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審査の甘い法人カードおすすめ7選|審査に落ちる原因と対策方法も解説

法人カードの審査は、個人向けクレジットカードと比較すると、厳しい傾向にあります。

起業したばかりの人や、過去に審査落ちした人にとって、ハードルが高く感じるかもしれません。実は、審査基準が比較的柔軟な法人カードも、存在するのが事実です。

そこで当記事では、取得しやすいといわれる法人カードについて、おすすめの7枚を紹介します。審査落ちの原因や審査落ち後の対策方法についても解説するため、法人カード取得を目指す人は必見です。


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法人カードの審査基準とは

まずは、法人カードの審査基準について、チェックしてみましょう。

1⃣会社の財務状況

法人カードの審査では、会社の支払い能力を把握するため、「過去数年間の売上高・利益率」「負債状況」などを、綿密にチェックします。安定した売上と健全な利益を確保していることが、カード発行のポイントになるでしょう。

特に、年商や経常利益の推移は注目されており、成長傾向にある企業や一定以上の利益を継続的に出している企業は、審査で有利になる可能性が高いといえます。

2⃣代表者の信用力

法人カードの審査では、代表者個人の信用情報も重視されます。そのため、代表者の「過去の借入状況」「返済履歴」「クレジットカードの利用状況」などが調査されます。個人的な金銭トラブルや過去の債務不履行があると、審査に悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。

また、代表者の資産状況や、個人収入も考慮される場合があります。

3⃣事業の安定性と成長性

審査では、「事業の安定性」と「成長性」がチェックされます。長年において安定した事業を行う企業であれば、高く評価されるでしょう。新規事業であっても、明確な成長戦略や革新的なビジネスモデルがあれば、評価される傾向にあります。

また、「業界の動向」「市場規模」「競合状況」も審査のチェックポイントになり、将来性が高いと判断された企業は、審査で有利になることがあります。

4⃣取引実績や業界での評判

主要取引先の規模や取引期間、支払い条件なども、審査の重要ポイントです。たとえば、大手企業との安定した取引があれば、高く評価されやすいでしょう。

業界内での知名度や評判をはじめ、受賞歴も考慮されます。加えて、取引先からの評価や、業界団体での活動状況なども、判断材料になり得ます。良好な取引関係と高い評判があれば、審査通過の可能性を高められるでしょう。

法人カードの審査に落ちる原因

続いて、法人カードの審査に落ちる原因について解説します。

主な内容は、以下の通りです。

1⃣財務状況が不安定

法人カードの審査では、会社の財務状況が重要視されます。売上高の減少傾向や赤字決算が続く場合、審査に通りにくくなるでしょう。

負債比率が高すぎるケースやキャッシュフローが悪化するケースでも、支払い能力に疑問が生じ、審査落ちの原因になることがあります。安定した財務基盤を示すことが、審査通過の鍵だといえます。

2⃣代表者または会社の信用情報に問題アリ

代表者個人や会社の信用情報に問題がある場合、法人カードの審査に通りにくくなります。借入れの延滞履歴や法的措置(個人破産や民事再生)を受けた経歴があれば、信用リスクが高いと判断されるでしょう。会社の不渡りや税金の滞納も、審査に影響を与えます。

ただし、信用情報は一定期間で消去されるため、その間に信用回復を目指すのも重要です。プリペイドカードやデビットカードなど、審査基準のゆるいカードから始めるのもよいでしょう。

3⃣業歴が浅すぎる

創業間もない企業や、業歴の浅い会社は、法人カードの審査で不利になる可能性があるでしょう。多くのカード会社では、事業の安定性や継続性を判断すべく、最低でも2〜3年程度の事業実績を求める傾向にあります。

業歴が浅い場合、事業計画の実現可能性や将来性について、より詳細に示す必要があるかもしれません。

4⃣必要事項の不備や虚偽記載

申込書類の記入ミスや必要書類の不足は、審査の遅延や却下につながります。とくに、売上高や利益といった「財務情報に関する虚偽記載」は、確実に避けましょう。虚偽記載が発覚すれば、即座に審査落ちとなるだけでなく、今後のカード申し込みにも悪影響を与える可能性があります。

