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アメックスは2枚持ち可能?メリット・デメリットや組み合わせを解説

本記事はプロモーションを含みます

「アメックスのカードを複数持つことは可能か?」「可能だとしたら、どんなメリットがあるのか?」などの疑問をお持ちの方もいるでしょう。

結論から言うと、アメックスの2枚持ちは公式に可能であり、特定の目的を持つ人にとっては大きなメリットがあります。

この記事では、アメックスの2枚持ちについて、公式見解やメリットについて解説します。目的別におすすめの組み合わせも紹介するので、2枚持ちに関心のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

Contents
  1. アメックスの2枚持ちは可能!公式見解と基本ルール
  2. アメックスのカードの種類
  3. アメックス発行の個人カード
  4. アメックス発行の法人カード
  5. アメックスの提携個人カード
  6. アメックスの提携法人カード
  7. ビジネスと個人でアメックスを2枚持ちするメリット
  8. ビジネスと個人でアメックスを2枚持ちするデメリット
  9. 目的別・おすすめの組み合わせ3選
  10. まとめ|アメックス2枚持ちのメリットを理解して使い分けよう

アメックスの2枚持ちは可能!公式見解と基本ルール

多くのクレジットカード会社がメインカードに付帯するサブカードの発行を行う中、アメリカン・エキスプレスではアメックス同士での2枚持ちが正式に認められています。

ただし、すべての組み合わせで2枚持ちができるわけではないため注意が必要です。以下が2枚持ち可能な組み合わせです。

・ プロパーカード同士(グレードが異なる場合)
例:ゴールド・プリファード・カードとグリーン・カードなど

・ 個人カードとビジネスカードの組み合わせ
例:個人プロパーカードとビジネスプロパーカード

・ プロパーカードと提携カードの組み合わせ
例:アメックス・ゴールド・カードとANAアメックス・カードなど

・ 提携カード同士(発行会社による)
例:セゾンアメックスとANAアメックスなど

実際に、アメリカン・エキスプレスは公式でも「同一名義であればポイントが合算できる」という旨の記載があり、複数枚保有することが公式に承認されています。

アメックスのカードの種類

アメックスカードには、アメリカン・エキスプレスが直接発行するカードと、提携している企業やクレジットカード会社が発行しているカードの2つの種類があります。

アメックス発行カード(プロパーカード) は、アメリカン・エキスプレス社が直接発行するカードです。メンバーシップ・リワードポイントプログラムを採用しており、充実した旅行特典やコンシェルジェサービスなど、アメックス独自の優待サービスが特徴です。

提携カードは、セゾンカードやクレディセゾン、各航空会社などが発行しています。発行会社独自のポイントプログラムや特典が付帯しており、年会費体系や優待内容がプロパーカードとは異なります。

この2つのカテゴリーは、ポイントプログラム、年会費設定、付帯サービスなどに違いがあるため、2枚持ちを検討する際には比較すると良いでしょう。

アメックス発行の個人カード

まず、アメックスが発行している個人向けクレジットカードを紹介します。

アメックス・プラチナ・カード|旅行に関する優待が豊富

年会費165,000円(税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
家族カード無料(4枚まで)
ETCカード年会費:無料発行手数料:935円(税込)
有効期限:5年
発行枚数
(基本カード会員):5枚まで
(家族/追加カード会員):1人につき1枚
還元率0.5%~3.0%
申し込み条件20歳以上
与信枠(限度額)一律の制限なし利用状況に合わせて設定

アメックス・プラチナ・カード年会費は165,000円(税込)のアメックス最上ランクのカードです。

通常は年会費3,300円(税込)のポイントアッププログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」に無料で登録でき、還元率をアップさせられます。

旅行特典が充実しており、たとえば世界中のホテルでVIP待遇を受けられる「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」、高級ホテルの上級会員になれる「ホテル・メンバーシップ」、年間200万円以上利用で国内高級ホテル無料宿泊の「フリー・ステイ・ギフト」を提供しています。

また、海外旅行中の日本語サポート「プラチナ・カード・アシスト」、24時間365日利用可能な秘書サービス「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」など、最上級のサービスを受けられます。

主に、最高レベルのサービスを求める方、海外旅行の頻度が高い方におすすめです。

アメックス・ゴールド・プリファード・カード|ポイントを効率よく貯めたい方向け

年会費39,600円(税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
家族カード2枚まで無料
3枚目以降19,800円(税込)
ETCカード無料(発行手数料935円)
ポイント還元率1.0%~3.0%
申込条件原則として日本国内に住居を有する者
利用可能枠一律の制限なし

