JCBプラチナ法人カードのメリット・デメリットを徹底解説|特典やメリットを徹底解説

JCBは日本発祥の国際ブランドで、国内普及率が高く利便性が高いことが特徴です。自社で法人向けのクレジットカードも発行しており、個人事業主の方から大企業まで、さまざまなビジネスシーンをサポートしています。
そのなかで、「JCBプラチナ法人カード」は、中小企業(従業員数50名未満)向けのハイグレードなクレジットカードです。
24時間対応のコンシェルジュサービスや、世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パス、手厚い旅行傷害保険など、ワンランク上のサービスが付帯している点が魅力です。
この記事では、JCBプラチナ法人カードの特典やメリットを徹底解説します。JCBプラチナ法人カードを実際に使っている利用者の口コミ・評判や、カードの申込方法、審査基準についても詳しく解説するので、カード選びの参考にしてください。
JCBプラチナ法人カードとは?|年会費・ポイント還元などの基本情報

「JCBプラチナ法人カード」は、中小企業やその従業員向けのプラチナクラスの法人クレジットカードで、ワンランク上の特典が魅力です。
24時間対応のコンシェルジュサービスや、世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パス、手厚い旅行傷害保険など、ビジネスシーンを支える充実した機能を備えています。
年会費は33,000円(税込)、追加カードは6,600円(税込)となっており、充実した特典を最大限活用すれば、それ以上の価値を十分に享受できるカードです。
国内外の出張や接待で快適な環境を求める法人経営者にとって、快適な移動環境とビジネスを支える特典を活用でき、頼れる選択肢となるでしょう。
・JCBプラチナ法人カードの基本情報
項目 | 内容 |
年会費 | 33,000円(税込) |
追加カード | 6,600円(税込) |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行可能枚数 | 複数枚 |
ポイント還元率 | 基本還元率 0.5%※年間利用額に応じて翌年のポイント付与率が最大1.7倍※優待店で利用すると最大ポイント21倍 |
利用限度額 可能枠 | 審査により設定(150万円〜) |
国際ブランド | JCB |
JCBプラチナ法人カードの特徴
JCBプラチナ法人カードは、経費決済の利便性とワンランク上のビジネスサポートを兼ね備えた法人カードです。
プラチナ・コンシェルジュデスク、プライオリティ・パス、充実した保険・補償など、経営者やその従業員にとって多くのメリットがあります。
出張時の快適な移動をサポート|プライオリティパス付帯
JCBプラチナ法人カードは、プライオリティ・パスが付帯し、世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できます。さらに、国内33空港+ホノルル国際空港のラウンジも無料で利用可能で、移動の待ち時間を快適に過ごせる環境が整っています。
また、海外・国内旅行傷害保険(最高1億円)が自動付帯し、万が一の事故や病気にも安心です。航空機遅延保険も備わっており、フライトの遅延による宿泊費や食事代の補償が受けられるため、移動中のリスクにも対応できます。
従業員カード・ETCカード複数枚発行可能
JCBプラチナ法人カードは、従業員カード・ETCカードを複数枚追加で発行することができます。これにより、従業員ごとの立替手間や経費の振り込み手数料を軽減し、経費管理を効率化することができます。
ETCカードの利用明細を一元管理できる「JCB E-Co明細サービス」も提供しており、走行日・利用区間・金額をインターネットで確認することも可能です。こうしたサービスは経費管理の効率化だけでなく、ガバナンスの向上にも役立ちます。
資金管理・キャッシュフローの改善
JCBプラチナ法人カードは、資金管理・キャッシュフローの改善にも役立ちます。JCB法人カード会員専用の無料資金管理サービス「Cashmap」を提供しており、複数の銀行口座や法人カード、請求書を一元管理でき、キャッシュフローの見通しを立てやすくなります。
