JCB Biz ONE一般/ゴールドの年会費を解説|特典・サービスの違いについても紹介

JCB Biz ONEは、日本発の国際ブランド「JCB」が提供する法人・個人事業主向けのビジネスカードです。
一般カードは年会費は永年無料でポイント還元率が1.0%〜10.50%と高く、経費管理の効率化やキャッシュフローの改善をサポートする機能が充実しています。
一方、ゴールドカードは5,500円の年会費がかかりますが、空港ラウンジサービスやショッピングガード保険など、一般カードにはない特典内容がついています。
そんなJCB Biz ONEカードですが、それぞれ年会費がいくらか気になる方もいるのではないでしょうか?また、カードごとの特典の違いについても気になる方もいるでしょう。
そこで本記事では、JCB Biz ONE一般/ゴールドの年会費、特典の違いについて詳しく解説します。
JCB Biz ONEとは|年会費・ポイント還元率などの基本情報

JCB Biz ONEカードは、法人や個人事業主向けのビジネスカードで、一般とゴールドの2種類があります。
一般カードは年会費が永年無料で、ポイント還元率が1.0%〜と高めです。「コストをかけずに経費をカード払いにまとめたい」個人事業主やフリーランスの方におすすめです。
一方、ゴールドカードは5,500円かかりますが、初年度は無料で利用が可能です。年間利用額が100万円以上なら翌年も年会費無料で利用できるのが特徴です。
空港ラウンジの利用や24時間の健康相談、人間ドックの優待などが付帯しているのも魅力になります。出張が多い方や手厚い特典を求める経営者の方はJCB Biz ONE ゴールドがおすすめです。
JCB Biz ONE 一般とゴールドカード基本情報
一般 | ゴールド | |
年会費 | 永年無料 | 5,500円(税込) |
国際ブランド | JCB | |
ポイント還元率 | 1.0%〜10.50% | |
追加カード | 不可(カードの利用者は代表者1名のみ) | |
利用枠 | 10万~500万円 | 50万~500万円 |
申し込み条件 | 法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業を含む)※18歳以上 | 法人代表者または個人事業主(フリーランス・副業を含む)※20歳以上 |
付帯保険 | なし | ショッピングガード保険 <海外>最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円) <国内>最高500万円(1事故につき自己負担額3,000円) |
その他付帯特典 | なし | 空港ラウンジサービス 人間ドック 健康相談 スマートフォン保険 サイバーリスク保険 |
JCB Biz ONEに関する記事は以下もおすすめです。
・JCB Biz ONE 一般を徹底解説|年会費やポイント還元率など
・JCB Biz ONE ゴールドを徹底解説|年会費やポイント還元率など
JCB Biz ONEの年会費
JCB Biz ONEの年会費は、一般カードとゴールドカードで異なります。一般カードは年会費が永年無料で、コストを抑えて利用したい個人事業主やフリーランスの方に最適です。
一方、ゴールドカードは年会費が5,500円(税込)です。初年度は無料で、年間利用額が100万円(税込)以上なら翌年度も無料になります。ゴールドカードの中では、カード保有の維持コストが低いという点は魅力と言えるでしょう。
JCB Biz ONEとJCB法人カードの年会費の違い
JCB法人カードとは、日本のクレジットカード会社であるJCB(株式会社ジェーシービー)が発行する、法人向けのクレジットカードの券種です。
JCB Biz ONEと同様、どちらもビジネス用途で使えるクレジットカードですが、それぞれ年会費に大きな違いがあります。
項目 | JCB Biz ONE 一般 | JCB Biz ONE ゴールド | JCB一般法人カード | JCBゴールド法人カード |
年会費(税込) | 無料 | 5,500円 | 1,375円 | 11,000円 |
