ダイナースクラブ ビジネスカードのプライオリティ・パスについて徹底解説!

※本記事はプロモーションを含みます
ダイナースクラブ ビジネスカードを持っている人は、プライオリティ・パスを発行できます。プライオリティ・パスがあれば国内外の空港ラウンジを利用でき、離陸や乗り換えまでの時間を有意義に過ごすことが可能です。
実は、ダイナースクラブ ビジネスカード自体にも空港ラウンジの特典が付帯しており、プライオリティ・パスと何が違うのか気になっている人もいるでしょう。
そこで本記事では、本体に付帯している空港ラウンジの特典とプライオリティ・パスについて中心に解説します。利用料や回数制限についても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
ダイナースクラブ ビジネスカードとは?年会費・ポイント還元率などの基本情報

ダイナースクラブ ビジネスカードは、ダイナースクラブが発行しているビジネスカード。ダイナースクラブは1950年に創業された世界初のクレジットカード会社で、日本で初めてクレジットカードを発行したのもダイナースクラブです。
ダイナースクラブ ビジネスカードは、多数あるビジネスカードの中でも高いステータス性があります。年会費は27,500円(税込)とやや高額ですが、年会費に見合った特典や優待が豊富に揃っているのが特徴です。
利用可能枠に一律の制限が設けられていないため、毎月の支払いが多くなりがちな法人や個人事業主にもおすすめと言えます。基本ポイント還元率は1.0%なので、固定費・接待費・備品代などの経費を支払えば効率的にポイントを貯められるでしょう。
ダイナースクラブ ビジネスカードの基本情報を以下の表にまとめました。
年会費 | 27,500円(税込) |
国際ブランド | Diners Club |
追加カード | 最大4枚まで発行可能 2枚までは年会費無料 3枚目以降は1枚あたり年会費5,500円(税込) |
ETCカード | 最大5枚まで発行可能 5枚全て年会費無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
申し込み条件 | 基本会員:当社所定の基準を満たす方で法人、団体等の代表者・役員または個人事業主 追加会員:基本会員が代表者・役員を務める法人等または個人事業の役職員あるいは従業員で18歳以上の方 |
ダイナースクラブ ビジネスカードの詳細について知りたい方は、「ダイナースクラブ ビジネスカードとは?特徴やメリット、注意点を徹底解説」をご覧ください。
ダイナースクラブ ビジネスカードで使える空港特典
ダイナースクラブ ビジネスカードには、いくつか空港特典が付帯しています。例えば、手荷物の無料配送サービスやグローバルWi-Fiの優待サービスなどです。
国内外1,600ヵ所以上ある空港ラウンジを無料で利用できる「プライオリティ・パス」も発行できます。以下より、プライオリティ・パスについて詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
ダイナースクラブ ビジネスカードで使える「プライオリティ・パス」とは
そもそも「プライオリティ・パス」とは、1,700ヵ所以上ある国内外の空港ラウンジを利用できる会員制サービスのことです。
プライオリティ・パスには以下の3つのグレードがあり、グレードによって年会費や利用制限が異なります。
グレード | 年会費 | 利用制限 |
スタンダード | 99米ドル (約13,860円) | 1回の利用につき35米ドル(約4,900円)が発生 |
スタンダード・プラス | 329米ドル (約46,060円) | 年間で10回まで無料 11回目からは1回の利用につき35米ドル(約4,900円)が発生 |
プレステージ | 469米ドル (約65,660円) | 毎回無料 |
※日本円への換算は、1ドル=140円で算出
プライオリティ・パスがあれば世界各国の空港ラウンジに入ることができ、食事をしたり無料Wi-Fiを使用したりできます。一部の空港ラウンジでは、スパ・仮眠室・プールなどを利用することも可能です。
もし、ダイナースクラブ ビジネスカードに申し込まずプライオリティ・パス単体で申し込むと、年会費を払わなければなりません。ダイナースクラブ ビジネスカードに申し込めば、プライオリティ・パスを年会費無料で発行できます。
ただプライオリティ・パスは、ダイナースクラブ ビジネスカード自体に付帯している空港ラウンジ特典と内容が同じであるため、わざわざプライオリティ・パスを発行する必要性はあまりないかもしれません。