アメックス・ゴールド・プリファード・カードは2024年に新登場したゴールドカードの新ラインナップです。年会費39,600円(税込)で、一般的なゴールドカードより上位に位置づけられています。

特徴としては、基本還元率1.0%でAmazon・ヤフーショッピングなど特定加盟店では最大3.0%の高還元率を実現している点があります。

さらにポイントは、マイルや楽天ポイントなどに交換でき、年間参加費3,300円(税込)の「メンバーシップ・リワード・プラス」に登録すると、ポイント有効期限が無期限となり交換レートが最大2倍に向上します。

主に日常利用でのポイント還元を重視する方、バランスの取れた特典を求める方にはおすすめのカードです。

アメックス・グリーン・カード|初めてアメックスカードを持つ人におすすめ

月会費1,100円 (税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
家族カード550円 (税込)/月
ETCカード無料
※発行手数料935円(税込)
ポイント還元率0.5%~1.0%
ご利用可能枠一律の制限なし
申込条件原則として日本国内に住居を有する者

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードは、月会費1,100円(税込)なので、アメックスのカードを初めて持つ方でも手軽に始められるカードです。

特徴としては旅行傷害保険は最高5,000万円まで補償され、カードで旅行代金を支払うとさらに手厚い補償が受けられます。

また、通常年会費99米ドルの「プライオリティ・パス」スタンダード会員に年会費無料で登録でき、世界1,400ヶ所以上の空港ラウンジを1回35米ドルの利用料で使用可能です。

主にアメックスブランドのカードを初めて持ちたい方、年会費を抑えつつも豊富なトラベル特典により旅行好きの方に特におすすめです。

アメックス発行の法人カード

次に、アメックスが発行している法人向けクレジットカードについて紹介します。

アメックス・ビジネス・プラチナカード|VIP特典が豊富

年会費165,000円(税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
家族カード無料(4枚まで)
ETCカード年会費:無料発行手数料:935円(税込)
有効期限:5年
発行枚数
(基本カード会員):5枚まで発行枚数
(家族/追加カード会員):1人につき1枚
還元率0.5%~3.0%
申し込み条件20歳以上
与信枠(限度額)一律の制限なし利用状況に合わせて設定

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードは年会費165,000円(税込)で、アメックス法人カードの中で最もランクが高いカードです。

主な特徴としては、プラチナカードやゴールドカードでも利用できる世界中の高級ホテルでVIP待遇を受けられる特典や、対象ホテルの上級会員になれる特典が付帯している点です。

また、年間200万円以上利用で国内高級ホテル無料宿泊の「フリー・ステイ・ギフト」を提供しています。

その他、世界中1,400ヶ所以上の空港ラウンジを同伴者1名まで無料利用できる「グローバル・ラウンジ・コレクション」、海外旅行中のレストラン予約や通訳、病院紹介などを24時間365日日本語でサポートする「プラチナ・カード・アシスト」が付帯します。

主に事業規模が大きい経営者や海外出張の多いビジネスパーソンにおすすめです。

アメックス・ビジネス・ゴールドカード|ゴールドカードながら起業直後でも作成可能

年会費49,500円(税込)
追加カード付帯特典あり:年会費13,200円(税込)
付帯特典なし:年会費無料(※)
ETCカード無料基本カード会員は20枚まで、追加カード会員は1人につき1枚
ポイント還元率1.0-3.0%
入会特典・キャンペーン入会後に利用条件を達成することで合計170,000ポイントを獲得(カード年会費3年分に相当)
利用限度額一律の制限なし(利用状況などにより都度設定)
申込条件20歳以上の会社経営者(法人代表者)
または個人事業主

※判定期間内にカード利用がない場合、管理手数料として3,300円(税込)を徴収

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールドカードは、年会費49,500円(税込)の法人用ゴールドカードです。

カードは金属製のメタルカードで、高いステータス性を備えています。起業直後や個人事業主でも作成可能な審査基準で、利用限度額が高く設定され、1億円以上の与信提供がある場合もあります。

従業員カードを最大99枚まで発行でき、「会食・接待」「出張・移動」「ビジネス」「安心」の4つのカテゴリーにわたる多様な特典が付帯しています。その他、ビジネス利用に特化した充実したサービスにより、中小企業の経営者や個人事業主の事業運営を強力にサポートします。

