ゴールドカードを持つメリットとは?向いている人の特徴も解説

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これまで一般のクレジットカードを利用していたものの、結婚や出世といったライフイベントをきっかけに、ステータスの高いゴールドカードへの切り替えを考えている方もいるでしょう。
一方で、「メリットがない」という話も耳にして、どうしたらいいか悩んでいる方も少なくありません。
本記事ではゴールドカードのメリット・デメリットを解説し、自分に合ったカードを選ぶ際のポイントもお伝えします。おすすめのゴールドカードも紹介するので、ステータスの高いカード選びの参考にしてください。
ゴールドカードとは
ゴールドカードとは、一般カードよりも上のランクに位置づけられ、より充実した特典やサービスが付帯されているクレジットカードのことです。
一般カードと比べて、年会費は高くなる傾向にありますが、「年間100万円以上の利用」「一般カードからの切り替え」など、条件次第では年会費が無料になるケースもあります。
各種サービスとの連携でポイント還元率が高くなったり、保険やラウンジ利用などの特典が付帯していたりすることが多いです。
また、その名の通り見た目もゴールドを採用しているカードが多く、デザイン性に優れるところも特徴の一つです。
ゴールドカードの4つのメリット
ゴールドカードには、一般カードにはない魅力があります。ここでは、そのメリットを4つのポイントに絞って詳しく解説します。
ステータスの高さを示せる
ゴールドカードを持つことは、一定の社会的信用や経済的安定がある人と見なされる要素のひとつです。
というのも、ゴールドカードは一般カードよりも審査基準が高めに設定されており、その審査を通過するには安定した収入や信用が求められるためです。
高級感あふれるゴールドのデザインは、会計などの場面でさりげなく品格を演出し、周囲に信頼感を与えるでしょう。
このように、ゴールドカードは単なる決済ツールに留まらず、持ち主の信用度を客観的に示すアイテムとして機能します。
高い利用限度額
ゴールドカードは、高額な支払いにも安心して対応できる、ゆとりある利用限度額が設定されています。
一般カードの限度額が数十万円程度であるのに対し、ゴールドカードでは100万円を超える利用枠が設けられている場合も多くあります。
そのため、海外旅行の費用や高価なブランド品の購入、急な引越しや家電の買い替えといった大きな出費の際も、限度額を気にすることなくスムーズに決済できます。
利用額に応じたおすすめのカードを知りたい方は「【利用額別】おすすめクレジットカード12選!選び方や注意点も紹介」もご覧ください。
高いポイント還元率
ゴールドカードは、日常の支払いで効率よくポイントを貯められる点が大きな魅力です。
一般カードより基本の還元率が高めに設定されているほか、ゴールド会員限定の優待やボーナスポイントが付く場合もあります。
たとえば、提携店での利用でポイントが数倍になったり、年間100万円以上の利用でボーナスポイントが付与されたりする特典も珍しくありません。
貯まったポイントは、年会費の実質的な補填にも活用できるため、使い方次第ではコスト以上のリターンを得られるでしょう。
高還元のカードについて知りたい方は「【最新版】ポイントが高還元率なクレジットカード9選!選び方も解説」もご覧ください。
特典・優待・保険が充実
ゴールドカードには、一般カードにはない優遇サービスが揃っており、年会費以上の価値を感じられる場面も多くあります。
たとえば、国内主要空港のラウンジが無料で利用できたり、最高5,000万円の海外旅行傷害保険が付帯されていたりと、出張や旅行の際に役立つサービスが充実しています。また、購入品の破損や盗難を補償するショッピング保険など、日常生活に活用できる補償もあります。
万が一の備えとしての安心感に加え、日常をより豊かにしてくれるのもゴールドカードの魅力です。
ゴールドカードの3つのデメリット
一方で、ゴールドカードにもデメリットがあります。主なデメリットは以下の3つです。
