちろん、読者登録を促すフォーム機能や、ステップメール配信や分析機能などマーケティングに必要な機能が搭載されている点が特徴です。
料金プランはビジネス版とエンタープライズ版の2つあり、配信アドレス数に応じた月額料金となっています。ビジネス版は、2,000件までが2,980円、5,000件までが4,980円、10,000件までが9,980円となっており、エンタープライズ版は10,000件以上で33,000円の定額制となっています。
30日間の無料トライアルがあります。初期費用は、ビジネス版が12,800円、エンタープライズ版が33,000円となっています。
運営会社:株式会社オレンジスピリッツ
サービス開始年:2008年
blastmail(ブラストメール)|株式会社ラクスライトクラウド
「blastmail(ブラストメール)」は、株式会社ラクスのグループ会社が運営するメール配信システムです。全国の企業から官公庁まで、規模・業種を問わず幅広く利用しており、22,000社が契約をしており、13年連続顧客導入数シェアNo.1となっています。
メール配信業務で本当に使われている機能だけを厳選し、それらをマニュアルを読まずとも直感的に操作できる使いやすさと、独自開発の技術によるメールの到達率と配信スピードが特徴です。htmlメールの作成やターゲット配信などの基本的な機能が備わっています。
Light・Standard・Proの3つのプランが用意されています。Lightプランの料金は月額4,000円で、0〜5,000件まで配信先のメールアドレスを登録することができます。Standardプランの料金は、登録アドレス数が0〜1万件までは8,000円、2万件までは15,000円、3万件までは2万円、5万件までは30,000円となっています。Proプランの料金は30,000円〜(詳細は要問合せ)で、配信数の制限はありません。
7日間の無料トライアルがあります。初期費用は1万円〜で、最低契約期間があります。
運営会社:株式会社ラクスライトクラウド
サービス開始年:2007年
まとめ|中小企業にはシンプルで安価なメール配信システムがおすすめ!
いかがだったでしょうか?
この記事では、中小企業が選ぶべきメール配信システムの特徴や、おすすめのシステムをご紹介しました。
今までメール配信システムを使ったことが無く、導入を検討している中小企業の方には、安価で、使いたい機能に特化したシンプルで使い勝手の良いシステムを選ぶのがおすすめです。
「yaritori メール配信」は初期費用や最低契約期間もなく、月額2,980円からご利用できますので、ご検討いただけると幸いです。