【最新】法人カード即日発行は本当に可能?審査から発行までの流れを解説

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法人カードを即日発行できると、現金が少ないときに急な支払いが発生しても間に合います。ただし、法人カードは審査内容が複雑で、提出書類も多いため、即日発行が難しい可能性があります。
できるだけ早く法人カードを発行したいならば、短期間で発行できるカードを把握することが重要です。
本記事では、比較的短い期間で発行できる法人カードやその特徴、審査の流れなどを紹介します。
ぜひ短期間で審査に通過しやすい法人カードをチェックしてみてください。
即日発行できる法人カードは存在する?
前提として、即日発行できる法人カードは一部の例外を除いてほとんど存在しないというのが回答になります。
カード会社によって異なりますが、法人カードの多くは申し込みから発行までにかかる期間は1〜3週間ほどが一般的になります。
そのため、急な支払いが生じたときに、希望の法人カードを申し込んでも、間に合わない可能性があります。法人カードを発行するときは、余裕を持って申し込むことが大切です。
一部のカードに関しては最短での発行も可能のため、本記事の後半ではおすすめカードもご紹介致します。
法人カードの平均審査期間
法人カードの平均審査期間は2週間ほどで、審査の比較的早いもので1〜3日となるでしょう。大企業向けの高額限度額カードや手厚い付帯サービスがついている法人カードの場合、審査の項目が多く1ヶ月ほどかかる場合があります。
ただし、申込者のクレジットヒストリーや会社の財務・経営状況・規模により、同じ法人カードでも審査期間は異なります。また、同程度のサービスが付帯している法人カードでも、発行会社によって審査期間には差異があります。
法人カードの即日発行が難しい理由
法人カードの即日発行が難しい理由は、主に以下の3つです。
審査内容の複雑さ
法人カードの審査は複雑なため、即日発行が難しいとされています。以下は、法人カードと個人カードの審査内容の比較です。
カードの種類 | 審査内容 |
法人カード | ・会社の財務状況・会社の経営状況・事業規模・資本金/支払い能力・事業の継続年数・代表者の信用情報 |
個人カード | ・申込者の信用情報・申込者の属性(職業/年収/家族構成など) |
法人カードは、個人カードより利用限度額が高くなりやすいため、審査項目が多くなるのが一般的です。また、審査が厳格なため即日発行が難しい傾向にあります。
必要な提出書類が多い
法人カードの審査では必要な提出書類が多いため、即日発行が難しいとされています。主に以下の書類の提出が必要です。
・法人印
・決算書
・登記簿謄本
・事業計画書
・代表者の本人確認書類
・法人または個人口座の情報
法人カードは個人カードに比べて、厳正な審査を行うため、必要書類の精査を1日で完了させられない可能性があります。そのため、法人カードは即日発行が難しく、審査だけで1週間ほどかかることが一般的です。
法人の口座が必要となるケースが多い
法人カードの審査では、法人口座が必要になるケースがあります。
個人事業主だと法人口座がないため、法人登記をして口座を開設してから、審査に挑まなければなりません。なお、個人口座を登録できる法人カードもあります。
ただし、法人口座が必要な場合には、個人事業主にとっては即日発行が難しいといえるでしょう。
比較的短い期間で発行できるカードの特徴
法人カードを即日発行することは難しく、1週間ほどの審査期間を要するのが一般的です。ただし、比較的短い期間で発行できる法人カードもあり、その特徴には以下の4つが挙げられます。
・カード自体のランクが高くない
・個人事業主も発行対象
・必要書類が少ない
・Web上での申し込みができる
法人プラチナカードや法人ゴールドカードなどは、発行までの期間が長く、一般の法人カードは比較的短い傾向にあります。
また、個人事業主も対象の法人カードは、必要書類が少なく、オンライン申し込みが可能なケースもあり、審査が複雑化されていないのが特徴になります。
最短でカード発行できるメリット
