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年収500万円〜1,000万円台で狙える?ラグジュアリーカードブラックの審査の壁・対策を解説

ラグジュアリーカードブラックとは、2008年にアメリカで登場した富裕層向けのカードです。ラグジュアリーカードには「チタン」「ブラック」「ゴールド」の3種類があり、「ブラック」は中間のグレードに当たります。

年会費110,000円(税込)でありながら、専用のコンシェルジュや、ホテル・レストランや映画館・美術館、ゴルフ場などで使える優待が付帯しています。さらに、経営者限定のコミュニティにも参加でき、年会費以上のサービスを受けられます。

とはいえ、ラグジュアリーカードブラックの審査に申し込む際「自分は審査を通過することができるのだろうか?」「審査に通過するために必要な年収はどれくらいだろうか?」などが気になるのではないでしょうか。

この記事では、ラグジュアリーカードブラックの審査基準や必要な年収について解説します。ラグジュアリーカードブラックの発行を申し込みを考えている方は、ぜひご覧ください。

ラグジュアリーカードブラックとは?年会費・特徴まとめ

ラグジュアリーカードブラックとは、Mastercard最上位クラス「ワールドエリート」を採用したカードです。

年会費110,000円(税込)となりますが、24時間365日相談ができる専用のコンシェルジュがつき、またホテル・ダイニング・美術館・映画・ゴルフなど幅広い場所で利用できる優待が充実しています。

さらに、ポイントの還元率も1.25%と高めに設定されています。ポイントの交換先も、キャッシュバックや飛行機のマイル、ギフト券など様々な使い道ができるため、カードを使えば使うほどお得と言えるでしょう。

また、ラグジュアリーカードブラックの最大の特徴はブラック一色のカードデザインです。カードは表面はステンレス、裏面はカーボン素材でできており、耐久性に優れています。

Mastercard最上位クラスを示すロゴを刻印した上質な見た目であり、持っているだけでワンランク上のビジネスパーソンとして存在感を示すことができます。

その他、ラグジュアリーカードブラックの基本情報は以下の通りです。

年会費110,000円(税込)
追加カード27,500円(税込)
最大3枚(合計4名分)まで発行可能
ポイント還元率1.25%
有効期限:5年
賞品交換時の最大還元率4.5%
ETCカード無料追加カード1枚につき1枚の発行が可能
利用限度額最大9,990万円
申し込み条件学生をのぞく20歳以上

ラグジュアリーカードブラックの審査基準と通過しやすい人の特徴

では、次にラグジュアリーブラックの発行における審査基準と、通過しやすい人がどのような人なのかを解説します。

申し込み条件と基本属性

ラグジュアリーカードブラックの申し込みは、20歳以上となっています。ただし、学生の方は申し込めません。

なお、法人決済用ラグジュアリーカードブラックは個人事業主、法人の経営者いずれも申し込み可能です。

年収の目安は500万円〜1,000万円以上が一般的

ラグジュアリーカードブラックの審査通過に必要とされる年収は、だいたい500〜1,000万円以上だと言われています。

一般的なクレジットカードの審査基準としては、「信用情報」「属性情報」があります。属性情報とは、その人が所属している情報で具体的には家族構成、住まいの状況(賃貸・持ち家)、居住年数、勤務先、勤続年数、勤務先企業の規模、年収などがあります。

この内、ブラックよりランクが上位にある「ラグジュアリーカード ゴールド」の審査通過に必要な年収は、おおよそ年収が1000万円以上とされています。その一方、ラグジュアリーカードブラックは、ゴールドよりもランクが高くない分ハードルが少し下がる可能性があるでしょう。

とはいえ、申し込み条件にも記載があるように「安定した収入が必要」とされています。そのため、年収500〜1,000万円以上あれば、安定した収入があるとみなされるかもしれません。

職業・勤務先の安定性が重視される

ラグジュアリーカードブラックは、会社員でも申し込みが可能です。特に、会社員の中でも大企業に勤務していると、「安定した企業に勤めている」とみなされ審査に有利になるかもしれません。

