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freeeカード unlimitedの審査基準とは?審査落ちの原因や対策を紹介

スタートアップ企業などを中心に利用している事業者が多い会計ソフト「freee会計」。その運営会社のfreeeが法人向けに発行しているのが、freeeカード unlimitedです。

カードを申し込む際に「審査に通るか不安」、「申請しても審査落ちてしまうのでは?」と感じていませんか?

freeeカード unlimitedでは、freee会計のデータを元にした独自の分析モデルを使った審査があるなど、他の法人カードとは異なる審査基準があると言われており、気になる方も多いでしょう。

そこで、この記事ではfreeeカード Unlimitedの基本情報や申請手順、審査基準などについて解説いたします。

freeeカード Unlimitedとは

freeeカード Unlimitedは、経理・人事労務分野のクラウドソフト「freee会計」を運営するfreee株式会社が発行する法人カードです。創業期のスタートアップや中小企業などが多く利用しています。

年会費も発行手数料も無料なので、創業直後の企業やコストを抑えたい中小企業でも導入しやすい点が魅力です。

freee会計を導入している場合は、即時連携で最短数秒でカード利用の明細を同期できます。また同様に他の会計ソフトを使用している場合にも連携が可能です。

領収書とカード明細を自動で紐付するので、経理業務のタイムラグがなく、月次決算がスムーズになります。

バーチャルカードの発行もでき、物理カードとともに発行枚数は無制限です。また、カードごとの利用上限額設定や利用停止をWeb上で処理できるので、社員が持つカードの管理がスムーズになります。

申し込みはオンラインで完結し、freeeアカウントと代表者の本人確認書類があれば手続き可能です。法人経営者にとって、コストメリットと業務効率化を両立できるカードと言えるでしょう。

年会費無料
追加カード無制限(バーチャルカード含む)
ETCカード発行不可
ポイント還元率0.5%
利用限度額最大5億円
国際ブランドVisa


詳細は「freeeカード Unlimitedを徹底解説|使い方・評判からメリット・デメリットも紹介」をご覧ください。


freeeカード Unlimitedの申請条件

freeeカード Unlimitedの申請をするためには、法人格であることが必要です。設立登記のある法人が対象で、個人事業主やフリーランス、任意団体や法人格のない社団などは対象外です。

以前はfreee会計を利用していることが条件でしたが、2024年9月にfreee会計ユーザー以外も申し込みが可能になりました。freee会計を利用している場合は、申請時にfreee会計のログインが必須になります。

代表者で口座閲覧権限を持つ人が申請可能です。

freeeカード Unlimitedの審査期間

freeeカード UnlimitedはWeb申し込みをした後、最短3時間でバーチャルカードが発行されます。物理カードも最短1週間程度で届きます。

freee会計を利用していない場合の審査期間については公式に明言されていませんが、一般的に法人カード審査は1週間程度かかります。

一般的に法人カードの審査には、通常1週間から10日程度かかることが多いですが、freee会計利用者の場合は、freee会計の利用状況を参照することで、財務情報やカードの利用実績を基に審査されるため、審査期間が大幅に短縮されています。

freeeカード Unlimitedの申請手順

ここではfreeeカード Unlimitedの申し込み方法と必要書類について解説します。

申し込み方法

申し込み方法は以下の通りです。

①webから申し込み
必要情報を入力して最短5分で完了

②審査・カード発行
入力されたデータとfreee会計のデータ(freee会計利用者のみ)から発行を審査

③利用開始
代表者が申し込みの場合、申請後最短3時間でバーチャルカードが利用可能

freee会計利用者の場合は、審査が最短3時間とかなり早いのが利点です。シンプルに情報を入力するだけでスムーズに申請できます。

必要書類

必要書類は以下の通りです。

①カードの管理者情報(本人確認書類)
運転免許証、日本国パスポート(2020年2月4日より前の住所記載のあるもの)、マイナンバーカード(表面)、住民基本台帳カードなど
※代表権をない人がカード責任者とする場合は、委任状が必要

②法人の情報
企業名、電話番号、住所、事業内容、法人番号、代表取締役社長の氏名と生年月日
※基本的に現在事項全部証明書や履歴事項全部証明書の提出は不要

③引き落とし口座の情報

④実質的支配者の情報
※「実質的支配者」とは法人の事業経営を支配する可能性のある個人や法人のこと

freeeカード Unlimitedの審査基準

freeeカード Unlimitedの審査基準は公式に明言されていませんが一般的な法人カード同様、事業収入や借入状況、クレジットヒストリーから審査されると考えられます。それぞれ詳細を見ていきましょう。

経営・事業実績

設立年数や事業活動の実績などが審査において大きな評価対象になります。黒字が継続している企業や、安定したビジネス基盤を持っていれば、事業運営している法人の信用度が上がるでしょう。

freeeカード Unlimitedは、設立年数が長くない企業や小規模の企業でも審査が通る場合があります。創業期のスタートアップ企業向けのカードで、その後、他の法人にも利用拡大された経緯があるため、設立年数が少なくても発行できる可能性が高いとされています。

財務状況

事業の財務状況は重要な評価対象です。申請時に決算書などの書類提出は不要ですが、freee会計利用者の場合は、freee会計のデータを通じて事業の財務状況を審査しています。

freee会計を利用する約45万の事業所の財務データを保有しているため、独自モデルで分析が可能です。その分析モデルを基に審査されると言われています。

クレジットヒストリー

事業の安定性を推し量るため、会社の財務状況に加えて、代表個人の過去のクレジットカード利用状況(クレジットヒストリー)も審査に間接的な影響を与える可能性があります。