また、クラウド会計ソフト(「弥生会計」「freee会計」など)と連携し、クレジットカードの利用明細を自動入力することもできます。ヒューマンエラーを防止し、経理業務の効率化を実現することが可能です。
コンシェルジュデスクや優待・福利厚生でビジネスをサポート
JCBプラチナ法人カードには、24時間対応のプラチナ・コンシェルジュデスクが付帯しており、出張時のホテル・航空券の手配などができます。さらに、対象レストランのコース料理が1名分無料になるサービスや、全国の提携ゴルフ場での予約や優待も利用できます。
また、福利厚生として「ドクターダイレクト24」の無料提供や「JCB GOLD Service Club Off」の優待特典も用意されており、社員の健康管理や接待時のコスト削減にも役立ちます。企業全体の業務効率と働きやすさを向上させるための、実用的なサービスが揃っています。
充実のセキュリティ|業界初のサイバーリスク保険付帯
JCBプラチナ法人カードには、業界初の「サイバーリスク保険」が標準付帯されています。ウイルス感染や不正アクセスによる業務停止の補償に加え、専用窓口でのセキュリティ相談が可能です。情報漏洩による損害賠償を最大100万円まで補償します。
また、不正利用を防ぐ仕組みも充実しています。第三者による不審な利用を素早く検知する「不正検知システム」や「本人認証サービス(3Dセキュア)」「カードご利用通知」により、ネットショッピング時やリアルタイムで取引を把握できるようになります。
JCB法人カード(一般・ゴールド・プラチナ)の違いとは
JCB法人カードには、一般カード・ゴールドカード・プラチナカードの3種類が提供されています。
カードのランクが上がるほど、年会費は高くなりますが、特典やサービスが充実します。それぞれの特典を比較し、自社のニーズに合ったカードを選ぶことが重要です。
JCB法人カード(一般・ゴールド・プラチナ)の比較表
まずは、JCB法人カード(一般・ゴールド・プラチナ)それぞれの違いを表で比較してみましょう。
項目 | JCB法人カード (一般) | JCBゴールド 法人カード | JCBプラチナ 法人カード |
年会費(税込) | 1,375円(Web申し込みで初年度無料) | 11,000円(Web申し込みで初年度無料) | 33,000円(税込) |
追加カード年会費(税込) | 1,375円 ※1枚目のカードの年会費が無料の場合、追加カードも無料 | 3,300円 ※1枚目のカードの年会費が無料の場合、追加カードも無料 | 6,600円(税込) |
付帯旅行保険 | なし | 海外最高1億円、国内最高5,000万円(利用付帯) | 海外・国内ともに最高1億円(自動付帯) |
空港ラウンジ | なし | 国内33空港+ホノルル空港のラウンジ無料 | 国内・海外のプライオリティ・パス対応ラウンジ無料 |
コンシェルジュサービス | なし | なし | 24時間対応のコンシェルジュデスク付き |
ポイント有効期限 | 2年間 | 3年間 | 5年間 |
その他の特典 | 特になし | JCBプレミアムサービス(優待割引など) | 一流ホテル・レストラン優待、グルメ・ゴルフ特典 |
JCBプラチナ法人カードと一般やゴールドカードの違い
JCBプラチナ法人カードは、ワンランク上のサービスを求める企業向け

JCBプラチナ法人カードは、出張や接待の多い企業に最適なハイグレードな法人カードです。
世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティ・パスが付帯し、国内33空港+ホノルル国際空港のラウンジも利用可能。さらに、海外・国内ともに最高1億円の旅行傷害保険が自動付帯しており、出張時の万が一のリスクにも備えられます。
また、一流ホテルやレストランの優待、グルメ・ゴルフ特典も充実。「グルメ・ベネフィット」を活用すると、対象レストランのコース料理が1名分無料になる特典を受けられるほか、24時間対応のコンシェルジュサービスが付帯しており、航空券やホテルの手配、レストランやゴルフ場の予約などをスムーズに依頼できます。