初年度無料 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
条件付き無料(翌年度) | ◯ | 年間100万円以上の利用で無料 | × | × |
JCB Biz ONEの一般カードは年会費が永年無料で、ゴールドカードも条件を満たせば無料で活用できます。一方、JCB一般法人カードは1,375円、JCBゴールド法人カードでは11,000円の年会費がかかります。
JCB Biz ONEカードは無料で使えるだけでなく、個人事業主の屋号名義でも作成可能であるため、法人化前の事業者やフリーランスの方におすすめです。
一方、JCB法人カードには旅行傷害保険や空港ラウンジの利用などが特典で付帯しており、出張や接待などが多く現金管理や領収書の整理にかかる手間を減らしたい経営者におすすめなカードと言えます。
JCB Biz ONE一般とゴールドの年会費以外の違い
JCB Biz ONE一般とゴールドは、年会費以外にも違いがあります。ここからは、具体的な違いについて詳しく解説します。
プレミアムサービス
JCB Biz ONEカードには「一般」と「ゴールド」でプレミアムサービスに大きな違いがあります。
一般カードは年会費無料で基本的な機能のみですが、ゴールドカードは年会費5,500円(税込・条件付きで無料)で、空港ラウンジ、医療相談、人間ドック優待、ショッピング保険(年間最高500万円)、サイバーリスク・スマホ保険などが付帯しております。
特にゴールドは、接待や海外旅行時などに使える特典が豊富であるため、接待や出張の機会が多い人におすすめです。反対に、付帯サービスにこだわりがなくコストを抑えたい人はJCB Biz ONEの一般カードが良いでしょう。
付帯保険
JCB Biz ONE一般カードにはスマートフォン保険は付帯していませんが、ゴールドカードにはディスプレイ破損に対する年間最大5万円の補償が付きます。
対象は購入から24ヵ月以内の端末で、保険適用には通信料をゴールドカードで3ヵ月連続で支払っていることが必要です。修理費用が1万円を超えた場合に適用され、1万円の自己負担があります。スマホの万一に備えたい方はゴールドカードが安心です。
また、企業がサイバー攻撃を受けた際に発生する損害や費用を補償するサイバーリスク保険も付帯しており、情報漏えいによる損害賠償責任やシステム復旧などに伴う損害を一定の範囲で補償します。補償額は最大75万円です。
他にも、ゴールドカードではカードを利用して購入した商品に対して、一定期間内に偶発的な事故(破損・盗難など)が発生した場合に補償されるショッピング保険が付帯しています。補償期間は購入日から90日間、補償限度額は年間最大500万円です。
JCB Biz ONEの申請対象・カード発行までの流れ
ここからは、JCB Biz ONEの申請条件やカード発行までの流れについて解説します。
JCB Biz ONEの申込み条件
JCB Biz ONEカードは、個人事業主や中小企業の代表者向けに設計された法人カードです。申し込み条件は、法人代表者または個人事業主となりますが、フリーランスの方や副業の方なども申し込みができます。
使用者に関する年齢制限も設けられており、一般カードは18歳以上、ゴールドカードは20歳以上が申込の対象者です。
JCB Biz ONEの発行までの流れ
JCB Biz ONEを発行する場合、まずはインターネットの入会申込画面にログインをして必要情報を入力します。
金融機関のサイトからお支払い口座の設定を行ってください。設置完了後、登録のメールアドレスに受付完了メールが届き、その後審査が入ります。
審査完了後、登録のメールアドレスに審査結果がきます。MyJCBアプリでカード情報を確認し、申し込みから1週間程度でカード発行が完了です。
JCB Biz ONEの審査について詳しく知りたい方は以下をご参考下さい。
JCB Biz ONEの審査基準とは?審査落ちの原因と対策をご紹介!
JCB Biz ONE以外で年会費が無料な法人・ビジネスカード
最後に、JCB Biz ONE以外で年会費が無料な法人・ビジネスカードを3つご紹介します。
UPSIDER|年会費無料で最大10億円の与信枠

