ラグジュアリーカードの審査難易度は?審査期間・審査落ちの理由や対策を紹介

ラグジュアリーカードは豪華な特典が魅力で、ステータス性の高さから、多くのビジネスマンや富裕層のかたから支持されているカードです。
還元率の高さに加え、コンシェルジュサービスやプライオリティパス、ホテルの優待をはじめとした充実したサービスが、全てのカードランクで提供される格式の高さで人気のカードになります。
こうしたリッチな特典が活用できるラグジュアリーカード発行には、もちろん審査が必要になります。審査基準に関してもある程度厳格であることは想定されるでしょう。
本記事では、ラグジュアリーカードの審査について詳しく解説し、審査ポイントや落ちてしまう原因、審査の対策について紹介しますので、是非ご参考下さい。
ラグジュアリーカードとは|カード発行しやすい?
ラグジュアリーカードは、上質な体験を提供するクレジットカードです。
マスターカードの最上位ランクである「ワールドエリート」が採用されており、空港ラウンジ利用、高級レストラン限定ディナー招待をはじめ、24時間365日のコンシェルジュサービスや、ホテル優待など多彩な特典が用意されています。
ポイント還元率も他カードと比較し高水準で、特別感やステータス性を実感できるカードです。
ラグジュアリーカードは、ビジネス・法人決済用ラグジュアリーカードは、法人代表者と個人事業主を申し込み対象としており、登記簿謄本や決算書は不要ですが、特に審査では安定した収入があるかが特に重視されるでしょう。
ラグジュアリーカードの基本情報
ラグジュアリーカードは、チタン・ブラック・ゴールドの3種類のカードランクが存在します。その違いは、年会費とポイント還元率です。
カードランクが高いほど、ポイント還元率や景品交換時の還元率が高くなり、利用額が多いほど年会費以上のメリットが得られます。
法人向けには、支払口座を事業用口座に指定できる、法人決済用のカードがあります。すべての優待・サービスは個人カードと同様で、法人向けにさらにビジネス特典が付帯します。
・基本情報
項目 | チタン | ブラック | ゴールド |
年会費 | 55,000円(税込) | 110,000円(税込) | 220,000円(税込) |
家族カード(法人向けの場合、追加カード) | 16,500円(税込) 最大4名まで発行可能 | 27,500円(税込) 最大4名まで発行可能 | 55,000円(税込) 最大4名まで発行可能 |
ポイント還元率 | 1.0% | 1.25% | 1.5% |
賞品交換時の最大還元率 | 3.6% | 4.5% | 5.4% |
ETCカード | 無料 カード1枚につき1枚発行可能 | ||
利用限度額 | 最大9,900万円 | ||
申し込み条件 | 学生を除く満20歳以上 | ||
付帯保険 | 国内:最高1億円 海外:最高1.2億円 |
ラグジュアリーカードについて詳細を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
「ラグジュアリーカードを徹底解説|チタン・ブラック・ゴールドの3種類比較や法人カードの特徴」
「ビジネス・法人決済用ラグジュアリーカードとは?個人カードとの違いや特徴を解説!」
ラグジュアリーカードの申請手順は?
ラグジュアリーカードの申し込みからカード発行までの申請手順は以下です。
Step1:入会申し込み
オンラインでの申し込みが可能で、所要時間は最短10分程度です。
Step2:審査・発行手続き
発行会社であるアプラスが入会審査を行います。
Step3:カード発行
審査から発行手続きまでの日数は5営業日程度で、発行手続き完了後、本人限定受取郵便で指定された住所にカードが発送されます。
本人限定受取郵便は、郵便物に記載された本人しか受け取れません。受け取りの際に、現住所が記載されている本人確認書類の提示が必要なので、用意しておきましょう。
ラグジュアリーカードの審査基準は?