一般的に法人カード申請の場合は、法人名義で利用したクレジットカードやローンの利用履歴、代表個人の信用情報についても審査対象になることが多いです。

freeeカード Unlimitedの審査落ち原因

freee会計のデータから、独自の審査基準や分析モデルがあると言われているfreeeカード Unlimitedですが、カードの審査に落ちる場合、どんな原因があるのでしょうか。

大きな原因と考えられる財務状況の課題のほかにも、審査に影響を与える要素があります。

申込条件を満たしていない

freeeカード Unlimitedの申し込み対象は、法人です。個人事業主やフリーランスは申し込めません。個人事業主向けのfreeeカードが別途あります。

自社が条件を満たしているか確認した上で申込しましょう。

経営・財務状況に課題がある

法人カードの審査で重要視されるのは、事業の持続性と支払い能力です。それらを事業実績や財務状況などから審査します。

freeeカード Unlimitedは、独自のモデルで分析・審査していると言われています。一概に赤字があると審査が落ちるとは限りませんが、赤字が長く続いている、大きな借り入れがあるなどで事業継続が難しいと考えられる場合は審査が通らない可能性が高いです。

代表者の信用状態に問題ある

カード申し込みの際、代表者の信用情報は提出しません。そのため、代表者の信用情報はあまり影響しない可能性もあります。

しかし、代表個人であまりに大きな借り入れがあるなどの場合は審査に影響する可能性があります。必要ならば、代表個人のクレジットヒストリーを見直しておきましょう。

過去6ヶ月以内審査に落ちたことがある

過去6ヶ月以内にカード申し込みをして審査に落ちたことがある場合は、審査に通らない可能性が高いです。

借り入れや支払い延滞などの信用情報は、信用情報機関に6ヶ月ほど保管されます。freeeカード Unlimitedは、freee会計のデータを基に独自のモデルで審査していると言われていますが、信用情報を参考にしないというわけではありませんので注意が必要です。

freeeカード Unlimitedの審査落ち対策

freeeカード Unlimitedの審査に落ちないようにするにはどんな対策ができるでしょうか。利用条件を満たした上で申し込み、財務や信用情報の改善が必要になります。

経営基盤の改善

審査に落ちないための対策で最重要ポイントは、財務状況を改善することです。freee会計利用者の場合は、会計ソフトに入力している収支や財務データはそのまま審査対象になります。

コストを見直したり、新たな利益を確保するなど安定して事業継続できるように改善し、会社の組織体制、財務状況、事業構造など経営基盤をテコ入れすることが重要です。

個人の信用力の改善

申請時に代表個人の情報を提出しないとはいえ、代表個人の信用情報も大切です。信用力を改善することで、法人自体の信用度を上げることができます。

新たな借り入れを抑えたり、返済を重ねていくなど、クレジットヒストリーをクリーンにすることも心がけてください。

期間をあけて申し込む

もし、審査に落ちてしまった、あるいは信用情報に自信がないという場合は、クレジットヒストリーなどを見直してから6ヶ月ほど間をおいて申し込むのが得策です。

信用情報機関にデータが残るのは6ヶ月のため、マイナス要因となる信用情報がクリーンになってから申請をしてみましょう。

freeeカード Unlimited以外でおすすめの法人カード

freeeカード Unlimitedの申し込み対象でない場合は、他の法人カードがおすすめです。

UPSIDER|最大10億円の与信枠の法人カード

年会費無料
審査期間最短10分で登録可能
国際ブランドVisa
追加カード無料・無制限
ポイント還元率1.0~1.5%
限度額最大10億円
申し込み条件法人のみ

UPSIDER(アップサイダー)は、スタートアップ企業など約60,000社が利用している法人カードです。

バーチャルカードと物理カードの発行が可能で、年会費・発行手数料は無料、利用限度額は最大10億円。

公式サイトで「上場のための法人カード」と謳っており、新規上場企業の20%以上が利用しています。クリーンな財務状況を作りたい企業向けです。

また、さまざまな会計ソフトと連携可能で迅速な月次決算などが可能です。


詳細はUPSIDER(アップサイダー)法人カードとは?|特徴や人気の理由を徹底解説をご覧ください。


バクラクビジネスカード|高還元、高限度額の法人カード

年会費無料
審査期間最短当日、遅くとも3営業日以内
国際ブランドVisa
追加カード発行枚数無制限
リアルカード:1,540円(税込) / 枚
ポイント還元率1.0%または1.5%
限度額柔軟に対応(5億円以上の実績あり)
申し込み条件法人のみ

バクラクは利用料無料の法人カードです。バーチャルカードと物理カードが選べ、2024年8月から従業員1名の小規模法人でも利用可能になりました。

追加カードも即日発行可能で、部署や店舗単位でカードを発行できます。複数カードの支出管理や権限管理が柔軟に行えるのも大きな利点です。

バクラク経費精算やバクラク請求書受取などと連携可能で、経費精算を自動化できます。経理業務を軽減できるのが魅力です。

また、最大1億円まで決済可能で、高額サーバー費や広告費などの高額経費にも対応可能です。

基本はスタートアップや急成長企業におすすめのカードですが、カードごとの詳細な利用制限や管理ができ、会計ソフトの連携もできるので、複数の部署や店舗がある企業にもおすすめです。


詳細はバクラクビジネスカードを徹底解説|カードの特徴や評判・審査基準は?をご覧ください。


まとめ|審査基準を理解してfreeeカード Unlimitedに申し込もう!

freeeカード Unlimitedは、freee会計のデータから得られる独自の分析モデルで事業実績、財務状況を審査していると言われています。

審査が通らない要因は、経営・財務状況の課題や代表者の信用状態などに問題がある場合と考えられます。

経営基盤や個人の信用力を改善するなどして審査落ちの対策をした上で、freeeカード Unlimitedの申し込みを検討してみて下さい。