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中小企業におすすめのクレジットカード9選比較

※本記事はプロモーションを含みます

中小企業の経営者や経理担当者にとって、法人クレジットカードは便利な支払い手段であり、企業の経費管理やキャッシュフローの調整に役立つツールです。

法人クレジットカードには、大企業向けの「コーポレートカード」と、中小企業向けの「ビジネスカード」があります。

ビジネスカードも種類が豊富であり、特に近年では追加カードごとの支払い先制限や、独自審査による1億円以上の与信枠など、事業拡大を目指す中小企業やスタートアップをサポートするカードも展開されています。

また、優れた特典とビジネス向けサポートが充実しているカードも多く、中でもアメリカン・エキスプレス(アメックス)のビジネスカードは、多くの中小企業の経営者に選ばれています。

そこでこの記事では、ビジネスカードを選ぶ際のポイントや、タイプごとのおすすめの法人カードについてご紹介いたします。

法人クレジットカードの選定ポイント

①充実した特典プログラム

ビジネスカードは、ポイント還元率の高さや航空会社やホテルでの優待、さらにビジネスに役立つ各種サービスの割引など、充実した特典プログラムを提供しています。これにより、日々の業務や出張を快適にし、経費削減にも役立ちます。貯まったポイントは、キャッシュバックや商品交換、マイルへの移行など、様々な用途に活用できるので、出張や取引先へのギフトにも最適です。

②優れたビジネスサポート

ビジネスカードは、専用の経費管理ツールと詳細なカード利用明細レポートを提供することで、経理業務を大幅に効率化してくれる機能があります。さらに、経験豊富なビジネスコンサルタントがつくサポートもあり、お客様の事業課題や目標に合わせた個別コンサルティングを実施してくれます。これにより、資金調達、マーケティング、人事労務など、幅広い分野で専門的なアドバイスを受けることで、事業の成長を加速させることができます。

③年会費

年会費はカード会社やグレードによって大きく異なります。なるべくコストを抑えたい中小企業にとっては、年会費が1,000〜2,000円(又は永年無料)の低価格で利用できるカードが良いでしょう。一方で、出張や接待等の機会が多い場合は、サービスが充実しているゴールドカード(年会費相場3万〜5万円)の利用がコストパフォーマンスに優れる可能性もあります。

④与信枠

与信枠とは、クレジットカードで利用できる月々の最大限度額のことです。あらゆる経費をカードで支払う場合には、与信枠の大きいカードを選ぶと良いでしょう。与信枠は100万〜500万円が一般的ですが、近年ではUPSIDERのように与信枠を最大10億円とするカードもあります。ビジネスの成長や急な支出の有無を考慮に入れ選びましょう。

⑤追加カードの発行・管理

法人用カードは、従業員用に追加カードを発行できる場合があります。追加発行することで、経費精算の負担減や、ポイントが貯まりやすくなるといったメリットを享受できます。一方で、支払い先や利用可能な金額の制限など、不正利用を防ぐための管理の可否も重要な選定ポイントです。

法人クレジットカードは大きく3つに分れる

法人クレジットカードは、以下のように機能の充実度によって大きく3つに分かれます。

  • 優れたビジネスサポートを提供するステータスビジネスカード
  • スタートアップが提供する次世代ビジネスカード
  • 付帯サービスが充実している従来のビジネスカード

それぞれ特徴やおすすめの企業が異なりますので、詳しく解説します。

優れたビジネスサポートを提供するステータスビジネスカード

事業拡大を目指す経営者の皆様を力強くサポートしてくれるのが、充実した機能とサービスを備えた法人カードです。
最大1億円以上の与信枠を持ち、広告費など多額な出費が必要となる場面でも支払い猶予を最大限に活用でき、不正利用を防ぐための利用上限設定や利用のON/OFF機能などの強固なセキュリティシステムを搭載してるので安心してご利用いただけます。

さらに、豊富な付帯サービスに加え、経費管理ツールやコンシェルジュサービスなど、事業を成功へ導くためのビジネス向けサポートが充実しており、長年にわたって培ってきた実績と信頼に基づき、お客様のビジネスを総合的に支援してくれます。

スタートアップが提供する次世代ビジネスカード

与信枠が大きく、不正利用防止の機能が充実している法人カードです。従来のカードの場合、与信枠は100万〜500万円が一般的ですが、この次世代カードは最大1億円以上の支払いが可能なので、広告支出の多いスタートアップなどにおすすめです。