会社向けのビジネスカードの審査基準については、基本的に公開されておらず、カード発行会社によって異なります。一般的には会社の財務状況や経営実績、代表者の信用情報、事業の安定性と成長性がチェックされると言われています。
ビジネス・法人決済用ラグジュアリーカードは、法人代表者と個人事業主・フリーランスを申し込み対象としており、登記簿謄本や決算書は不要です。
ラグジュアリーカードの審査基準は公開されていませんが、安定した収入が求められると考えられます。審査は割賦販売法や貸金業法に基づき、キャッシング情報も確認される可能性があります。
ラグジュアリーカードの審査については、公式のコラムをご覧ください。
「ラグジュアリーカードの審査について解説!それぞれのカードの特徴や申し込み条件も」
ラグジュアリーカードの審査連絡のタイミングは?
ラグジュアリーカードの発行には、最短で5営業日と比較的早いのが特徴です。申し込み後、登録したメールアドレスに審査結果が通知され、審査に通らなかった場合は書面で連絡が届きます。
なお、審査の過程で年収証明書の提出が求められる場合があり、その際はカード発行会社のアプラスから案内があるようです。
ラグジュアリーカードの審査に落ちる原因は?
ラグジュアリーカードの発行できない原因として、以下の要素が考えられます。審査基準は機密事項であり、具体的な内容は公開されていませんが、一般的にカード発行が拒否される主な理由は以下の通りです。
収入が安定していない
安定した収入のある人は「返済能力が高い」と判断され、審査に通りやすくなります。特に、勤続年数や営業年数が長いほど収入の安定性が評価され、審査で有利になる傾向があります。
一方、専業主婦など本人に収入がない場合は、配偶者の収入が審査の判断基準となります。
良好なクレジットヒストリーではない
クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローンの利用履歴のことです。延滞がなく継続的に利用していれば、信用力の高い実績として評価されます。
一方、支払い遅延の記録があると審査で不利になる可能性があります。スムーズな審査通過のためにも、日頃から適切な利用と支払いを心がけることが大切です。
ラグジュアリーカードを発行するための対応策
ラグジュアリーカードの審査落ちを対策するための具体的な方法・ポイントについて解説します。ラグジュアリーカードは代表者の個人信用情報をもとに審査を行うため、参考にしてみてください。
複数のカード会社に同時に申し込みをしない
他社のクレジットカードに申し込むと、その履歴は信用情報機関に6ヶ月間記録されます。
短期間に複数のカードを申し込むと、「多重申し込み」とみなされ、貸し倒れリスクを懸念される可能性があります。その結果、支払い能力に不安があると判断され、審査に通りにくくなることがあるため、カード申し込みのタイミングには注意が必要です。
年収を上げて支払い能力を高める
安定した高収入を得ることで、支払い能力が高いと判断され、審査に通りやすくなります。特に、開業や起業直後は収入が不安定になりやすく、カードの発行が難しくなる可能性があります。
もし審査に通らなかった場合には、収入が増えたり安定したりしたタイミングで、再度申し込むのが良いでしょう。
信用情報をクリーンにする
一般的に、ローンやクレジットカードの支払いを滞納するなど、信用に関わる問題が発生すると「信用情報に傷がついた」状態となり、ローンや分割払いの審査に通らなくなったり、クレジットカードを作れなくなったりすることがあります。
しかし、問題の原因を解消し、一定の期間が経過すれば信用情報が回復し、再びカードを発行できる可能性があります。
クレジットカードの利用実績を作る
クレジットカードの支払い状況やローンの履歴はクレジットヒストリーとして記録され、審査の参考になります。
そのため、延滞せずに支払うことや不要なカードを作りすぎないことが大切です。クレジット実績がない場合は、まず審査に通りやすい個人用カードを作り、実績を積むのも有効な方法です。
ラグジュアリーカードの選び方|オススメは?
