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【最新版】IP(050)電話8選比較|種類やメリット・選び方について解説

IP電話は、ネットワーク回線などのデータ通信の仕組みを活用した電話サービスです。

IP電話は、工事不要で手軽に始められ、固定電話や携帯電話より低コストで利点できるのが特徴的なサービスです。転送機能など複数人での対応を支援する機能も搭載されており、効率的な電話の対応を実現できます。

コールセンターやカスタマーサポートなどさまざまな部署でも利用しやすいサービスとなっています。

この記事では、IP電話の主な機能や選び方、具体的に検討すべき比較ポイントをわかりやすく解説します。個別サービスについても特徴や違いがわかる形で紹介するので、自社に適したIP電話を見つけることに役立ちます。

IP電話の導入を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

IP電話とは

IP電話とは、ネットワーク回線などのデータ通信の仕組みを活用した電話サービスのことを指します。

従来の固定電話はアナログ形式が主流で交換局を経由し、受信者に音声が届くのに対し、IP電話は音声をデジタルの信号に変換し、音声をやり取りする手法となっているのが特徴です。

インターネット回線を活用して通話するために、従来の電話より安価に抑えられる点が魅力のサービスになります。

またIP電話は、大別すると3つの種類にわけられます。

IP電話の3つの種類について

IP電話には3つの種類が存在します。それぞれ特徴や違いがあるため、内容を理解したうえで、自社に合ったIP電話を選ぶと良いでしょう。

①0ABJ型(ゼロエービージェー型)

0ABJ型のIP電話は、0ABJ番号を割り振ったIP電話です。

0ABJ番号とは、0からはじまる10桁の番号(「0A-BCDE-FGHJ」)を指します。
※アルファベットのIがない理由は、数字の1と間違えやすいからです。

たとえば、東京23区では「03-××××-××××」という番号になります。

IP電話で「0ABJ番号」をリリースするには、総務大臣が指定した条件(品質や安定性)を満たす必要があり、音質や接続が安定しやすいことが特徴です。その分、後述する2種類のIP電話より、料金が高い傾向にあります。

②050型

050型のIP電話は、電話番号が050からはじまるインターネット回線を利用した電話です。電話番号に市外局番といった「地域情報」を含まないため、スマホや携帯電話からの利用が可能です。

0ABJ型とは異なり、品質や安定性などの条件が設置されていないことから、環境によっては、「音声が聞き取りにくい」「電話がつながりにくい」といったデメリットもあります。しかし、0ABJ型よりもリーズナブルに利用できることから、人気がある種類になります。

③電話番号不要型(通話アプリ)

電話番号不要型のIP電話は、読んで字のごとく、電話番号を必要としないIP電話です。電話番号不要型のIP電話で有名なものとして、LINEやSkypeなどが挙げられます。

アプリをインストールすればスマホや携帯電話から利用でき、料金も完全無料です。
一方で、アプリをインストールしていない人とは話せず、音質や接続が不安定になりやすいため、ビジネスシーンには不向きです。

※当記事で紹介する「おすすめIP電話の掲載」でも、電話番号不要型のIP電話は割愛しています。

IP電話の必要性・メリット

IP電話を利用することによるメリットは大きく下記の5点が挙げられます。

①回線工事が不要で特別な機器や準備の必要がない

IP電話は、「インターネット回線」と「PCやスマートフォン」があればすぐに利用を始められます。電話回線の工事や特別な機器の購入などは不要です。

②料金を安価に抑えることができる(初期費用・通話料金)

IP電話は、工事や端末購入費などの初期費用が少ないだけでなく、通話料金も安価な傾向にあります。初期費用や毎月の利用料金などのコストを抑えられる点が魅力です。※


※0ABJ型のIP電話を利用する場合には、事務所に光ファイバー用の回線をひき、専用の機器も設置することが必要な場合もあるため注意が必要です。

③従業員・拠点数の増減に柔軟な対応ができる

回線工事や、特別な機器の購入も不要なため、従業員数や拠点数の増減に柔軟かつ迅速に対応できます。IP電話の新規契約をする場合のみでなく、解約する際に工事や撤去の必要がなくなります。

④オフィス外でも柔軟に対応できる(テレワーク・外出)

IP電話は、インターネット環境と通話で使う端末があれば、場所を選ばずどこでも利用できます。そのため、テレワーク勤務や外出先などのオフィス外の利用で活用できます。

⑤システムやアプリケーションと連携しやすい

IP電話は、顧客管理システムや通話録音システムなどのさまざまな業務システムやアプリケーションと連携できる製品が多くあります。そのため、さまざまなITツールを使ったシームレスな業務環境を構築するのに役立ちます。