ポイントの有効期限も5年間と長く、計画的に活用しやすい点も魅力で、提供される特典を活用すれば十分に元が取れる内容となっており、ビジネスの効率と快適さを求める企業におすすめのカードです。
JCBゴールド法人カードは、出張や経費決済が多い企業におすすめ

JCBゴールド法人カードは、一般カードより年会費が高め(11,000円/税込)であるものの、初年度は無料で試せます。ただし、2年目以降も継続する場合は、特典をどれだけ活用できるかを見極める必要があります。
また、空港ラウンジの無料利用は国内のみとなっており、海外出張が多い企業にはやや物足りない点もあります。旅行保険は充実しているものの、利用付帯となるため、適用には事前のカード決済が必要です。
さらに、ポイントの有効期限は3年間と決まっているため、長期間貯め続けることは難しく、計画的な活用が求められます。
JCBゴールド法人カードは、コストとサービスのバランスを考えながら、自社の利用シーンに適しているかを検討することが重要です。
JCBゴールド法人カードの詳細を知りたい方は「JCBゴールド法人カードのメリット・デメリットを徹底解説|特典やメリットを徹底解説」もご参考ください
JCB法人カード(一般)は、コストを抑えたい企業向け
JCB法人カード(一般)は、年会費を抑えながら法人カードを導入したい企業向けの一枚です。年会費1,375円(税込)と手頃なため、導入コストを抑えたい企業に適しています。
しかし、旅行保険や空港ラウンジ特典が付帯しないため、出張が多い企業にはやや物足りない点もあります。また、ポイントの有効期限が2年間と短いため、計画的に交換しないと失効するリスクがあります。さらに、ゴールドカード以上のような経費管理やキャッシュフロー改善のサポート機能が少なく、決済枠も限られるため、大きな経費支払いが発生する企業には向いていません。
「まずは法人カードを導入したいが、最低限の機能があれば十分」という企業には適しているといえるでしょう。
JCBプラチナ法人カードの口コミ・評判
JCBプラチナ法人カードは、充実した特典と手厚いサポートが評価され、多くの経営者に選ばれています。
特に、コンシェルジュサービス、空港ラウンジ特典、旅行保険の充実度に満足する声が多い一方、年会費やポイント還元率に関する意見も見られます。
JCBプラチナ法人カードの口コミ・評判①:充実した付帯サービス
- 24時間対応のコンシェルジュサービスで、出張や接待の手配がスムーズ
- 世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジが無料で、海外出張時の快適性が向上
- 海外・国内旅行傷害保険(最高1億円)が付帯し、万が一のトラブルにも安心
JCBプラチナ法人カードの口コミ・評判②:旅行・接待のコスト削減
- グルメ・ベネフィットで対象レストランのコース料理が1名分無料
- 航空機遅延保険が付帯し、フライト遅延時の宿泊費や食事代を補償
- ショッピング保険(年間500万円)があり、高額な備品購入時も安心
JCBプラチナ法人カードの口コミ・評判③:経費管理・キャッシュフローの改善
- 追加カードの発行で、従業員ごとの経費を一元管理可能
- ETCカードも年会費無料で発行でき、高速道路利用の精算がスムーズ
- 会計ソフトとの連携により、カード利用明細を自動で取り込み可能
JCBプラチナ法人カードは、ビジネスの効率化や出張・接待の快適性向上を求める企業に高く評価されています。
JCBプラチナ法人カードの申請対象・カード発行までの流れ
JCBプラチナ法人カードは、Webから簡単に申し込みができ、審査通過後に発行される法人向けクレジットカードです。申し込みの流れを把握しておくことで、スムーズな手続きが可能になります。
JCBプラチナ法人カードの申し込み対象者
申し込み対象は、法人代表者または個人事業主(25歳以上)となっています。事業の規模に関わらず申し込み可能ですが、審査では法人の業績や代表者の信用情報が重視されるため、事前に確認しておくことが大切です。