正確かつ誠実な情報提供が、スムーズな審査につながるでしょう。

審査に通りやすい法人カードの特徴

審査に通りやすい傾向にある法人カードには、以下のような特徴があります。

1⃣審査基準が柔軟である

多くの企業に門戸を開くため、審査基準を柔軟に設定している法人カードが存在します。「新規設立企業」や「小規模事業者」でも取得しやすい傾向にあり、事業規模や業歴にかかわらず、幅広い企業のニーズに対応可能です。

2⃣個人事業主も対象とする

個人事業主も対象にする「柔軟なプラン」を用意している場合、通常の法人カードより、柔軟な審査基準が設けられている傾向にあります。事業規模を問わず、幅広いニーズに対応していることから、多くの法人でビジネスカードの恩恵を受けられる可能性があるでしょう。

3⃣Web完結型の申し込み

オンラインで簡単に申し込みができ、必要書類もデジタルで提出できるカードは、手続きが簡素化される傾向にあります。効率的なプロセスによって、審査もスムーズに進むことから、比較的取得しやすいといえます。

審査に通りやすい法人カード7選

ここでは、審査に通りやすい法人カードについて、7つの具体的なカードを紹介します。

1⃣UPSIDERカード

UPSIDER(アップサイダー)カードは、スタートアップ企業や、挑戦する企業に向けた、法人用のカードです。

決算書の提出が不要であり、手軽に申し込めます。バーチャルカードであれば、最短即日での発行が可能です。プリペイド式の場合には、審査なしで利用できます。

カード概要

年会費無料
発行スピード・バーチャルカード:審査完了後、即日・リアルカード:審査完了後、最短3営業日でお届け
ポイント還元率1.0%
国際ブランドVisa
電子マネー
おすすめポイント・最大10億円の高度な利用限度額・年会費と発行手数料が無料(発行枚数無制限)・会計ソフトとの連携(freee、マネーフォワードなど)
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ETCカード発行手数料
ETCカード年会費
マイル還元率

機能

■利用額の上限設定

カードごとに利用限度額を設定でき、不正利用のリスクを低減

■カード即時ロック

紛失や不正利用の疑いがある場合、Web上ですぐにカードをロック

■証憑アップロード

SlackやWeb管理画面から、領収書などの証憑を簡単にアップロード可能

審査のポイント

・設立したばかりの企業も申し込める

・決算書の提出が不要(銀行口座の連携でOK)

申し込み条件

・法人(個人事業主は対象外)


UPSIDERカードの特徴について、さらに詳しく知りたい場合には、以下の記事もおすすめです。UPSIDER法人カードとは?還元率や評判・審査基準などの特徴を解説


2⃣アメックス・ビジネス・グリーン・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは、アメリカン・エキスプレスが発行する法人カードであり、個人事業主も申し込めます。

登記後すぐの事業主も対象であるため、起業後すぐに申し込める点も特徴です。年会費は比較的高めなため、充実した特典を活用できるかが鍵だといえます。

カード概要

年会費・本カード:13,200円(税込) ・追加カード:6,600円(税込)
発行スピード
ポイント還元率1.0%~3.0%
国際ブランドアメリカン・エキスプレス(AMEX)
電子マネー
おすすめポイント・大手会計ソフトとのデータ連携(登録制/有料) ・追加カードの利用限度額設定可能  ・オンライン・サービスでの簡単操作
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ETCカード発行手数料無料
ETCカード年会費無料
マイル還元率

機能

■経費管理

   ・オンライン明細書で支出を簡単に管理

■ビジネスサポート

   ・最高5,000万円の海外旅行傷害保険

   ・ビジネス・トラベル・アクシデント保険

■その他

   ・国内外のアメックス加盟店で利用可能

審査のポイント

・起業後、すぐに申し込める
・個人事業主も申し込める

申し込み条件

・独立してビジネスを行う人(個人事業主も可)

3⃣アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、法人向けのクレジットカードであるものの、個人事業主も申し込み可能です。