ダイナースクラブ ビジネスカードと搭乗券を提示すれば、プライオリティ・パスの空港ラウンジを利用可能です。しかし、一部の空港ラウンジではプライオリティ・パスの提示を求められる可能性があるため、不安な場合はプライオリティ・パスのデジタル会員証に登録しておくと良いでしょう。
プライオリティ・パスの詳細については「プライオリティ・パス付帯の法人カード7選比較|空港ラウンジを快適に利用する方法」もご覧ください。
ダイナースクラブに付帯する空港ラウンジサービス
ダイナースクラブに付帯する空港ラウンジサービスを以下より詳しく解説します。
特典の内容
ダイナースクラブ ビジネスカードを持っている人は、国内・海外あわせて1,600箇所以上の空港ラウンジを無料で利用できます。
ただし、海外の空港ラウンジは無料で利用できる回数に制限があるため注意してください。利用制限について、以下の表にまとめました。
対象者 | 海外の空港ラウンジ | 国内の空港ラウンジ |
本会員 | 年間10回まで無料 11回目以降は1回につき3,500円(税込)が発生 | 無料 |
追加会員 | 年間10回まで無料 11回目以降は1回につき3,500円(税込)が発生 | 無料 |
同伴者(追加カードを保有していない者) | 有料 | 有料 |
海外の空港ラウンジは、本会員と追加会員それぞれ10回まで無料で利用できます。国内の空港ラウンジは、利用回数に制限なく毎回無料で利用可能です。
追加会員は追加カードを提示しないと同伴者とみなされて、料金が発生する可能性があるため、追加カードも忘れずに持って行くようにしましょう。
利用可能な空港
利用できる海外の主な空港は、ジョン・F・ケネディ国際空港(アメリカ)・仁川国際空港(韓国)・ヒースロー空港(イギリス)・北京首都国際空港(中国)などです。
国内では、成田国際空港・羽田空港・関西国際空港・新千歳空港・福岡空港などの空港を利用できます。
上記のほかにも利用できる空港はたくさんあるので、詳しくはダイナースクラブの「海外空港ラウンジ」「国内空港ラウンジ」こちらのページをご確認ください。
利用可能なサービス
海外の空港ラウンジでは、食事・ドリンク・アルコール・Wi-Fi・シャワー・テレビ・新聞・仮眠室などのサービスを利用できます。
国内の空港ラウンジで利用できるのは、食事・ドリンク・アルコール・Wi-Fi・シャワー・新聞などです。
海外の空港ラウンジの方が、サービス内容が充実している傾向にあると言えるでしょう。また、空港ラウンジによってサービス内容は異なります。一部のサービスは有料の場合もあるため、料金については各空港ラウンジで確認してください。
なお、国内の空港ラウンジの「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は、2025年4月1日から利用の対象外となったため注意が必要です。
ダイナースクラブ ビジネスカードのプライオリティ・パスの使い方
ダイナースクラブ ビジネスカードのプライオリティ・パスの使い方について解説します。
登録方法
プライオリティ・パスのカードは発行されず、デジタル会員証が発行されます。デジタル会員証は、以下の流れで登録可能です。
1. 公式サイトにアクセス
2.「決済カード番号」にダイナースクラブカードの番号を入力
3.「アカウント作成」画面に必要事項を登録
4.「会員誓約」に同意
会員誓約まで同意して登録が完了したら、プライオリティ・パスのデジタル会員証が表示されます。
年会費・利用料
プライオリティ・パスの年会費は無料です。
空港ラウンジの利用料については、海外の空港ラウンジは年間10回まで無料ですが、11回目以降は1回につき3,500円(税込)がかかります。国内の空港ラウンジは何度でも無料で利用可能です。
ラウンジの利用方法
空港ラウンジは、以下の方法で利用できます。
1,空港ラウンジの受付でプライオリティ・パスの会員証を提示
2,利用伝票や電子リーダーなどに署名
利用回数制限の対象外であれば、署名したとしても料金は請求されないので安心してください。
ダイナースクラブ ビジネスカードに付帯する空港ラウンジサービスの使い方
ダイナースクラブ ビジネスカードに付帯する空港ラウンジサービスの使い方について解説します。
登録方法
空港ラウンジサービスは、登録不要です。利用するために必要な手続きはなく、ダイナースクラブ ビジネスカードを受け取った日からサービスを利用できます。
年会費・利用料
空港ラウンジサービスの年会費は無料です。
利用料については、海外の空港ラウンジは年間10回まで無料ですが、11回目以降は1回につき3,500円(税込)がかかります。国内の空港ラウンジは、何度でも無料です。
ラウンジの利用方法