年会費 | 無料 |
国際ブランド | Visa |
追加カード | 無料発行制限数も無制限 |
ポイント還元率 | 1.0~1.5% |
限度額 | 最大10億円 |
申し込み条件 | 法人のみ(個人事業主は不可) |
UPSIDER(アップサイダー)法人カードは、株式会社UPSIDERが提供する、スタートアップや中小企業向けの高機能な法人カードです。
年会費・発行手数料が無料で、リアルカードとバーチャルカードを無制限に発行可能です。独自のAI与信モデルにより、最大10億円超の利用限度額を実現しています。
カードごとに利用先や金額上限を細かく設定でき、不正利用防止にも優れています。また、freeeやマネーフォワードなど主要な会計ソフトと連携し、経理業務の効率化をサポートします。
ポイント還元率は1.0%〜1.5%で、広告費などの高額決済にも対応。上場を目指す企業や成長志向の高い法人に特に適したカードです。
UPSIDERについて詳しく知りたい方は以下もご参考下さい。
UPSIDER(アップサイダー)法人カードとは?|特徴や人気の理由を徹底解説
三井住友カード ビジネスオーナーズ|個人事業主の最初の1枚に最適

年会費 | 永年無料 |
審査期間 | 最短3営業日でカード発行が可能。 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
追加カード | 18枚まで発行可能(永年無料) |
ポイント還元率 | 0.5% ※最大1.5%還元 ※対象の個人カードとの2枚持ちが条件 |
限度額 | ~500万円 ※所定の審査がございます。 |
申し込み条件 | 満18歳以上(高校生は除く)の法人代表者、個人事業主(副業、フリーランスを含む) |
三井住友カード ビジネスオーナーズは、法人代表者や個人事業主(副業・フリーランスを含む)向けのビジネスカードです。
年会費は永年無料で、カード番号が印字されていないナンバーレス仕様となっており、セキュリティ面でも安心できます。
利用限度額は最大500万円で、追加カードも18枚まで無料で発行可能です。
また、対象の三井住友カードと2枚持ちすることで、特定の利用分に対して最大1.5%のポイント還元が受けられます。審査は代表者個人の情報を基に行われるため、開業間もない方でも申し込みやすい点が特徴です。
三井住友カード ビジネスオーナーズについて詳しく知りたい方は以下をご参考下さい。
三井住友カード ビジネスオーナーズを徹底解説!限度額・審査・特徴を紹介
セゾンコバルトビジネスアメリカン・エキスプレスカード|ビジネスに特化した優待が豊富

年会費 | 永年無料 |
審査期間 | 最短3営業日でカード発行が可能。 |
国際ブランド | American Express |
追加カード | 最大9枚まで年会費無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~2.0% |
限度額 | 30万円~500万円 |
申し込み条件 | 個人事業主、フリーランス、経営者(高校生を除く) |
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、個人事業主やフリーランス向けに設計された年会費無料のビジネスカードです。
広告費や通信費など、特定のビジネス関連サービス(例:AWS、マネーフォワード、クラウドワークスなど)での利用時には、通常の4倍(還元率2%)の永久不滅ポイントが付与されます。
追加カードは最大9枚まで無料で発行可能で、経費管理の効率化に寄与します。
また、登記簿謄本や決算書の提出が不要で、個人名義または法人名義の口座からの引き落としに対応しており、開業間もない事業者にも利用しやすい設計となっているのも魅力です。
セゾン・コバルト・ビジネス・アメックスカードについて詳しく知りたい方は以下をご参考下さい。
セゾン・コバルト・ビジネス・アメックスカードを徹底解説|年会費やポイント還元率など
まとめ|JCB Biz ONEの年会費を確認して最適なカードを利用しよう
JCB Biz ONEは、個人事業主やフリーランス向けに設計されたビジネスカードで、一般カードであれば年会費が無料です。
クラウド会計ソフトとの連携により、経費精算や会計処理の効率化が図れますし、ポイント還元率が1.0%〜と高めです。
ゴールドカードは5,500円かかりますが、初年度は無料で使えますし、年間利用額が100万円(税込)以上であれば翌年も無料で使えます。
これから個人事業主として開業したい人はもちろん、「固定費を抑えつつも、経費の一部をポイントで還元したい」と考える人にもおすすめ出来るカードです。