なお、一般的な法人カードは18歳以上や20歳以上から申し込み可能なものが多いため、申し込みの際は対象年齢に注意してください。
JCBゴールド法人カードのカード発行までの流れ
JCBプラチナ法人カードの申し込みはWebで完結でき、手続きもシンプルです。通常、申し込みからカード到着までは2~3週間程度かかります。
まず、JCB公式サイトの申し込みフォームに必要事項を入力し、送信します。所要時間は約10分ほどで、簡単に手続きを進めることができます。申し込み後、数営業日以内に審査結果がメールで通知され、審査を通過するとJCBから入会申込書が郵送されます。
入会申込書が届いたら、必要事項を記入し、法人および代表者の本人確認書類を同封して返送します。その後、JCBで最終確認が行われ、必要に応じて電話での確認が入ることもあります。問題がなければカード発行手続きが進み、簡易書留で発送されるため、申し込みからカードの到着までは通常2~3週間程度を見込んでおくと良いでしょう。
JCBプラチナ法人カードの審査基準
JCBプラチナ法人カードの申し込みには、法人代表者または個人事業主(25歳以上)であることが条件となります。
審査では、企業の業績や代表者の信用情報が特に重視され、金融事故の履歴がないことが重要視されます。また、過度な借入がなければ、新設法人でも審査を通過できる可能性があります。
さらに、法人の規模よりも代表者個人の信用が重視されるケースもあり、申請前に自身の信用状況を確認しておくことが望ましいでしょう。
申し込みには、法人の登記簿謄本や印鑑証明書、代表者の運転免許証などの本人確認書類が必要です。決算書の提出は原則不要ですが、審査の状況によっては追加の書類を求められることもあります。
JCBプラチナ法人カードは、手厚い特典と高額な与信枠を備えたハイグレードな法人カードであるため、事前に信用情報を整え、必要書類を準備しておくことでスムーズな申し込みが可能になります。
JCBプラチナ法人カードを検討する際の注意点
他のカードと比べて年会費が高額
年会費は33,000円(税込)で、法人カードの中でも高めの設定となっています。ただし、プライオリティ・パスの付帯や24時間対応のコンシェルジュサービス、手厚い旅行保険など、ビジネスをサポートする特典が充実しています。
これらの特典を活用することで、コスト以上の価値を得られるケースも多いため、自社の利用スタイルに合っているかを確認し、費用対効果を見極めることが大切です。
海外利用時の使える店舗が少ない
国内ではJCBの加盟店が多く便利ですが、海外ではVisaやMastercardと比べて使えない店舗もあります。事前にJCBの海外サポートサービス「JCB PLAZA」などを活用し、利用可能な店舗を確認するのがおすすめです。
JCBプラチナ法人カードは、コンシェルジュや空港ラウンジ、手厚い保険など、ハイステータスなサービスを求める経営者に最適な1枚です。
年会費が高めではありますが、特典を活用すればコスト以上の価値を得られるでしょう。事前にメリット・デメリットを確認し、ビジネススタイルに合った活用方法を検討してください。
まとめ|JCBプラチナ法人カードはビジネスの質を高める一枚
JCBプラチナ法人カードは、充実した特典とハイグレードなサービスを備えた法人カードです。経費決済の効率化はもちろん、国内外の出張や接待の利便性を向上させたい企業に適した選択肢となります。
プライオリティ・パスによる空港ラウンジ無料利用や24時間対応のコンシェルジュサービスを活用すれば、移動の多いビジネスでも快適に対応可能。グルメ・ベネフィット(高級レストランのコース1名無料)や最高1億円の旅行保険など、ワンランク上の特典がビジネスを強力にサポートします。
追加カードの発行や会計ソフトとの連携による経費管理の効率化、ETCカード無料発行やショッピング保険の充実など、コスト削減と安全性の向上にも貢献。ビジネスの質を高め、より快適な環境を求める企業に最適な法人カードです。
ワンランク上のサービスでビジネスの質を高めたい企業は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。