主に中小企業の経営者や、個人事業主で経費管理を効率化したい方におすすめです。

アメックス・ビジネス・グリーンカード|ビジネスに特化した特典あり

年会費13,200円(税込)
追加カード付帯特典あり:年会費6,600円(税込)
付帯特典なし:年会費無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
ETCカード無料基本カード会員は20枚まで、追加カード会員は1人につき1枚
ポイント還元率1.0~3.0%
申し込み条件20歳以上の会社経営者(法人代表者)
または個人事業主
利用可能枠一律の制限なし(利用状況などにより都度設定)

アメックスビジネスグリーンカードは、年会費13,200円(税込)のアメックス法人カードです。

アメックスビジネスグリーンカードは利用限度額に一律の制限がなく、利用状況や支払い実績に応じて柔軟に決定されます。

また、ETCカードは年会費・発行手数料無料で基本カード会員は20枚まで発行可能、「クラブオフ」のVIP会員特典、ビジネスカード会員限定のビジネスマッチングサービスなど、ビジネスに特化したサービスが充実しています。

主に起業したばかりの経営者や、個人事業主として事業を始めた方におすすめです。

アメックスの提携個人カード

アメックスでは、他社と提携して発行している個人カードがあります。次では、他社と連携している個人カードについて紹介します。

ANAアメリカン・エキスプレス®・ゴールド・カード|マイル重視の方におすすめ

年会費34,100円(税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
家族カード17,050円(税込)
ETCカード年会費無料 ※1
基本ポイント還元率1.0% ※
申し込み条件原則として日本国内に住居を有する者
ご利用可能枠審査により決定

※1:発行手数料935円
※2:200円(税込)=1ポイント加盟店および加算対象外利用分あり 

ANAアメリカン・エキスプレス®・カードは、ANAグループが発行するゴールドカードです。

ポイント有効期限が無期限で、好きなタイミングでANAマイルへ移行できる柔軟性が特徴です。入会後3ヶ月以内に合計180万円以上のカード利用で、入会ボーナスマイル2,000マイルと利用額に応じたボーナスポイントを含む合計68,000マイル相当を獲得できる入会特典があります。

また、毎年のカード継続で2,000マイルがプレゼントされ、ANA航空券や旅行商品などANAグループでのカード利用はポイントが2倍になります。貯めたポイントは航空マイルへの移行のほか、ホテルのポイント、買い物、後払いなど様々な用途に利用できます。

主にANAをよく利用する方、マイルを効率よく貯めたい方におすすめです。

ANAアメリカン・エキスプレス®・カード|ANAグループではマイル2倍

年会費7,700円(税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
家族カード2,750円(税込)
ETCカード年会費無料 ※
基本ポイント還元率1.0%
申し込み条件原則として日本国内に住居を有する者
ご利用可能枠利用可能額に一律の制限なし

※発行手数料:935円(税込)

ANAアメリカン・エキスプレス®・カードは、ANAグループが発行するカードです。

特徴はマイルの基本還元率が1.0%で、ANAグループでの利用はポイント1.5倍になる点です。そのため、ANA便やANA関連サービスを頻繁に利用する方にとって効率的なマイル獲得が可能です。

さらに、「ポイント移行コース」(年間参加費6,600円・税込)に登録すると、ポイントの有効期限が無期限になり、好きなタイミングでANAマイルへ移行できる柔軟性があります。カード入会時に1,000マイルがプレゼントされ、毎年のカード継続でも1,000マイルが継続的に付与されます。

もちろん、旅行傷害保険や国内外29空港の空港ラウンジ無料利用など、アメリカン・エキスプレスならではの充実した特典も利用できます。

主に年会費を抑えつつ、ANAマイルを貯めたい方にはぴったりの1枚です。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード|お得にアメックス特典利用可能

カード名セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カード
年会費初年度無料
2年目以降1,100円(年1回の利用で無料)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
家族カード無料 ※1
ETCカード無料 ※2
ポイント還元率0.5%
申し込み条件18歳以上の連絡可能な方
ご利用可能枠公式サイトに記載なし

※1:発行は通常カードのみ可能
※2:発行は本会員のみ可能

セゾンパールアメックスカードは、クレディセゾンが発行するカードです。年会費は初年度無料、2年目以降は1,100円(税込)ですが、年1回の利用で翌年度も無料になります。

主な特徴として、有効期限がない「永久不滅ポイント」が貯まり、QUICPay利用時には最大2%の高還元率という点にあります。また、カードは最短5分で発行できるデジタルカードサービスを提供しており、すぐにカードを利用したい方にも対応しています。

さらにセゾンパールアメックスカードは、年会費無料ながらアメックスブランド限定の優待特典を利用できます。アメリカン・エキスプレス・エクスペリエンスやナンバーレスカード対応など、利便性と安全性を両立した機能が充実しています。