年会費が必要
ゴールドカードのデメリットの一つは、年会費が発生する点です。
年会費無料の一般カードが多い中で、ゴールドカードは数千円から数万円の費用がかかるため、特典を活用しきれない場合はかえって負担になることもあります。
特典を十分に使わなければ、年会費がメリットを上回ってしまう可能性もあるため注意が必要です。一方で、年間利用額などの条件を満たせば年会費が無料になるカードもあります。
自分の利用スタイルに合ったカードかどうかを見極め、年会費に見合う価値があるかを判断することが重要です。
審査のハードルが高め
ゴールドカードは、一般カードに比べて申し込み審査の基準が高めに設定されている点もデメリットのひとつです。
高い限度額や充実した特典を提供する分、カード会社は申込者に対して安定した返済能力を求めます。そのため、安定した収入や勤続年数、クレジットヒストリー(利用履歴)などが審査で重視される傾向があります。
条件を満たしていない場合は、申し込んでもカードが発行されない可能性もあるため、誰でも気軽に持てるわけではない点に注意が必要です。
優待・特典がライフスタイルに合わないことがある
ゴールドカードには多くの特典がありますが、それが自分のライフスタイルに合っていなければ十分に活用できず、年会費が無駄になってしまうこともあります。
たとえば、空港ラウンジの無料利用や手厚い旅行傷害保険などは、出張や旅行の機会が少ない人にとってはあまり恩恵を感じにくい特典です。特定の店舗での割引も、利用しなければ意味がありません。
カードを選ぶ際は、付帯する特典が自分の生活スタイルに本当に役立つかどうかを、事前によく確認しておくことが大切です。
ゴールドカードを持つのがおすすめな人
ここでは、ゴールドカードのメリットが活かせるのはどのような人か解説します。
社会的信用がほしい人
自身の社会的信用を形で示したいと考えている人に、ゴールドカードは適しています。
ゴールドカードの取得には高いハードルの審査を通過する必要があり、所有していること自体が安定した収入や社会的地位の証明と見なされるためです。
たとえば、ビジネスでの会食や大切な人との食事の際にゴールドカードで支払いを済ませれば、相手に経済的な信頼感や安心感を与えるでしょう。
このようにゴールドカードは、仕事上の関係構築や信頼形成を意識する人にとって、社会的な立場や信用力を演出するアイテムとしても効果を発揮します。
クレジットカードの利用額が大きい人
クレジットカードの利用額が大きい人は、ゴールドカードを活用するのがおすすめです。
ゴールドカードは一般カードに比べて利用限度額の上限が高く設定されることが多く、高額な決済にも余裕を持って対応できるからです。
十分な利用可能枠があれば、家具や家電のまとめ買い、納税、海外旅行費用など、まとまった支出の際も限度額を気にすることなく支払いが可能です。また、利用額に応じてポイントも効率的に貯まります。
特にカード利用額が多い人ほど、ゴールドカードの高い決済能力とポイント還元の恩恵を受けられるでしょう。
旅行や出張に行く機会の多い人
出張や旅行などで移動が多い人にとって、ゴールドカードは非常に相性の良い1枚です。
多くのゴールドカードには、移動中や滞在先での利便性や安全性を高めるための特典が幅広く用意されており、年会費以上の価値を実感しやすいのが特徴です。
代表的な特典として挙げられるのが、空港ラウンジの無料利用です。出発前の待ち時間を落ち着いた空間で過ごせるため、長距離移動の多いビジネスパーソンや旅行好きの方にとっては大きなメリットになります。
さらに、海外・国内を問わず高額な旅行傷害保険が自動付帯されているカードも多く、万が一のケガや病気、盗難などのトラブルにも備えることができます。
頻繁に移動するライフスタイルであればあるほど、その恩恵を受けやすいでしょう。
おすすめのゴールドカード6選
ここからは具体的におすすめのゴールドカードを6種類紹介します。
楽天ゴールドカード|楽天市場や楽天トラベルなど、楽天関連サービスをお得に活用