空港ラウンジを利用する際は、空港ラウンジの受付でダイナースクラブ ビジネスカードと搭乗券を提示するだけでOKです。
一部の空港ラウンジでは、プライオリティ・パスの会員証を求められることがあるため、デジタル会員証を見せましょう。事前に登録しておくとスムーズに利用できます。
ダイナースクラブ ビジネスカード プライオリティ・パスの注意点
ダイナースクラブ ビジネスカードで登録できるプライオリティ・パスについて、注意点を3つ紹介します。
利用できるラウンジはカード特典の空港ラウンジサービスと同じ
プライオリティ・パスで利用できる海外の空港ラウンジは、ダイナースクラブ ビジネスカードの特典で利用できる海外空港ラウンジと同じです。
プライオリティ・パスに登録したからといって、利用できる海外の空港ラウンジが増えるわけではないため注意してください。
対象の空港ラウンジであれば、デジタル会員証とクレジットカードのどちらを提示しても利用できます。
利用回数に制限がある
海外の空港ラウンジを無料で利用できるのは年間で10回までです。10回を超えると1回あたり3,500円(税込)を支払わなければなりません。
また、ダイナースクラブ ビジネスカードでのラウンジの利用回数とプライオリティ・パスでのラウンジの利用回数は合算してカウントされます。
それぞれ10回ずつ無料で利用できるわけではないため気をつけましょう。どちらの方法で何回利用したのか管理しておくと安心です。
間違ったプライオリティ・パスの登録に注意
ダイナースクラブ ビジネスカードを持っている人は年会費無料でプライオリティ・パスに登録できますが、専用のURLから登録しないと年会費が発生してしまいます。
間違って登録してしまった結果、プライオリティ・パスの年会費を支払うことになっても、その年会費は返金されません。
また、間違って登録してしまってもアカウントは削除しないでください。削除すると再申し込みできなくなります。削除せずに、ダイナースクラブのサポートセンターに連絡しましょう。
ダイナースクラブ ビジネスカードで使える空港ラウンジ以外の特典
ダイナースクラブ ビジネスカードで利用できる特典を紹介します。
出張や旅行に役立つ特典が充実
ダイナースクラブ ビジネスカードには、出張や旅行に役立つ特典が充実しています。
例えば、手荷物の無料宅配サービスやJALの国内線出張手配サービス「JALオンライン」を利用可能です。
ほかにも「一休.com」の特別優待を利用できたり、対象のホテルや旅館でボーナスポイントが貯まったりと、宿泊関連の優待も豊富。出張が多い会社や個人事業主は、ぜひ活用してください。
接待や会食で利用できる特典も豊富
接待や会食の際に利用できる特典もたくさん付帯しています。
所定のコース料理を2名以上で予約すると1名分が無料になる「エグゼクティブ ダイニング」や予約の取りにくい高級料亭をダイナースクラブが代わりに予約してくれる「料亭プラン」など。法人用ギフトの優待サービスやゴルフ優待サービスなどもあります。
ポイントアップ加盟店でボーナスポイントを獲得可能
ダイナースクラブ ビジネスカードは100円ごとに1ポイント貯まるので、端数が無駄になりにくく効率的にポイントを貯められます。ポイントアップ加盟店で決済すると、ボーナスポイントも獲得可能です。
また、ポイントには有効期限がないため、好きなタイミングでポイントを使用できます。景品や商品券へ交換・キャッシュバック・他社ポイントに移行など、ポイントの使い道も豊富です。
ビジネスシーンで重宝する特典が勢揃い
ビジネスシーンで重宝する特典が多数揃っているのも特徴の一つです。
クラウド会計「freee会計」の初年度の利用料金が2ヶ月分割引になるほか、「G-Searchデータベース」の6ヶ月間の基本料金が無料になります。
ほかにも、法律相談や税務相談などに関する特典があるのもポイント。様々な業種や職種の方が使いやすいビジネス特典が用意されています。
従業員向けカードを無料で2枚まで発行可能
ダイナースクラブ ビジネスカードは、従業員に発行できる追加カードを年会費無料で2枚まで発行できます。最大で発行できるのは4枚ですが、3枚目と4枚目は5,500円(税込)の年会費がかかるため、その点だけ注意しましょう。
従業員向けカードがあれば、経費の立て替えや出張費用の精算などの手間を省くことができます。
また、1枚の追加カードにつき1枚のETCカードを発行できるのも魅力です。本会員のETCカードと合わせて最大5枚まで発行でき、ETCカードは全て年会費無料となっています。
ダイナースクラブ ビジネスカード以外でプライオリティ・パスが付帯しているおすすめのカード