日常のお買い物で、QUICPayをよく利用する方におすすめです。

アメックスの提携法人カード

アメックスには、提携会社から発行する法人向けクレジットカードがあります。以下で詳しく紹介します。

セゾンプラチナ・ビジネス ・アメックス|ビジネス関連優待が充実

年会費初年度:無料2年目
以降:33,000円(税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
追加カード年会費 3,300円(税込) ※最大9枚
ETCカード年会費:無料 ※最大5枚ま発
ポイント還元率永久不滅ポイント:1,000円(税込)=1ポイント(海外ポイント2倍)
JALマイル:最大1.125% ※
申し込み条件個人事業主・経営者(安定した収入がある方)
登記簿/決算書不要で申込み可
限度額9,990万円

※「SAISON MILE CLUB」の年会費が5,500円(税込)が必要

セゾンプラチナ・ビジネスカードは、クレディセゾンとアメリカン・エキスプレスが連携して発行する法人カードです。初年度無料、2年目以降は33,000円(税込)の年会費で、プラチナカードの特典を手頃な年会費で利用できる高いコストパフォーマンスが魅力です。

また、JALマイルの還元率は最大1.125%と高く、出張が多い方に特におすすめです。2025年6月からはコンシェルジュサービスの強化、サイバー保険の追加、空港での手荷物・コート預かりサービス、プライベート用プラチナカードの無料発行など、新サービスが開始しました。

主にコストを抑えてプラチナカードを持ちたい経営者や、JALマイルを効率的に貯めたい法人に向いていると言えるでしょう。

セゾン・コバルト・ビジネス・アメックスカード|年会費無料の法人カード

年会費無料
国際ブランドアメリカン・エキスプレス®
追加カード無料 ※最大9枚まで
ETCカード無料 ※最大5枚まで
ポイント還元率0.5~2.0%
申込条件個人事業主またはフリーランス、経営者の方(高校生を除く)
限度額最高500万円

セゾンコバルトビジネスアメックスカードは、年会費無料で発行が可能な法人カードです。追加カードも最大9枚、ETCカードも最大5枚まで無料で発行でき、非常にコストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

カード発行においては決算書・登記簿謄本は不要なため、個人事業主やフリーランスでも申し込みやすい点が特徴です。また、最長56日の支払いサイクルによりキャッシュフローの安定に役立つでしょう。

その他、レンタルサーバー、Wi-Fi、コンサルティングサービスなど、ビジネスに役立つ割引特典が充実しています。特にWebマーケティング関連の支出が多い事業者には4倍のポイント対象サービスが豊富です。

主にWebマーケティング関連の支出が多い事業者や、年会費を抑えて高還元を求める法人におすすめです。

ビジネスと個人でアメックスを2枚持ちするメリット

アメックスにおいて、法人カードと個人カードを2枚持ちすると、いくつかメリットがあります。そのメリットについて見ていきましょう。

使い分けにより会計処理がスムーズになる

ビジネスと個人とでプロパーカードを2枚持ちすれば、会計処理がスムーズになります。同じオンラインサービス上で双方の明細や利用状況が確認できるため、管理しやすくなるからです。

個人事業主やスタートアップ企業の代表であれば、個人カードを事業用としても使用しているケースもあるでしょう。双方の決済を同じカードで行っていると、仕分け作業や経費生産に時間を要してしまいます。

アメックスのプロパーカードを2枚持つことによって、この問題を解消できるため、会計処理の効率化と正確性の向上を同時に実現できます。

ポイント合算が可能

アメックスのメンバーシップ・リワードと呼ばれるポイントサービスに対応したカード同士であれば、貯まったポイントを合算可能です。

メンバーシップ・リワードは、アメックスのプロパーカードで採用されているポイントプログラムで、有効期限がなく、航空マイルやホテルポイント、商品券など様々な特典と交換できる柔軟性の高いシステムです。

ただし、提携カードの中にはメンバーシップ・リワードに対応していないカードもあるため、2枚持ちを検討する際は事前に確認しましょう。

2枚とも本カードとして利用可能

アメックスの2枚持ちであれば、どちらも本カードとして利用できるため、独立した特典やサービスを受けられます。

多くのクレジットカードでは、同じブランドで「2枚持ち」すると、片方がメインカード、もう一方がサブカードという扱いになりがちです。利用枠が共有されるなど、メリットが限定的になる場合もあります。

本カードとして2枚持ちできるアメックスであれば、それぞれで独立した利用枠が設けられるため、多額の出費が必要な場面でも安心です。空港ラウンジの利用回数や各種優待サービスも2倍活用できます。