また、会社員だけでなく公務員のように安定した職業や、医師、公務員、弁護士、大学教授などの権威ある職業も審査に有利になるケースが多いです。

その一方で、収入の高い会社経営者の場合でも、先行きが不安定とみなされて審査に落とされたというケースもあります。

クレヒス(信用情報)の健全さが必須

クレジットカードの審査において、信用情報と同じくチェックされる項目が「信用情報」です。

信用情報とは、主にクレジットカードやローンの申し込み履歴や契約の内容、ローンなどの支払状況、借入金額、借入件数、過去のトラブル(支払いの遅れなど)を指します。

ラグジュアリーカードブラックの審査を行っている企業は、株式会社アプラスです。アプラスは新生銀行のグループ会社ですが、特に銀行系の企業は小売系や消費者金融系の企業と比べて審査の基準が厳しいと言われています。

そのため、ラグジュアリーカードブラックに申し込む際は、過去に支払いでトラブルがないことが大前提です。

ラグジュアリーカードブラックの審査に落ちる理由

これまで「ラグジュアリーカードブラックの発行申し込みをしたのに、審査に落ちた!」という方もいます。では、審査に落ちる代表的な理由について解説しましょう。

年収・勤続年数が少ない

クレジットカードの審査に使われる属性情報には、職業や勤務先、勤続年数と年収の情報が含まれます。

そのため、転職したばかりで勤続年数が少ない、または年収が少ない場合は「安定した職業についていない」とみなされ、審査に不利になるかもしれません。

特にランクが上になると、カードの利用額も上がるため審査がより厳しくなります。年収が低い場合は、「利用額に対して返済能力が追いつかない」と判断される可能性があります。

延滞履歴・金融事故がある

クレジットカードや電話料金の支払いに遅れが生じた場合も、審査に影響が出ます。信用情報には、長期の延滞や破産などがあった場合に「異動」と記載されます。異動の記載条件は、次の通りです。

・ 3ヶ月以上の延滞がある
・ 本人ではなく、保証会社が返済した
・ 破産手続きが開始された

また、他にもローンの支払いが滞る、自己破産や債務整理などのトラブルがある場合、信用情報に記載されます。そのため、このような信用情報にマイナス記載がされると審査に落とされる可能性があるでしょう。

特に延滞や自己破産などの大きい金融事故は、5年間記録が残るため、その間はクレジットカードの審査が通過するのは難しいかもしれません。

多重申し込みやカード履歴が多い

クレジットカードの新規申し込みや解約が多い場合も、審査に落とされるかもしれません。

信用情報には、申し込みをしたクレジットカードの会社や利用金額、カードの審査の履歴などが最大6ヶ月分記載されています。

短期間にクレジットカードに申し込みをしている、また短期で解約している場合は、金融機関から「信用リスクが高い」と判断されることがあります。

そのため、クレジットカードを立て続けに申し込むのは避け、計画的に申し込みを行うことが大切です。

ラグジュアリーカードブラックの審査を通過のためにできる対策

ラグジュアリーカードブラックに申し込みをする場合、いくつか審査通過のための対策があります。その対策について、いくつか解説しましょう。

年収や勤務先など申告情報の整合性をつける

大前提として、書類や勤務先といった身分の情報は「正直に」申告しましょう。

多くのクレジットカードの審査では、申告された勤務先への在籍確認が行われます。在籍確認が取れなかった場合、審査に影響がある可能性があります。

もし高いランクのカードを発行したいために年収を高く申告したり、自分の所属していない企業名を申告したりするなど、虚偽や矛盾があると審査に不利になります。

必ず、自分の氏名や住所、勤務先などは本人確認書類にあるものを記入しましょう。

固定電話を持つ・居住年数を重ねる

固定電話があると、連絡手段が増える点や本人確認がとりやすくなる点で審査に有利になる可能性があります。また、審査する側としても固定電話によって住所が確定するため住所確認がしやすくなります。

さらに一つの住居に住んでいる年数が長いと、審査に有利になる可能性があります。特に賃貸よりも持ち家を持っている方が、引っ越して連絡が取れなくなる可能性が低くなるため審査でプラスの評価をもらえるかもしれません。

もし近いうちに家の購入を考えている場合は、家を購入してからカードの審査をするのがおすすめです。また、賃貸で引っ越しを検討中の方は、引っ越し前にカードの申し込みをしておくのが良いでしょう。

借入状況を整理する

また、借金や分割払いがある場合は、返済が終わってからカードの申し込みをしましょう。

借金比率を下げると、カードの審査を通過しやすくなる可能性があります。また複数のクレジットカードを持っている場合は、一つのカードに絞って滞りなく支払いを続けることで、良いクレヒスとして評価をもらいやすくなります。