ダイナースクラブ ビジネスカード以外で、プライオリティ・パスが付帯しているおすすめのクレジットカードを3枚紹介します。
ラグジュアリーカードチタン

ラグジュアリーカードチタンとは、名前の通りチタンでできたクレジットカード。重厚感あふれるデザインが特徴で、ステータス性も兼ね備えた一枚です。
年会費は55,000円(税込)とやや高めではありますが、そのぶん特典や優待が充実しています。出張や接待などに役立つ特典も豊富でプライオリティ・パスも発行でき、最も高いグレードである「プレステージ」を無料で利用可能です。
また、最大9,990万円まで決済できるので、経費が高額になりがちな法人や個人事業主でも安心して決済できます。
年会費 | 55,000円(税込) |
追加カード | 16,500円(税込) 最大4枚まで発行可能 |
ポイント還元率 | 1.0%有効期限なし |
ETCカード | 無料 追加カード1枚につき1枚の発行が可能 |
利用限度額 | 最大9,990万円 |
申し込み条件 | 学生をのぞく20歳以上 |
ラグジュアリーカードチタンの詳細については、「ラグジュアリーカードチタンとは?特徴やメリット・デメリットなどを徹底解説」もご覧ください。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カードは、クレディセゾンが発行するプラチナランクのビジネスカードです。
プラチナランクであるにも関わらず初年度の年会費は無料。翌年度以降の年会費も22,000円(税込)であるため、設立や開業から間もない法人・個人事業主でも持ち続けやすいでしょう。
また、ビジネスに役立つ優待や特典が付帯しているほか、コンシェルジュサービスも利用可能です。プライオリティ・パスも発行でき、最も高いグレードである「プレステージ」を無料で利用できます。
年会費 | 22,000円(税込) 初年度無料 ※2025年6月1日以降商品性改定に伴い年会費が33,000円(税込)に変更となります。 |
追加カード | 3,300円(税込) 最大9枚まで発行可能 |
ポイント還元率 | 1,000円(税込)=1ポイント 有効期限なし |
ETCカード | 無料 最大5枚まで発行可能 |
利用限度額 | 公式サイトに記載なし |
申し込み条件 | 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生、未成年を除く) |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス ®・カードについては「セゾン・プラチナビジネスを徹底解説!限度額・審査・特徴を紹介」もご覧ください。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードは、アメリカン・エキスプレスが発行しているプラチナランクのビジネスカード。メタルでできており、高級感あふれる一枚です。
年会費は165,000円(税込)とやや高めですが、年会費に見合った特典が付帯しています。プライオリティ・パスも付帯しており、回数制限なしに何度でも無料で利用可能です。同伴者も1人まで無料で空港ラウンジを利用できます。
年会費 | 165,000円(税込) |
追加カード | 4枚まで無料 5枚目以降は1枚あたり13,200円(税込) ※付帯特典ありの場合。 付帯特典なしの場合は5枚目以降も無料です。 |
ポイント還元率 | 1.0~3.0% 有効期限は最大3年 ※1回でもポイントを利用すると無期限になります。 |
ETCカード | 無料 |
利用限度額 | 公式サイトに記載なし |
申し込み条件 | 20歳以上の会社経営者(法人代表者)または個人事業主 |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードについては、「アメックス・ビジネス・プラチナカード徹底解説!利用可能枠・審査・特徴を紹介」もご覧ください。
まとめ|ダイナースクラブ ビジネスカードがあれば、空港での待ち時間が有意義に
ダイナースクラブ ビジネスカードはプライオリティ・パスを発行できます。
ただ、カード自体にも空港ラウンジの特典が付帯しており、プライオリティ・パスと同じ空港ラウンジを利用できるため、わざわざプライオリティ・パスを発行する必要はないかもしれません。
一部の空港ラウンジではプライオリティ・パスの会員証を求められることがあるため、デジタル会員証を登録しておくと安心でしょう。
また、空港ラウンジのほかにも、出張や会食などで役立つ特典・優待が充実しています。空港ラウンジ以外の特典をたくさん活用したいと考えている法人や個人事業主にぴったりのビジネスカードです。