【基本情報】
年会費 | 2,200円(税込) |
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国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB |
家族カード | 550円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
利用限度額 | 最高200万円 |
申込条件 | 公式サイトに記載なし |
楽天ゴールドカードは、楽天グループが発行する人気のゴールドカードです。
すでに楽天カードを持っている場合は、これまで貯めたポイントをそのまま引き継ぐことができるため、乗り換えもしやすいのが特徴です。
利用限度額は最高200万円とゆとりがあり、基本のポイント還元率は1%です。さらに、楽天市場や楽天トラベルなどの楽天グループのサービスでは、還元率が3倍になるなど、利用先によってポイントが大幅にアップします。
また、楽天ブックスの割引利用、楽天証券で投信積立クレジット決済を行うとポイントがつくなど、さまざまな特典があります。年会費が1万円以上するゴールドカードも多いなか、楽天ゴールドカードは2,200円(税込)と比較的リーズナブルであることも大きな特徴です。
楽天経済圏で生活をする人に、特におすすめのゴールドカードです。
エポスゴールドカード |付帯特典を実質年会費ゼロで受けられる

【基本情報】
年会費 | 5,000円(税込) ※年間50万円以上利用で翌年以降永年無料 |
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国際ブランド | Visa |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
利用限度額 | 審査により個別決定 |
申込条件 | 18歳以上 |
エポスゴールドカードは、マルイグループが発行する人気のゴールドカードで、インビテーション(招待)を受けるか、直接申し込むことで入手できます。
利用限度額は個別に設定され、基本のポイント還元率は0.5%です。年間の利用額に応じてポイントが付与される特典があり、年間100万円の利用で10,000ポイントがもらえます。さらに、選択した3つのショップでポイント還元率が最大2倍になります。
また、年会費は5,000円(税込)ですが、エポスカードからの招待で申し込むか、年間50万円以上を利用すると翌年以降の年会費は永年無料です。
年間50万円以上のカード利用が見込まれる方や、マルイでの買い物頻度が高い方におすすめの一枚です。
au PAY ゴールドカード|au関連サービスの利用でポイント還元率が最大5%

【基本情報】
年会費 | 11,000円(税込) |
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国際ブランド | Visa・Mastercard・AMEX |
家族カード | 1枚目無料 2枚目以降 2,200円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
利用限度額 | 公式サイトに記載なし |
申込条件 | 18歳以上au IDを持っている個人満18歳以上(高校生を除く)のお客さま |
au PAY ゴールドカードは、携帯電話サービスの有名ブランド「au」を展開するKDDI株式会社が発行するゴールドカードです。
利用限度額は個別に設定され、基本のポイント還元率は1.0%です。au携帯電話/UQ mobileユーザーは携帯電話利用料金の支払いにau PAY ゴールドカードを使えば、10%のポイント還元を受けられます。
さらに、auでんき料金の支払いなど複数条件のクリアでポイント還元率が最大5%にアップします。貯まったポイントは全国のPonta提携社で利用可能です。
他にも、国内主要空港ラウンジ無料、海外旅行傷害保険など、他社のゴールドカードに付帯する特典もそろっています。au・UQ mobileユーザーに特におすすめのカードです。
dカード GOLD|docomoユーザーの携帯料金支払い時、最大10%ポイント還元

【基本情報】
年会費 | 11,000円(税込) |
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国際ブランド | Visa・Mastercard |
家族カード | 1枚目無料 2枚目以降1,100円(税込) |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 1.0% |
利用限度額 | 公式サイトに記載なし |
申込条件 | 満18歳以上(高校生を除く) |
dカード GOLDは、携帯電話サービスの有名ブランド「ドコモ」を展開する、株式会社NTTドコモが発行するゴールドカードです。
利用限度額は個別に設定され、基本のポイント還元率は1.0%です。ドコモ mini、irumo、ahamoなど対象のケータイ料金の支払いに使うと、1,000円(税抜)ごとにの最大10%のポイント還元が受けられます。
また、特定のケータイ料金プランの契約で、ドコモでんき Greenの電気料金支払いでポイント還元率が高くなるなど、ドコモ関連サービスと提携した特典も多くあります。
さらにスマホのトラブル時に役立つ特典も充実しており、購入後3年以内のスマホであれば紛失・盗難・修理不能時、最大10万円相当を補償してもらえます。
安心感と高ポイント還元を両立したいドコモユーザーにおすすめのクレジットカードです。
JCBゴールド|外食やレジャーをさらに楽しむための特典が充実

【基本情報】
年会費 | 初年度無料(オンライン入会の場合) 翌年度以降は11,000円(税込) |
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国際ブランド | JCB |
家族カード | 1枚目無料 2枚目以降は1枚につき1,100円(税込) ※本会員の年会費が無料の場合、家族会員も無料 |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
利用限度額 | 公式サイトに記載なし |
申込条件 | 20歳以上(学生を除く) |
JCBゴールドは、日本の国際ブランドであるJCBが直接発行するプロパーカードで、招待なしで申し込めるカードのなかでは、JCBプラチナに次いで2番目にハイクラスのカードです。利用限度額は申込者の収入や利用状況に応じて個別に設定されます。
ポイントの還元率は基本0.5%です。セブンイレブンやAmazonなどの優待店ではポイントが数倍貯まり、JCB海外加盟店での利用でもポイントが2倍になります。
さらに、高級飲食店、映画館、スポーツクラブなどで優待特典があり、国内主要空港ラウンジ無料、海外旅行傷害保険など、旅行関連の特典も充実しています。
2年連続の100万円(税込)以上の利用、または1年で200万円(税込)以上利用の場合、「JCBゴールド ザ・プレミア」へランクアップも可能です。
外食やレジャーを楽しむ人にぴったりのゴールドカードです。
PayPayカード ゴールド|毎日のPayPay支払いで、最大2%ポイント還元