法人カードを最短で発行できると、以下のメリットがあります。
経費精算の効率化
法人カードを最短で発行すると、予算を超えた急な支払いもカード決済できます。法人カードで支払うと、アプリで決済履歴を確認できたり、会計アプリと連携できたりするため、経費精算が効率化されます。
また、個人と法人カードを使い分けると、プライベートの支出と経費を管理しやすくなるでしょう。さらに、法人と個人口座のどちらで引き落とすか選択できる法人カードもあり、仕訳作業を効率的に行えます。
ビジネスチャンスの拡大
法人カードを最短で発行できると、所有者だけのコミュニティに加入でき、ビジネスチャンスの拡大につながります。たとえば、アメックスには「ビジネス・マッチング」があります。専用のプラットフォームや、オフラインのイベントなどがあり、他の会員にアプローチできるようになるでしょう。
また、法人カードは、個人カードに比べて利用限度額が高い傾向にあるため、額面の大きな支払いにも対応できます。その結果、ビジネスチャンスをつかむ確率が向上するでしょう。
資金繰りの安定化
法人カードで決済すると、支払い時期を1ヶ月遅らせられるため、キャッシュフローが安定します。また、分割払いにすると、予算に合わせて毎月の支払額を調整可能です。
個人カードで決済できないほど高額な支払いを現金ですると、事業の運転資金がショートする恐れがあります。しかし、法人カードだと支払いを調整できるため、財務状況の安定化を狙えるでしょう。
審査期間が比較的短いカード7選
本章では、審査期間が比較的短いカードを7つ紹介します。
UPSIDER
UPSIDERは、導入企業60,000社、累計決済額4,500億円以上を誇る法人カードです。2022年グロース市場の上場企業の20%以上が利用しています。
限度額が最大10億円で、決済履歴が翌月1日に会計ソフトに自動反映される機能があります。Web上の手続きで申し込みが完了し、即日発行が可能です。
<概要>
・限度額最大10億円の法人カード
・追加カードは何枚でも発行可能
・年会費とカードの発行手数料が無料
<特徴>
・利用先を限定でき、不正利用を極力排除可能
・翌月1日に会計ソフトに決済データが自動反映
・日次/月次/取引ごとの上限金額や通貨、利用期間を設定
・電子帳簿保存法やインボイス制度に対応しているかを自動判定
<基本情報>
年会費 | 無料 |
審査期間 | 最短即日 |
国際ブランド | VISA |
追加カード | 無制限 |
ポイント還元率 | 1% |
限度額 | 最大10億円 |
申し込み条件 | 法人の代表者 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カードは、初年度の年会費が無料になる法人カードです。会社登記簿がなくても個人与信で審査されるため、個人事業主でも発行できます。
申し込みから発行までは最短3営業日です。法人カードのなかでも審査期間は比較的短いといえるでしょう。
<概要>
・初年度無料で利用可能
・個人事業主でも発行しやすい
・ステータス性がある法人プラチナカード
<特徴>
・専用コンシェルジュ特典が付帯
・海外/国内旅行傷害保険は最大1億円まで補償
・プライオリティ・パスや高級ホテルの優待などが付帯
<基本情報>
年会費 | 初年度無料2年目以降:22,000円(税込) |
審査期間 | 最短3営業日 |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
追加カード | 最大9枚年会費:3,300円(税込) |
ポイント還元率 | 最大1.125% |
限度額 | 950万円 |
申し込み条件 | 個人事業主・経営者安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生・未成年を除く) |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードは以下の記事も参考にしてみて下さい。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードとは?限度額・審査・特徴を紹介!