また、次世代カードでは追加カードの不正利用を防ぐ機能が充実しています。カードごとの用途に合わせた上限金額の設定や、利用のON/OFFの切り替えができるなど、厳格な制限を設けることができます。

付帯サービスが充実している従来のビジネスカード

従来から存在するタイプで、不正利用防止のような特別な機能を持たない一般的な法人カードです。とはいえ法人用なので、個人カードと比べると与信枠が大きく設けられています。また、個人カードとは違い、法人口座を引き落とし口座として設定することや、従業員向けの追加カードを発行することが可能です。

年会費や付帯サービスが会社カードやグレードによって大きく異なります。例えば一部のビジネスニーズに特化したカードには、AWSやエックスサーバーのような、事業で利用されることの多いサービス利用時のポイントが大幅に高くなるなどの特典が含まれています。

優れたビジネスサポートを提供するステータスビジネスカード3選

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーンカード

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・グリーンカードは、年会費13,200円(税込)で使用できる世界的に有名な法人カードです。

0.5%のポイント還元率を誇り、国内外の旅行傷害保険が付帯されてるので、とても安心です。さらに、一部の空港でラウンジを無料で利用できますので、出張が多い方などにおすすめです。

ショッピング保険やグルメ優待も含まれており、基本的な特典が充実しています。年会費を抑えつつ、アメリカン・エキスプレスのサービスを初めて利用したい方におすすめの法人カードです。

【基本情報】

年会費13,200円(税込)
追加カード発行手数料6,600円(税込)
通常ポイント還元率0.5%

・与信枠:個々の審査に基づいて決定
・国際ブランド:アメリカン・エキスプレス

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・ゴールド・カードは、年会費36,300円(税込)で使用できる世界的に有名な法人カードです。ポイント還元率は0.5%で、貯まったポイントはマイルに交換することができます。

ホテル優待やレストラン優待、ショッピング保険も充実しており、出張やグルメを楽しみたい経営者の方におすすめです。コンシェルジュサービスも利用でき、旅行の手配やレストランの予約などをサポートしてくれます。

【基本情報】

年会費36,300円(税込)
追加カード発行手数料13,200円(税込)
通常ポイント還元率0.5%

・与信枠:個々の審査に基づいて決定
・国際ブランド:アメリカン・エキスプレス

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス®・ビジネス・プラチナ・カードは、年会費165,000円(税込)と高額ながら、誰もが憧れる最上級クラスの法人カードです。貯まったポイントはマイルに交換することができます。

ホテル優待やレストラン優待が充実しているのはもちろんのこと、ショッピング保険やコンシェルジュサービスに加え、国内外のフライト、ホテル、レンタカーの手配、経費精算アシスタントなど、ビジネスサポートサービスも充実しており、頻繁に出張や旅行をする経験豊富な経営者におすすめの法人カードです。

【基本情報】

年会費165,000円(税込)
追加カード発行手数料4人まで無料
通常ポイント還元率0.5%

・与信枠:個々の審査に基づいて決定
・国際ブランド:アメリカン・エキスプレス

スタートアップが提供する次世代ビジネスカードおすすめ3選

UPSIDER|株式会社 UPSIDER

UPSIDERは、「上場のための法人カード」を標榜する、従来のビジネスカードにバーチャルカードや支払い先制限機能を付加した新しい法人カードです。35,000社を越す企業に導入されています。

独自の審査ロジックや最大10億円の利用限度額などにより、事業の急速な拡大を図るスタートアップにとって使いやすいカードとなっています。

また、追加カードの利用先を細かく設定できるのが大きな特徴で、200以上のサービスより制限可能なため、不正利用を極力排除することができます。

【基本情報】

年会費永年無料
追加カード発行手数料無料・無制限
通常ポイント還元率1.0~1.5%

・与信枠:最大10億円
・国際ブランド:Visa(Visaタッチ決済対応)

freeeカード Unlimited|freee株式会社

freeeカード Unlimitedは、クラウド会計サービスのfreeeが提供する法人クレジットカードです。年会費や発行手数料がかからないため、会社を設立したばかりの経営者やあまりコストをかけたくない中小企業におすすめのカードです。

与信枠は最大1億円となっているため、広告やサーバなどの高額の支払いにも使用可能です。追加カードも100枚まで無料で発行することができ、それぞれのカードごとに上限額の変更や利用停止のON/OFF設定が可能です。