ラグジュアリーカードはワールドエリートを採用しているので、どのカードにもレストランで2名以上のコースを予約すると1名分が無料になる「Taste of Premium®」や世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティパス」が付帯しています。
それぞれのカードの特徴を見ていきましょう。
ラグジュアリーカードについて詳細を知りたい方は以下の記事もご覧ください。
「ラグジュアリーカードを徹底解説|チタン・ブラック・ゴールドの3種類比較や法人カードの特徴」
「ビジネス・法人決済用ラグジュアリーカードとは?個人カードとの違いや特徴を解説!」
年会費で選ぶならラグジュアリーカード チタン
ラグジュアリーカード チタンは、高級感と実用性を兼ね備えたステータスカードです。
ポイント還元率は1.0%で、JAL/ANAマイルへの移行制限がなく、効率的にポイントを活用できます。
コンシェルジュサービスやVIPホテル・ダイニングの優待もあり、空港ラウンジの利用や映画優待など、プライベートでも幅広い特典が付帯されています。年会費は55,000円(税込)ですが、各種サービスを活用することで、プラチナクラス以上の価値を持つカードです。
バランスの良さで選ぶならラグジュアリーカード ブラック
ラグジュアリーカード ブラックは、ラグジュアリーカードの特典やステータス性をバランスよく兼ね備えたカードです。年会費は110,000円(税込)で、チタンカードよりも年会費が高いものの、その分ポイント還元率も1.25%と高く、経済的メリットもあります。
チタンの特典に加え、コンシェルジュサービスはLINEで利用できる点も魅力です。
さらにリムジンの利用が可能なほか、その他ラグジュアリーな特典も充実し高級感を感じられるカードです。
最上級のステータスを選ぶならゴールド
ラグジュアリーカードゴールドは、最上級にして唯一無二のカードです。表面に24金コーティング、裏面にはカーボン素材を使用した洗練されたデザインが特徴です。年会費は220,000円(税込)で、ポイント還元率は1.5%と業界最高水準、かつ商品交換では最大5.4%相当と非常に高い還元率です。
チタン・ブラック以上のラグジュアリーカードすべての特典を享受することができます。
法人決済用カード会員は、オーナーズコミュニティを活用してビジネス拡大の機会も実現。また、交通事故による保険補償もつき、日常生活において心のゆとりを持てるカードです。
ラグジュアリーカード以外で、おすすめの法人・ビジネスカードは?
付帯サービスが充実している「セゾンプラチナビジネスアメックス」

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、年会費22,000円でビジネスやグルメサービスが付帯されたカードです。
最大1.125%のJALマイル還元率や、世界1,700ヶ所以上の空港ラウンジ利用、24時間対応のコンシェルジュサービスが付帯されます。なお、個人与信での審査のため、登記簿や決算書が不要です。
セゾンプラチナビジネスアメックスについては、こちらの記事もご覧ください。「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カードとは?限度額・審査・特徴を紹介!」
歴史と伝統がある「ダイナースクラブビジネスカード」

ダイナースクラブビジネスカードは、法人経営者や個人事業主をはじめとした富裕層向けののステータスカードで、ビジネス利用に最適です。
年会費は27,500円(税込)で、利用枠に一律の制限がなく、限度額に引き上げもできます。もちろんグルメや出張関連の特典が充実しています。申し込み時に登記簿謄本や決算書は不要です。
ダイナースクラブビジネスカードについては、こちらの記事もご覧ください。「ダイナースクラブビジネスカードとは?特徴やメリット、注意点を徹底解説」
まとめ|ラグジュアリーカードは申し込んでみる価値があるカード
ラグジュアリーカードは、上質な優待サービスを提供し、高いステータスを誇るカードです。
初めてのラグジュアリーカードを持つなら「チタン」、ラグジュアリーカードらしい特典を楽しむなら「ブラック」、最上級のステータス性とプレミアムな体験を求めるなら「ゴールド」がオススメです。
審査においては、安定した収入や良好なクレジットヒストリーが重要となります。しかしどのカード会社の法人・ビジネスカードを選んだとしても、申し込みからカード発行までの流れや審査基準に大きな違いはありません。
ラグジュアリーカードならではの特別なサービスを堪能したい方は、ぜひこちらのカードを申し込み、上質で贅沢な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。