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、申し込み時に登記謄本や決算書が不要の法人カードです。
Web上で申し込みが完了するため、最短3営業日で発行されます。年会費無料で申し込みに安定した収入や社会的な信用などの条件がないため、独立したばかりの個人事業主にも最適です。
<概要>
・永久不滅ポイントの還元率が高い
・個人事業主やフリーランスにおすすめ
・年会費無料でコスパのよい法人カード
<特徴>
・支払いサイクルが最長56日
・特定の加盟店での利用でポイント4倍
・引き落とし口座を個人・法人で選択可能
・レンタルサーバーや会計ソフトがお得に利用可能
<基本情報>
年会費 | 無料 |
審査期間 | 最短3営業日 |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス |
追加カード | 最大9枚年会費:無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
限度額 | 30〜500万円 |
申し込み条件 | 個人事業主またはフリーランス、経営者の方(高校生を除く) |
JCB Biz ONE 一般カード
JCB Biz ONE 一般カードは、ポイント還元率が常に2倍(1,000円 = 2ポイント)になる法人カードです。法人の本人確認書類が不要で、Web上からの申し込み(モバ即)をすると、最短5分でカード番号が発行されます。
このため、プラスチックカードが届く前にネットや店舗で利用可能です(個人口座のみ)。年会費無料なので、金銭的な負担なく使い続けられます。
<概要>
・いつでもどこでもポイント2倍
・最短5分でカード番号を発行可能
・追加カードなしのため個人事業主向け
<特徴>
・優待店での利用でポイント最大21倍
・24時間365日体制で不正利用をチェック
・会計ソフトとの連携により経理処理が効率化
<基本情報>
年会費 | 無料 |
審査期間 | 最短5分 |
国際ブランド | JCB |
追加カード | なし |
ポイント還元率 | 1% |
限度額 | 10〜500万円 |
申し込み条件 | 18歳以上法人の代表者または個人事業主 |
JCB Biz ONE ゴールドカード
JCB Biz ONE ゴールドカードは、年間利用額100万円以上で翌年度の年会費が無料になる法人ゴールドカードです。Web上からのお申し込みだと、最短5分でカード番号が発行されます(個人口座のみ)。
空港ラウンジ無料利用や人間ドックの優待利用などのゴールドカードらしい特典も付帯しています。
<概要>
・いつでもどこでもポイント2倍
・年会費初年度無料、条件達成で翌年度も無料
・低コスト・高ステータスの法人ゴールドカード
<特徴>
・最短5分で即時発行が可能
・優待店での利用でポイント最大21倍
・会計ソフトとの連携により経理処理の効率化が可能
・国内主要空港およびホノルルにある空港ラウンジの無料利用
<基本情報>
年会費 | 5,500円 初年度:無料 年間100万円以上の利用で翌年度無料 |
審査期間 | 最短5分 |
国際ブランド | JCB |
追加カード | なし |
ポイント還元率 | 1% |
限度額 | 50〜500万円 |
申し込み条件 | 20歳以上法人代表者または個人事業主 |
三井住友カード ビジネスオーナーズ
三井住友カード ビジネスオーナーズは、決算表や登記謄本が不要のため、スタートアップや個人事業主でも申し込みできる法人カードです。
三井住友カード ビジネスオーナーズは最短3営業日で審査が完了します。年会費が永年無料のため、金銭的な負担なく所持できるでしょう。ビジネス向けのサポートも多くあるため、非常にお得な法人カードです。
<概要>
・最短3営業日で審査が完了
・ナンバーレスカードで盗み見を防止
・スタートアップや個人事業主に最適な法人カード
・利用状況に応じて法人カードのランクアップが可能
<特徴>
・決済口座を柔軟に設定可能
・個人カードとの2枚持ちで最大ポイント1.5%還元
・出張/旅行時に最大2,000万円の旅行傷害保険が付帯
・「請求書支払い代行サービス」で請求書のお支払いも可能
<基本情報>
年会費 | 無料 |
審査期間 | 最短3営業日 |
国際ブランド | VISAMasterCard |
追加カード | 18枚まで発行可 年会費:無料 |