メタルカードで高級感があり、特典や付帯サービスも充実するため、ステータス性も高いといえるでしょう。年会費は高めなものの、出張や旅行をする人にとって役立つ特典が多い点も魅力です。

カード概要

年会費36,300円(税込)
発行スピードおよそ3週間
ポイント還元率1.0%
国際ブランドアメリカン・エキスプレス(AMEX)
電子マネー
おすすめポイント・ビジネス関連の割引/優待が充実・出張のサポートが豊富・経費の支払い集約で効率的にポイントが貯まる
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ETCカード発行手数料無料
ETCカード年会費無料
マイル還元率

機能

■追加カード

従業員に追加カードを発行できる

■代理人制度
基本カード会員が指定した代理人も、与信・事前承認やポイント交換ができる

■メンバーシップ・リワード
対象加盟店の利用で100円=1ポイントが貯まり、さまざまな特典と交換可能

審査のポイント

・個人事業主も申し込める

申し込み条件

・法人
・個人事業主

4⃣セゾンプラチナ・ビジネス・ アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、個人事業主や中小企業経営者に向けた、高機能ビジネスカードです。

プラチナカードレベルのサービスや、特典を提供します。審査基準は非公開なものの、安定した収入があり社会的信用を有する人であれば、一般の個人(学生・未成年は除く)も申し込めます。

カード概要

年会費22,000円(税込)、初年度無料
発行スピード最短3営業日
ポイント還元率1.0%~2.0%
国際ブランドアメリカン・エキスプレス(AMEX)
電子マネーiD、QUICPay、Apple Pay
おすすめポイント・プラチナ会員専用コンシェルジュサービス ・個人与信で審査可能(登記簿不要)  ・ビジネス向け優待・特典が充実
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ETCカード発行手数料
ETCカード年会費3,300円(税込)
マイル還元率最大1.125%(SAISON MILE CLUB利用時)

機能

経費管理機能

   ・経費支払い・清算の手間を削減

ポイントプログラム

   ・永久不滅ポイントが貯まる

保険サービス

・海外旅行傷害保険(最高1億円)
・国内旅行傷害保険(最高5,000万円)

■空港ラウンジサービス

   ・国内主要空港のラウンジが利用可能

コンシェルジュサービス

   ・24時間365日対応の専門スタッフによるサポート

審査のポイント

・Web完結型の申し込みに対応
・個人事業主も申し込める

申し込み条件

・個人事業主または経営者(学生と未成年を除く)
・安定した収入がある人

5⃣バクラク

バクラクカードは、年会費無料で最大1.5%キャッシュバックの法人向けクレジットカードであり、リアル・バーチャル両カードを発行できます。

インボイス制度・電子帳簿保存法に対応し、経理業務の効率化が実現可能です。審査の最短期間は、バーチャルカードで即日、リアルカードで3日程度であり、比較的スムーズな審査プロセスが期待できます。

カード概要

年会費無料
発行スピード・バーチャルカード:即時発行・利用可能・リアルカード:最短3日でお届け
ポイント還元率1.0%~1.5%
国際ブランドVisa
電子マネー
おすすめポイント・最大1.5%のキャッシュバック ・世界中のVisa加盟店で利用可能  ・インボイス制度&電子帳簿保存法に対応
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ETCカード発行手数料
ETCカード年会費
マイル還元率

機能

■部署別・用途別のカード発行

部署や用途ごとなど、詳細なカード発行が可能

■電子保存

領収書と利用明細を自動で紐づけ、電子保存ができる

■利用制限と即時停止機能

利用限度額や利用期間を制御し、ボタン1つでの停止が可能

審査のポイント

・Web完結型の申し込み

申し込み条件

・法人(個人事業主は対象外)

6⃣JCB法人カード

JCB法人カードは、法人・事業主に向けた、便利なビジネスカードです。Webで簡単に申し込みができ、審査結果もメールで通知されます。

手続きに必要な書類も「法人の確認書類」「代表者の本人確認書類のみ」と、シンプルです。経費精算の効率化やポイント還元など、ビジネスに役立つ機能も搭載されています。

カード概要

年会費・一般カード: 1,375円(税込)、初年度無料・ゴールドカード: 11,000円(税込)、初年度無料・プラチナカード: 33,000円(税込)
発行スピード
ポイント還元率0.5%
国際ブランドJCB
電子マネーGoogle Pay、Apple Pay
おすすめポイント・ETCカードが年会費無料・発行枚数無制限 ・会計ソフトへの取り込み可  ・サイバーリスク総合支援サービス・保険付帯
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ETCカード発行手数料無料
ETCカード年会費無料
マイル還元率