もし審査する前にご自身の信用情報が知りたい場合は、株式会社シー・アイ・シー(CIC)か株式会社日本信用情報機構(JICC)、一般社団法人全国銀行個人信用情報センターなどに問い合わせしましょう。手数料がかかりますが、信用情報の一部を開示してくれます。

そもそもの年収を上げる

年収を上げることは、クレジットカードの審査通過率を高めるための有効な手段です。

たとえば、本業に支障のない範囲で単発の業務委託案件を受けたり、スキルを活かしたオンラインサービスを提供するなど、小さな仕事から副収入を得る工夫はすぐに始められます。

また、法人を立ち上げたばかりの場合には、売上を安定させ、経費を抑えることで経営状況の信頼性を高めていく必要があります。具体的には、定期的な取引先を確保したり、請求書の発行から入金までの流れをスムーズに整えることで、キャッシュフローの安定につながります。

このように、まずは身近なところから年収を上げる取り組みを始めることで、審査通過の可能性を着実に高めていくことができるでしょう。

審査に不安がある人におすすめの選択肢

とはいえ、ラグジュアリーカードブラックの審査に通過する年収に届かない、あるいは審査に落とされる可能性がある不安を感じる方もいるかもしれません。

そこで、ここからはラグジュアリーカードブラックと同等に魅力的な特典がある法人・ビジネスカードについて紹介します。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス|年会費以上の特典を求める方に

年会費22,000円(税込)
初年度無料

※2025年6月1日以降商品性改定に伴い年会費が33,000円(税込)に変更となります。
国際ブランドAmerican Express
追加カード年会費 3,300円(税込)
※最大9枚まで発行可
ETCカード年会費:無料
最大5枚まで発行可
還元率永久不滅ポイント:1,000円(税込)=1ポイント
※海外での利用時はポイント2倍

JALマイル最大1.125%
※「SAISON MILE CLUB」の年会費が5,500円(税込)が必要
申し込み条件個人事業主・経営者など安定した収入がある方(学生、未成年を除く)

登記簿/決算書不要で個人与信でも申し込み可
付帯保険国内:最高5000万円
海外:最高1億円
空港ラウンジ国内:無料
海外:プライオリティパスが無料で利用可能

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードは、日本の大手クレジット会社クレディ・セゾンが発行する法人・ビジネスカードです。年会費は22,000円(税込)ですが、初年度は無料で利用できます。(2025年6月から33,000円に変更)

また、セゾン・プラチナビジネスは空港ラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パスが付帯しているほか、SAISON MILE CLUBに入会することでJALマイルの還元率が最大1.125%まで上がります。出張や旅行の多いビジネスパーソンにおすすめです。

個人事業主の方でもラグジュアリーカードブラックへの申し込みに不安がある方は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードへの申し込みも検討するのも一つの手かもしれません。


セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードについては「セゾン・プラチナビジネスを徹底解説!限度額・審査・特徴を紹介」もあわせて参考にしてください。


ダイナースクラブ ビジネスカード|老舗ブランドの信頼感

年会費27,500円(税込)
国際ブランドダイナースクラブ
追加カード2枚まで無料で発行可能(最大4枚まで)
※3,4枚目は、1枚あたり年間5,500円の維持手数料あり。
ETCカード無料(5枚まで発行が可能)
ポイント還元率1.0%
申し込み条件基本会員:年齢27歳以上で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主
追加会員:基本会員が代表者・役員を務める法人等または個人事業の役職員あるいは従業員で18歳以上の方

ダイナースクラブは、日本で初めて発行されたクレジットカードです。年会費は27,500円(税込)で、ビジネスで活用できる健康診断や法務相談などの優待が充実しています。

また、海外旅行や高い金額での買い物などで万が一利用限度額を超えそうな場合、事前に連絡すればご利用可能枠の引き上げも申請可能です。法人・ビジネスにおいて、突発的な出費がある場合でも安心できるでしょう。

ダイナースクラブの法人・ビジネスカードの申し込みでは、登記簿謄本や決算書は不要です。あくまでも申込者本人の信用情報が中心に見られるため、法人を立ち上げたばかりの方でも個人のクレヒスがしっかり築かれていれば、審査が通りやすいかもしれません。