ポイント還元率 | 0.5〜1.5% |
限度額 | 500万円 |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生は除く)中小企業代表者もしくは個人事業主 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカードは以下の記事も参考にしてみて下さい。
三井住友カードビジネスオーナーズを徹底解説!限度額・審査・特徴を紹介
三井住友カード ビジネスオーナーズゴールド
三井住友カード ビジネスオーナーズゴールドは、100万円以上の利用で翌年度以降の年会費が無料になる法人ゴールドカードです。申し込みに決算表や登記謄本は提出不要で、最短3営業日で発行されます。
ポイント還元率1.5%で、限度額が最大500万円もあるため、お得に使うことが可能です。審査が厳しい銀行系ゴールドカードで、ステータス性もありますが、個人事業主でも所有しやすい法人ゴールドカードです。
<概要>
・ナンバーレスカードで盗み見を防止
・法人ゴールドカードらしい豪華特典が多数
・年間100万円以上の利用で年会費が永年無料
<特徴>
・100万円以上の利用で毎年10,000ポイント還元
・個人カードとの2枚持ちで最大ポイント1.5%還元
・出張/旅行時に最大2,000万円の旅行傷害保険が付帯
・「請求書支払い代行サービス」で請求書のお支払いも可能
・国内主要空港およびホノルルにある空港ラウンジの無料利用
<基本情報>
年会費 | 5,500円(税込) 年間100万円以上の利用で翌年度以降の永年無料 |
審査期間 | 最短3営業日 |
国際ブランド | VISAMasterCard |
追加カード | 18枚まで発行可 年会費:無料 |
ポイント還元率 | 0.5〜1.5% |
限度額 | 500万円 |
申し込み条件 | 18歳以上(高校生は除く)中小企業代表者もしくは個人事業主 |
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドは以下の記事も参考にしてみて下さい。
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールドとは?特徴やメリット、注意点を徹底解説
法人カード発行時の審査の流れ
法人カード発行時の審査の流れを把握すると、スムーズに手続きできるでしょう。本章では、審査の流れと必要書類を解説します。何を準備するかがわかっていると、法人カードを急いで発行したい場合でも、余裕を持って対応できます。
審査の流れ
法人カードの審査の流れは公開されていません。発行会社ごとに審査内容や基準が定められているため、その流れも異なります。
ただし、一般的な審査内容は、会社の経営状況や財務状況、事業規模、代表者個人の信用情報などです。これらの情報をもとに発行会社が、法人カードの発行可否を判断します。
なお、法人カードに申し込んでから発行までの流れは、以下の通りです。
- オンライン申し込み
- 必要書類の提出
- 審査
- 合否通知
- 法人カードの発行
- 指定の住所に郵送
必要書類
法人カードの申し込みに必要な書類は、発行会社によって異なります。一般的な必要書類は、主に以下の5つです。
・法人印
・決算書
・登記簿謄本
・事業計画書
・代表者の本人確認書類
・法人または個人口座の情報
法人カードの発行会社は、会社の財務状況や経営状況を確認する必要があります。そのため、決算書や登記簿謄本などの情報が求められるケースがほとんどです。
ただし、個人事業主向けや即日発行が可能な法人カードだと、登記簿謄本や決算書の提出が不要になる場合があります。
まとめ
本記事では、比較的短い期間で発行できる法人カードを7枚紹介しました。
審査期間が短い法人カードを発行すると、急な支払いでもカード決済できる場合があります。法人カードで決済できると引き落としを後ろ倒しにできるため、キャッシュフローが改善されやすく、経営状態の健全化につながります。
ただし、即日発行の可否だけで申し込むのではなく、特典や機能などを把握して、自分にあった法人カードを選ぶことが大切です。ぜひ本記事で紹介した法人カードをチェックして、ご自身にあった1枚をご検討ください。
比較的発行しやすい年会費無料の法人カードは以下の記事も参考にしてみて下さい
【最新版】年会費無料の法人カード徹底比較!ポイント還元率や特徴などご紹介