ビジネスと個人でアメックスを2枚持ちするデメリット

アメックスの2枚持ちには多くのメリットがある一方で、いくかのデメリットも存在します。

まず、2枚持ちする場合はそれぞれのカードで年会費が発生します。アメックスのカードの多くは年会費が高めに設定されており、プロパーカード2枚の組み合わせでは年間10万円を超える場合もあるため、特典との費用対効果を慎重に検討しなければなりません。

また、2枚のカードを同時に管理することで、利用明細の確認、支払日の管理、ポイント有効期限の把握、各種特典の理解など、管理すべき項目が倍増します。特に支払日が異なる場合は、資金繰りにも注意が必要です。

さらに、2枚のカードを持つと、総利用可能枠が増加し、結果として使いすぎてしまうリスクが高まります。特に個人カードとビジネスカードを使い分ける場合、全体の支出額を把握しにくくなる可能性があるため、定期的な利用状況の確認を行いましょう。

目的別・おすすめの組み合わせ3選

アメックスのカードは、目的に合わせてカードを組み合わせるとメリットを享受できます。ここでは、目的別のカードの組み合わせについて紹介しましょう。

個人利用と事業利用を区別するならプロパーカードとビジネスカードの2枚持ち

アメックスの2枚持ちで特におすすめなのが、個人用のプロパーカードとビジネスカードの2枚持ちの組み合わせです。個人事業主やフリーランス、法人経営者にとって、この組み合わせは非常に使い勝手が良く、管理も楽になります。

おすすめ組み合わせの組み合わせは、以下のとおりです。

〇アメックス・ゴールド・プリファード・カード(個人用)
〇アメックス・ビジネス・ゴールドカード(法人用)

普段の買い物や食事などの支払いは個人用カードで決済し、事業に関わる経費を法人用カードで支払えば、それぞれの支出を分離可能です。確定申告時には、法人用カードの支払い分だけを計上すればよくなるため作業が簡素化されます。

また、メンバーシップ・リワードポイントの合算により、単独では達成困難な上位特典への交換が可能となり、より価値の高いリワードを獲得できます。

さらに、両カードともアメックスの充実したプロパー特典を享受でき、同一のオンラインサービスで一元管理できる利便性も魅力です。

マイルを効率よく貯めたいならプロパーカードとANAの提携カード

旅行やマイルに重点を置きたい方にとっては、アメックス・ゴールド・プリファード・カードなどのプロパーカードと、ANAの提携カードの2枚持ちがおすすめです。

この組み合わせでは、プロパーカードでメンバーシップ・リワードポイントを効率的に貯めつつ、ANAアメックスで直接マイル獲得とANA搭乗時25%のボーナスマイルを享受できます。

さらに、両カードの空港ラウンジ利用権が重複することで、より充実した旅行体験が可能となり、ホテル優待などの特定分野に特化した特典も同時に活用できるため、旅行好きには理想的な組み合わせと言えるでしょう。

別ブランドも使いたいなら他社カードとの2枚持ち

アメックスは支払いに対応していない店舗もまだ存在するのが現状です。そのような場合や、別のポイントプログラムを活用したい場合には、アメックスと他社カードを使い分けるのも一つの効果的な手段です。

おすすめは、アメックス・グリーン・カードと他社発行のVISAまたはMastercardの組み合わせです。

この組み合わせにより、アメックスが利用できない店舗でも決済手段を確保でき、加盟店の幅広いカバーを実現できます。アメックス独自の充実した特典を享受しながら、同時に他社カードの独自特典やポイントプログラムも活用できるため、より多様なメリットを享受可能です。

また、月会費制のグリーンカードを選ぶことで年会費を抑えながら使い分けでき、決済手段のリスク分散による安心感も得られます。

まとめ|アメックス2枚持ちのメリットを理解して使い分けよう

アメックスの2枚持ちは公式に認められた戦略であり、組み合わせ次第で大きなメリットを得られます。

例えば、1枚を日常利用や固定費の支払いに充て、もう1枚を旅行やビジネス接待・経費精算などに活用すれば、ポイント効率やサービス利用の幅を効果的に広げることができます。

ただし、年会費と特典のバランス、利用シーンに応じた使い分け、ポイントの貯め方・使い方、複数カードの管理方法などを総合的に検討することが欠かせません。

ぜひ、本記事で紹介したおすすめの組み合わせを参考にして、アメックス2枚持ちを成功させて効率的なカードライフを実現してください。

FUKUROU 編集部
FUKUROU 編集部

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