IP電話の主な機能

ここでは、IP電話に一般的に搭載されている機能を、「①電話発着信機能」「②発着信の対応をサポートするための機能」「③お客様情報を管理する機能」に分けてご紹介いたします。

①電話発着信機能

・発着信機能:インターネット回線で電話を受発信する機能
・留守番電話録音機能:不在時にメッセージを録画できる機能
・転送:代表電話の着信などを事前に登録したユーザーに共有する機能
(同時に複数人を呼び出すことが可能)

②発着信の対応をサポートするための機能

・自動音声案内:時間外などで応答できない際に事前に設定した音声を流せる機能
・通話録音:通話で話した内容を録音できる機能
・通話メモ機能:着信や発信に関するメモを細かく登録できる機能

③お客様情報を管理する機能

・電話帳:事前に関係者の情報を管理できる機能
・発着信履歴確認機能:対応者情報や録音の有無など確認できる機能

上記はあくまでIP電話の基本的な機能であり、各企業で提供している機能や費用感、取得できる電話番号などには大きな違いがあるため注意が必要です。

では、次の章では具体的にIP電話を選ぶ際のポイントをご紹介いたします。

IP電話の比較ポイント①通話品質

固定電話と比較するとIP電話に関しては、インターネット回線を利用するため通話品質が劣る傾向にあります。特に回線が混雑している場合には音質が著しく悪化してしまうケースもあります。

やり取りができれば、多少ノイズが入っても良いと考える場合には、一般的なIP電話でも良いでしょう。通話品質を重視する場合には、総務省が定めた通話品質において、「クラスA」または「クラスB」を満たすIP電話をおすすめします。

クラスA固定電話と変わらぬ通話品質
クラスB携帯電話と同じレベルの通話品質
クラスCクラスB以下の通話品質

IP電話のなかでも、0ABJ型はすべてクラスAです。050型のIP電話であっても、クラスBレベルのものを探せば、通話品質でそれほど問題を感じないでしょう。

インターネット通話と公衆電話回線を用いるサービスでも、通話品質が異なるため、事前に確認をするようにしましょう。

IP電話の比較ポイント②既存のシステムとの連携

IP電話を選ぶ際には社内のシステムとの連携面から判断することも重要です。IP電話の中にはSFAやCRMと関連性の強いサービスもあるため、事前に連携部分についても確認することを推奨いたします。

発信数や通電数・通話のステータスなどをSFAやCRMに共有できるため、入力の手間を削減でき、顧客管理や営業活動などの業務の効率化を図ることも可能です。

IP電話の比較ポイント③料金

IP電話に関しては大きく以下の2つに分けられるのが特徴です。


Ⅰ:安価でシンプルな機能を標準搭載したサービス
Ⅱ:文字起こしや分析、外部連携などに強みを持つ高価な高機能サービス

IP電話は機能が豊富なほど高価になる傾向があるため、自社に必要な機能や既存のシステムを加味した上で判断することが重要です。

IP電話を初めて導入する企業様に関しては、シンプルで利用しやすいIP電話の利用を推奨いたします。社内の重要なシステムとなるIP電話では、導入後にギャップが生じた際にすぐに変更できないこともあるため、慎重に判断するようにしましょう。

合わせて、IP電話の中には無料トライアルを実施しているサービスもあるため、事前にトライアルで導入することを推奨いたします。

IP電話の比較ポイント④取得できる電話番号

IP電話を選ぶ際には取得できる電話番号の部分から判断することも重要です。サービスによっては0ABJ型の電話番号を取得できないこともあるため、事前に確認するようにしましょう。

0ABJ型は高品質かつ信頼性の高い番号になるため、コストの部分では050型と比較すると高くなる傾向があります。

自社の中で優先するべきポイントや電話番号について調査したうえで、IP電話サービスを選択することを推奨いたします。

IP電話の比較ポイント⑤特徴的な機能

IP電話には前述した基本機能に加え、独自的な機能を提供しているサービスがあるのも比較ポイントになります。大きく差分のある機能は下記になります。


◆特徴的な機能
・SFA/CRM連携機能
・文字起こし機能:通話した内容をテキスト化できる機能
・国際電話機能
・AIの分析機能:音声分析やスコアリングなどができる機能
・電話番号の自動表示機能:電話帳にない電話番号に関しても保有しているデータベースから予測し電話番号を表示できる機能

機能に特化したサービスは高単価になる傾向があるため、「自社に必要な機能は何か」という視点でサービス選定することを推奨いたします。

シンプルで利用しやすいIP電話4選

①りもふぉん|合同会社クラウドエンジン

りもふぉんは、通信事業やサイト運営支援を手がける合同会社クラウドエンジンが提供するIP電話サービスです。広告やサイト制作・SEOなどウェブサイトの運営支援や予約システムの提供など集客からお申し込みに至るまで幅広くサービスを展開しています。