ダイナースクラブ ビジネスカードについては「ダイナースクラブビジネスカードとは?特徴やメリット、注意点を徹底解説」もあわせて参考にしてください。


アメックス・ビジネス・ゴールド|アメックスらしい厚待遇

年会費49,500円(税込)
追加カード付帯特典あり:年会費13,200円(税込)
付帯特典なし:年会費無料【※】
ETCカード無料基本カード会員は20枚まで、追加カード会員は1人につき1枚
ポイント還元率1.0-3.0%
入会特典・キャンペーン入会後に利用条件を達成することで合計170,000ポイントを獲得*カード年会費3年分に相当
利用限度額一律の制限なし*利用状況などにより都度設定
申込条件20歳以上会社経営者(法人代表者) または 個人事業主

【※】判定期間内にカード利用がない場合、管理手数料として3,300円(税込)が必要

アメリカン・エキスプレスが発行するアメックスビジネスゴールドは、ビジネス向けの特典が豊富な点が特徴です。

特にレストランやホテルで使える優待だけでなく、「ビジネス・マッチング」といったイベントや、オンラインの商談相手のマッチングなども行っています。

ラグジュアリーカードブラックのイベントに関する優待に興味がある方は、こちらのアメックスビジネスゴールドの優待も使うとビジネスの拡大につながるかもしれません。

また、カードはメタルカードとなっており、一つ持ってみると上質な気分を味わえる満足感もあります。ビジネス向けのカードで上質なカードを持ってみたい方は、こちらのアメックスビジネスゴールドも合わせておすすめです。


アメックスビジネスゴールドについては「アメックスビジネスゴールドカードを徹底解説!ポイント還元・限度額・特典など」もあわせて参考にしてください。


三井住友ビジネスプラチナカード for Owners|法人経営者専用の1枚

年会費本会員55,000円(税込)
国際ブランドVisa・Mastercard
追加カード5,500円/名(税込)※満20歳以上の役職員
ETCカード無料
還元率0.5%還元対象のコンビニ・飲食店で最大7%還元!
申込条件満30歳以上の法人代表者、個人事業主の方三井住友プラチナカード独自審査基準あり
旅行傷害保険国内・海外旅行傷害保険(最高1億円)別の保険に切り替え可能

三井住友ビジネスプラチナカードfor Ownersは、大手銀行である三井住友銀行が発行する法人・ビジネスカードです。三井住友銀行の信頼性がついたカードとも言えるでしょう。

三井住友ビジネスプラチナカードでは、専用のコンシェルジュサービスが利用でき、飛行機やホテルの予約など、あらゆる場面でサポートを行ってくれます。

また、国内外の旅行における傷害保険(最大1億円)や、飛行機の遅延による保険なども付帯しています。国内外への出張が多い場合は、三井住友ビジネスプラチナカードの特典を活用できるかもしれません。

さらに、三井住友ビジネスプラチナカードでは、VisaとMastercardの2種類の発行が可能です。通常の年会費55,000円(税込)に5,500円(税込)をプラスすると、両方のブランドのカードを発行することもできます。

カードのブランドによって特典内容が異なるため、気になる方はデュアル発行をして特典を網羅的に活用する、というのも一つの手です。


三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersについては「三井住友ビジネスプラチナカード for Ownersを徹底解説!限度額・審査・特徴を紹介」もあわせて参考にしてください。


まとめ|ラグジュアリーカードブラックに申し込む前に知っておきたいこと

ここまでラグジュアリーカードブラックの審査基準や必要な年収について解説しました。

ラグジュアリーカードブラックへ申し込みをする場合、年収500万円〜1,000万円以上があれば審査通過の可能性が一定あると考えられます。また、大企業に勤務している場合や安定した収入がある職業に就いている場合だと、より審査通過の可能性が高まるでしょう。

もちろん、申し込み前にご自身の状況・職業や年収・クレヒスを見直すことが大切です。また、ラグジュアリーカードブラックの審査に通過するかどうか不安がある人は、他のカードも選択肢に入れると安心でしょう。

ラグジュアリーカードブラックは特典やステータス性が高く、年会費に見合う価値を感じられる1枚です。ぜひ、ラグジュアリーカードブラックを手に入れてVIPな優待を利用してみましょう。