【基本情報】

年会費無料
追加カード発行手数料無料・100枚(2023年12月末まで)
通常ポイント還元率最大0.5%

・与信枠:最大1億円
・国際ブランド:Visa

バクラクビジネスカード|株式会社LayerX

バクラクビジネスカードは、支出管理サービス「バクラク」を運営する株式会社LayerXが2022年から提供している次世代の法人クレジットカードです。6000社以上に導入されています。

「バクラク」シリーズとの連携や、カード利用明細と証憑の紐付けが簡単にできるなど、経理業務の手間を削減できる機能が豊富に備わっているのが特徴です。

また、与信枠は1億円以上、初期費用・年会費も無料なので、出費の大きい新規参入企業などに使いやすいカードとなっています。カードごとの利用額制限機能も備わっています。

【基本情報】

年会費無料 ※一部機能は有料
通常ポイント還元率1.0〜2.0%

・与信枠:1億円以上
・国際ブランド:Visa(Visaタッチ決済対応)

付帯サービスが充実している従来のビジネスカード3選

NTTファイナンス Bizカード|NTTファイナンス株式会社

NTTファイナンス Bizカードは、ビジネスシーンで利用できる法人クレジットカードです。「ゴールド」と「レギュラー」の2つのラインナップがあります。レギュラーカードは年会費・追加カードともに無料となっているため、コストを抑えたい中小企業におすすめです。

付帯サービスが充実しているのが特徴で、レギュラーカードでも最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険があります。他にも、ガソリンスタンドやJR東海などのサービスをおトクに利用できます。

また、カード情報を入力するだけで「Amazon Business」アカウントを開設することができるため、あらゆる業種・組織規模のビジネス購買ニーズに対応できる購買サイトを簡単に開設することができます。

【基本情報】

ラインナップゴールドカードレギュラーカード
年会費11,000円無料
追加カード発行手数料2,200円/1枚無料
通常ポイント還元率1.0%1.0%

・与信枠:ゴールドカード100/150/200万、レギュラーカード40/60/80万
・国際ブランド:Visa(Visaタッチ決済対応)

JCB法人カード|株式会社ジェーシービー

JCB法人カードは、多様なビジネスシーンをサポートする中小企業向けのスタンダードな法人クレジットカードです。

追加カードの付帯やETCカードの複数枚発行など、ビジネス拡大時に役立つサービスが充実しています。また、カード決済を受け付けていない取引先でも利用可能な「請求書カード払い」や、業界初のサイバーリスク総合支援サービス・保険が付帯しているのが特徴です。

他にも、一般カードでも最高3,000万円の旅行傷害保険や、Amazonで1ポイントが3.5円分として還元されるなど、さまざまな付帯サービスが充実しています。

【基本情報】

ラインナップゴールドカード一般カード
年会費11,000円1,375円
追加カード発行手数料3,300円/1枚1,375円
通常ポイント還元率0.5%0.5%

・与信枠:ゴールドカード50~250万、一般カード10~100万
・国際ブランド:JCB

三井住友ビジネスカード|三井住友カード株式会社

三井住友ビジネスカードは、多様なビジネスシーンで活躍する中小企業向け法人クレジットカードです。経費精算の効率化、社員の購入管理、取引先の開拓など、あらゆる場面で会社のビジネスを力強くサポートしてくれます。

ラインナップは「プラチナ」「ゴールド」「クラシック」の3つが展開されています。支払いをカードに集約し、外部会計ソフトとAPI連携が可能なので、経費管理の効率化を実現できます。

【基本情報】

ラインナッププラチナゴールドクラシック
年会費55,000円11,000円1,375円
追加カード発行手数料3,300円/1枚3,300円/1枚1,375円/1枚
通常ポイント還元率1.0%0.7%0.5%

・与信枠:一律上限なし(利用頻度や実績に応じて変動)
・国際ブランド:VisaとMastercard

まとめ|に適したカードを選ぼう

コストを抑えつつビジネスを拡大したい中小企業やスタートアップにとって、法人クレジットカード選びは重要です。年会費や還元率だけでなく、不正防止機能や与信枠・付帯サービスの充実度などはカードによって大きく異なります。

そのため、「追加カードごとの利用額制限は必要か」「今後支出が大きくなる可能性があるか」など、自社の要件をきちんと整理した上でカードを選ぶと良いでしょう。