りもふぉんは複数のスマホを同時に呼び出し、最大で同時に10通話が可能な点が特徴になります。加えて、公衆電話回線を利用しているため、音質が安定しているのはIP電話の中でも魅力的な部分になります。併せて、パソコンとスマホがあればすぐに導入でき、初期費用と最低契約期間がない点も導入しやすいサービスと言えるでしょう。

IP電話に関するシンプルな機能が搭載されており、操作も簡単な点をふまえると、初めてIP電話を利用する方や複数人かつ低コストで利用したい企業様に特に魅力的なサービスです。

りもふぉんの料金

初期費用:なし
契約期間:縛りなし
無料トライアル:7日間無料トライアルあり

【月額基本料】
電話帳機能や留守録機能など充実の機能が利用可能なスタンダードプラン
料金:1,380円/月(税抜)

複数転送と電話番号のみ必要な時はお得なベーシックプラン
料金:980円/月(税抜)

電話の際に自動応答メッセージを流せる音声応答プラン(通話機能はなし)
料金:680円/月(税抜)

②ビジネスLaLa Call|株式会社オプテージ

ビジネスLaLa Callは、電気通信事業・有線一般法人事業・警備業などを行なう、株式会社オプテージが提供するIP電話サービスです。同社は、関西電力のグループ会社です。

ビジネスLaLa Callの特徴は、セキュリティ面の強さが挙げられます。万が一スマホなどを紛失した際に、遠隔操作で電話帳削除ができる点や不正利用を防止できるカスタマーコントロール機能などが搭載されています。

加えて、企業内チャットや内線機能などグループで利用しやすい機能が搭載されている点も魅力といえるでしょう。

ビジネスLaLa Callの料金

初期費用:なし

【月額基本料】
・通常タイプ…050通話、インスタントメッセージ遠隔で電話帳削除
料金:500円/月(税抜)※5番号まで/6番号以降は1番号ごとに300円(税抜)

・セントレックスタイプ…通常タイプに加え、内線・カスタマーコントロール機能を搭載
料金:2,500円/月(税抜)※5番号まで/6番号以降は1番号ごとに500円(税抜)

③03plus|株式会社グラントン

03plusは、通信事業を展開する株式会社グラントンが提供するIP電話サービスです。株式会社グラントンでは、インターネットFAX事業も展開しています。IP電話サービス「03plus」は、2018年12月にリリースされてから、累計30,000回線以上も契約されています。

03plusは電話番号に関する3点が大きな魅力といえるサービスです。番号ポータビリティに対応しており、現在の電話番号を変更せずに使用できる点や東京23区外であっても03番号の取得ができる点は独自性のある部分です。

加えて、オプションの利用で電話番号を複数人で共有することも可能なので、グループでの利用に関しても適したサービスといえるでしょう。

03plusの料金

初期費用:月払い5,000円、年払い3,800円

【月額基本料】
料金:980円/月
※電話帳やIVR・転送など各種オプションを利用する場合には追加で基本料金に加算。

④SUBLINE|株式会社 インターパーク

SUBLINEは株式会社インターパークが提供するIP電話サービスです。株式会社インターパークはクラウドサービス事業を展開し、自社開発のクラウドサービスを基盤に、サービスを提供している企業です。2017年にリリースされてから累計回線数52,000番号以上も契約されているIP電話サービスです。

SUBLINEは社用番号を複数台のスマホや固定電話など最大9人への同時転送が可能です。複数人で受電することができるため、お客様からの問い合わせに漏れなく対応することが可能です。

加えて、お申込みから最短5分で審査なくサービス開始できる点など、導入をスピード感もって行いたい企業様には魅力的なサービスといえるでしょう。追加オプションの機能などもなく、月550円で搭載された機能を全て利用できる点も特徴になります。

SUBLINEの料金

初期費用:なし
無料トライアル:15日間無料トライアルあり

月額基本料
パーソナルプラン:なし
ビズベーシック(1契約で最大5番号まで取得可能) :550円/月
ビズスタンダード(1契約で最大30番号まで取得可能) :2,200円/月
ビズプレミアム(1契約で最大100番号まで取得可能):5,500円/月
ビズアンリミテッド:11,000円/月

▼月額番号利用料
いずれも1番号あたり
パーソナルプラン:550円
ビズプラン:550円×番号利用数

多機能なIP電話4選

各社からリリースされるIP電話の機能は、多様化しています。ここでは、機能面が充実したおすすめのIP電話を紹介します。特徴のあるIP電話を紹介しているため、自社の状況と照らし合わせながら、ベストなサービスを見つけられるでしょう。