【基本情報】
年会費 | 11,000円(税込) |
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国際ブランド | Visa・Mastercard・JCB |
家族カード | 無料 |
ETCカード | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5% |
利用限度額 | 審査により個別決定 |
申込条件 | 公式サイトに記載なし |
PayPayカード ゴールドとは、スマホ決済サービスを展開する、PayPayグループが発行するゴールドカードです。利用限度額は申込者の収入や利用状況に応じて個別に設定されます。
基本のポイント還元率は0.5%ですが、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーの場合はポイント還元率が上がる仕組みになっており、スマホ代が最大10%、SoftBank 光/Air が最大10%、おうちでんき・自然でんきが最大3%にアップします。
さらに、PayPayクレジットの利用設定をすると、PayPayクレジットでもカード利用でもご利用金額200円(税込)ごとに最大2%のPayPayポイントがもらえます。Yahoo!ショッピング・LOHACOでの買い物でも、最大7%のポイント還元が受けられます。
ソフトバンク、ワイモバイルユーザーであり、日々の支払いでPayPayを使う人におすすめのゴールドカードです。
ゴールドカードに関するよくある質問
ここでは、ゴールドカードについてのよくある質問にお答えします。
ゴールドカードはメリットないって本当?
一概には言えません。ゴールドカードのメリットは「利用者次第」です。
たしかに、年会費がかかる点だけを見ると「損では?」と感じる人もいるかもしれません。しかし、ゴールドカードには、国内主要空港ラウンジの無料利用、ショッピング保険、旅行傷害保険など、さまざまな特典が付帯しています。さらに、ポイント還元率がアップする仕組みや、高めに設定された利用限度額なども魅力です。
日常的にクレジットカードの利用額が多い人や、付帯特典をしっかり活用できる人であれば、年会費分の元を取るどころか、むしろお得に感じられる場面が多くなるでしょう。
ゴールドカードは年収が少なくても作れますか?
ゴールドカードは、一般カードに比べて審査基準がやや高めとされています。ただし、具体的な年収の目安はカード会社ごとに異なり、公にはされていません。
一般的には「年収300万円以上がひとつの目安」と言われることもありますが、あくまで参考程度の話に過ぎません。実際の審査では、年収だけでなく、勤続年数や雇用形態、これまでのクレジット利用履歴(クレジットヒストリー)など、総合的な要素が見られます。
そのため、年収がやや低くても他の条件が良ければ審査に通る可能性は十分あります。気になるカードがあれば、まずは申し込んでみるのもひとつの方法です。
ゴールドカードを持っている人は何人に1人ですか?
2021年7月に実施された調査によると、プラチナ・ブラックを含むゴールドカード以上のランクのクレジットカードを保有している人は、全体の25.7%でした。
つまり、およそ4人に1人がゴールドカード以上のカードを持っているという計算になります。
また、ゴールドカードを持つ理由として最も多かったのは「ポイントの還元率が良いから」で58.1%、次いで「特典の内容が良くなるから」が34%という結果でした。
特典や還元率といった、実利を重視して選んでいる人が多いことがうかがえます。
(出典:PR TIMES|ゴールドカードを所持している人の割合とは?1921人に聞いたゴールドカードの所有率と所有者の年収|クレジットカード比較Plus)
まとめ|ゴールドカードのメリットを理解して好条件でクレカを利用しよう
ゴールドカードには、年会費、ポイント還元率、付帯サービスなど、カードごとに異なる特徴があり、うまく活用すれば多くのメリットが得られます。
同じ「ゴールド」でも中身は大きく異なるため、切り替えを検討する際は、それぞれの詳細をしっかり確認することが大切です。
また、どのカードが最適かは、利用者のライフスタイルによって変わります。ポイント重視なのか、旅行や出張が多いのか、日常使いが中心なのかなど、まずは自分の利用スタイルを見つめなおすことが、満足のいく1枚を選ぶ第一歩です。
本記事の内容を参考に、自分の暮らしにぴったりのカードをぜひ見つけてください。