機能

■会計ソフトへの取り込み

利用明細データを、各種会計ソフトに取り込める

■JCB E-Co明細(イーコメイサイ)

ETCカードの走行日・利用区間・金額をオンラインで確認可

審査のポイント

・個人事業主も申し込める
・Web完結型の申し込み

申し込み条件

・法人
・個人事業主

7⃣NTTファイナンスBizカード

NTTファイナンスBizカードは、法人・個人事業主向けのビジネスカードです。

年会費無料で、経費管理や節税に役立つ機能が充実しています。Web完結での申し込みができるため、手軽に取得しやすいといえます。

カード概要

年会費【レギュラーカード】・永年無料(代表者カード・使用者カード)【ゴールドカード】・代表者カード:11,000円(税込)・使用者カード:2,200円(税込)
発行スピード約10日
ポイント還元率1.0%
国際ブランドVisa
電子マネー
おすすめポイント・充実した海外・国内旅行傷害保険・Web明細編集サービスで経費管理が可能
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ETCカード発行手数料
ETCカード年会費・レギュラーカード:550円(税込)/1枚・ゴールドカード:無料
マイル還元率

機能

■Web明細編集サービス

用途ごとに、Web明細を分割できる

■充実の海外・国内旅行傷害保険

最高1億円の海外旅行傷害保険、最高5,000万円の国内旅行傷害保険

審査のポイント

・決算書の提出不要(登記事項証明書、法人代表者の本人確認書類のみ必要)

・Web完結型の申し込み

申し込み条件

<レギュラーカード・ゴールドカード共通> 

法人カード:法人である/20歳以上で、連帯保証人を用意できる
個人事業主カード:20歳以上の個人事業主

法人カードの審査に落ちてしまった際の対処法(事前準備)

法人カードの審査に落ちてしまった場合や、審査通過に向けた事前準備をしたい場合には、以下の対処法を実践するとよいでしょう。

1⃣会社の信用力を高める

企業の信用力を高めるには、「長期的な取引関係の構築」「ホームページでの情報開示」「信用調査会社の評価向上」が効果的です。売掛金や税金を、期限内に支払うことも重要です。

また、ビジネスコンテストへの参加や受賞実績をアピールすることで、企業の前向きな姿勢もアピールできるでしょう。信用調査会社への自主的な情報登録も、信用力の向上が期待できます。

2⃣財務体質の強化

財務体質の強化は、法人カード審査通過の鍵になるため、適切な資金管理・経費削減・収益性の向上に努めるとよいでしょう。決算書の透明性を高め、金融機関や取引先に信頼される財務状況をつくることも重要です。

必要に応じて専門家のアドバイスを受け、財務戦略を立てることも、「安定した財務基盤づくり」や「企業の信用力向上」に直結します。

3⃣代表者の個人信用を管理する

法人カードの審査では、代表者の個人信用情報も、重要な判断材料になり得ます。そのため、個人の借入状況や返済履歴、クレジットカードの利用状況などを把握し、必要に応じて改善を図ることが大切です。

信用情報機関に登録されている情報を確認し、誤りがあれば訂正を求めるのもよいでしょう。代表者の信用力向上は、法人の信用力向上にもつながります。

まとめ

法人カードの審査は個人向けクレジットカードよりも厳しい傾向にありますが、審査基準が比較的柔軟な法人カードも存在します。

ここでは、取得しやすい傾向にあるといわれる「7つの法人カード」を紹介しました。法人カードの取得を目指す人は、審査落ち回避に向けて、代表者の信用力、事業の安定性などを整えることが大切です。

会社の信用力向上や財務体質の強化、代表者の個人信用管理などを目指し、法人カード取得に挑戦するとよいでしょう。


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