①pickupon|pickupon株式会社

pickuponは、AI搭載型のクラウド電話でpickupon株式会社が提供するサービスです。AIが通話内容を自動でサマリーして記録してくれる、会話サマリーAI電話です。リモートワークの普及により、電話対応の効率化や顧客満足度の向上を図りたい企業に導入されています。

pickuponは録音した内容の文字起こしができ、通話した内容を1次情報として残すことが可能です。SFAやCRMなどの外部連携サービスに自動入力もできるため、メモなどを行う手間を削減できる点は魅力といえるでしょう。

加えて、電話をかけないユーザーは無料で利用することができ、閲覧ユーザーでも顧客との通話内容の1次情報の把握ができるため、情報共有をスムーズに行うことが可能です。

pickuponの料金

初期費用:なし
月額基本料:1IDにつき6,000円/月

②CallConnect|合同会社 selfree

CallConnectは、クラウド型の電話システムに強みを持つ合同会社 selfreeの提供するクラウド電話システムです。最短即日で利用できるのが特徴で、現在利用アカウント数は2,400を超え、利用継続率は97.5%と顧客満足度の高いサービスです。

CallConnectは、電話業務のステータス管理で併用されるSFAやCRMなどの外部ツールと連携できるのは魅力といえるでしょう。Salesforce・HubSpot・Mazrica・Zohoなどの連携で発着信の管理や対応履歴の確認なども効率的に行うことができます。

録音した内容の文字起こしもでき、通話した音声内容の録音だけでなく、自動で文字起こしする機能も利用可能です。テキストとして保存ができるため、あとで確認する際にもスムーズに引き継ぐことができます。

CallConnectの料金

初期費用:なし

月額基本料
Starterプラン:1ライセンス:2,400円/月(税込)
Basicプラン:1ライセンス:4,600円/月(税込)
Proプラン:1ライセンス:8,800円/月(税込)

③MiiTel|株式会社RevComm

MiiTelは、ソフトウェアのデータベース開発などを行う、株式会社RevCommが提供するIP電話サービスです。RevVommでは、IP電話・MiiTelのほかに、AI搭載オンライン会議分析ツールや対面商談を可視化するシステムを販売しています。

MiiTelは、IP電話とクラウドPBXを組み合わせたサービスです。IP電話とクラウドPBXを組み合わせているので、IP電話・録音・文字起こし・音声解析などの便利機能をまとめ、1つのツールにしています。

自動音声ガイダンス・通話内容の定量評価・Slackとの連携・録音データ抜粋分析・共有など、便利な機能を多数搭載しています。コールセンターの業務改善や、営業電話のクオリティーアップなど、電話に関する悩みに対応できるでしょう。

MiiTelの料金

初期費用:なし
月額基本料:5,980円/1ID(税抜)

④トビラフォンCloud|トビラシステムズ株式会社

トビラフォンCloudは、トビラシステムズ株式会社が提供するクラウド型ビジネスフォンサービスです。トビラフォンフォンブランドのご利用者数は現在1,500万人を超え、多くの企業様に利用されているサービスです。

トビラフォンCloudは、クラウドPBXのため、柔軟な発着信設定で電話業務の効率化ができるのが魅力といえるでしょう。マルチデバイスで対応でき、自動応答や音声ガイダンスの提供、関連チャットツールの通知連携など電話対応の効率化が可能な機能が備わっているのが特徴です。

Salesforce・HubSpot連携などCRM連携により顧客情報の一次情報を保存することが可能です。通話内容の録音・テキスト化もできる高機能でありながら、安価に導入できる点も特徴といえます。高額な機器・工事・社用携帯などが必要なく、手軽に導入できるのも特徴です。

スモールスタートしたい企業様が導入しやすいサービス設計となっています。

トビラフォンCloudの料金

※利用者数と使用する電話番号により可変。

【2名で1つの電話番号を利用する場合】
・初期費用:33,000円(税込)
・月額料金:3,300円/月(税込)

【20名で代表番号と050番号を使用する場合】
・初期費用:88,000円(税込)
・月額料金:37,400円/月(税込)

IP電話の活用で業務効率化の実現を!

本記事では、IP電話の主要機能、選び方、おすすめのサービスをご紹介していきました。

ビジネスで頻繁に用いられる電話の有効活用には数多くの課題が存在しています。これを期にIP電話を導入し、問い合わせ業務の効率化を目指してみてはいかがでしょうか。

IP電話には特徴的なサービスも多いため、自社に必要な機能や予算などを定義したうえで、導入することを推奨いたします。