三井住友ビジネスカード プラチナを徹底解説|使い方・評判からメリット・デメリットも紹介

三井住友ビジネスカードは3大メガバンクのひとつである、三井住友フィナンシャルグループが発行している信頼度の高い国内ブランドのカードです。
ラインナップには「クラシック(一般)」「ゴールド」「プラチナ」の3種類があり、なかでも最上位に位置する「プラチナカード」は、利用限度額に上限が設けられておらず、グローバルな出張に便利な「プライオリティ・パス」や、専任スタッフによる「コンシェルジュデスク」など、ハイクラスならではの特典が充実しています。
ラグジュアリーなサービスを活用しながら、国内外の移動や滞在を快適にサポートしてくれる点が、大きな魅力です。
中小企業の法人向けに設計されており、会計ソフトとの連携によって経理業務の効率化も実現できます。
ビジネスシーンでの利便性と高いステータス性を兼ね備えたこのカードについて、ここから詳しく解説していきます。
三井住友ビジネスカード プラチナとは?年会費・ポイント還元率などの基本情報
三井住友ビジネスカード プラチナは、高い利便性とステータス性を兼ね備えた、法人向けのクレジットカードです。出張や接待の多い経営者や役員クラスの方におすすめできる一枚です。
世界1,600ヶ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」や、24時間365日対応の「コンシェルジュサービス」など、プラチナカードならではの上質なサービスが付帯しています。
さらに、「プラチナグルメクーポン」や「ダイニング by 招待日和」といった、会食シーンに役立つ優待も豊富。利用限度額に一律の上限がないため、ビジネスの突発的な出費にも柔軟に対応できます。
加えて、最高1億円補償の旅行傷害保険や、発行手数料・年会費ともに無料のETCカードなど、日々の業務を支える機能も充実。年会費55,000円(税込)というコストに見合うだけの価値を持つ、ハイグレードな法人カードです。
<基本情報>
項目 | 内容 |
年会費 | 代表会員55,000円(税込) |
追加カード | 2名以降の使用者1名ごと5,500円(税込) |
申込対象 | 法人のみを対象(カード使用者20名以下が目安)※会社設立後3年以上経過していること |
利用限度額 可能枠 | 一律上限設定なし(審査あり) |
ETCカード年会費 | 無料 |
ETCカード発行可能枚数 | 発行枚数の制限なし |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
三井住友ビジネスカード プラチナの特徴
ここではプラチナカードならではの充実した付帯サービスが魅力の、三井住友ビジネスカード プラチナの特徴を紹介します。
プライオリティパス・コンシェルジュデスクが付帯
三井住友ビジネスカード プラチナは、世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」が付帯しています。ラウンジではドリンクサービス、シャワー、PC利用、TVや新聞の閲覧などが可能で、出発前にゆったりと時間を過ごせます。
コンシェルジュサービスも付帯しており、航空券やホテル・レストランの予約を24時間年中無休で対応してくれるほか、旅行のサポート、情報提供なども行ってくれます。出張時などの手配をスムーズにしてくれるだけでなく、ビジネスに専念できる環境を整えてくれます。
海外での移動を快適にする充実のトラベルサービス
三井住友ビジネスカード プラチナは、海外出張時に便利なサービスが充実しており、移動のストレスを軽減してくれます。たとえば、空港から自宅やオフィスまでの手荷物宅配サービスや、出発前に荷物を預けられる空港手荷物一時預かりサービスなど、出張前後の移動をスムーズにできます。
さらに、Wi-Fiルーターのレンタル優待も利用可能で、移動中はもちろん、現地での商談やオンライン会議などでも安定した通信環境を確保できるため、海外でもビジネスに集中できる環境を整えやすいです。
接待や会食もスマートになる優待サービス
三井住友ビジネスプラチナカードでは、接待や会食のシーンで活躍する優待サービスが充実しています。大切な顧客との会食や、特別な記念日のお祝いなどに最適です。レストランの予約や手配に困ったときは、コンシェルジュデスクがサポートしてくれます。
「プラチナグルメクーポン」では、全国約170店の厳選されたレストランにおいて、2名以上でコース料理を予約すると1名分の料金が無料になります。「ダイニング by 招待日和」(MasterCardのみ)を通じて、国内外約250店のレストランで同様の優待を利用可能です。
利用可能枠に一律の制限がない
利用枠に制限がないことも特徴で、上限が設けられていないので、取引で突発的な支出がある場合にも状況に応じた柔軟な支払いができます。
同じ三井住友ビジネスカードでも一般カードは500万円、ゴールドカードは1000万円が限度額です。プラチナカードであれば、利用額を気にせずに事業を進められるため、ビジネスチャンスを逃しません。
最高1億円の国内・海外旅行傷害保険
出張や旅行の多いビジネスパーソンにとって、備えとなるのが充実した旅行傷害保険です。三井住友ビジネスプラチナカードには、海外・国内旅行中の予期せぬ事故やケガに備え、最高1億円の補償(傷害死亡・後遺障害)が付帯しています。
特に海外旅行傷害保険では、カードでの決済の有無にかかわらず、自動的に保険が適用されるため、万が一の事態にも安心して対応できます。国内旅行傷害保険も、公共交通機関の利用中の事故や宿泊施設での火災などを幅広くカバーしています。
ETCカード発行無料
三井住友ビジネスプラチナカードでは、ETCカードの発行手数料および年会費が無料となっており、必要な枚数を制限なく発行することができます。
複数台のETCカードが発行できるので、社用車での高速道路利用料金の支払いがスムーズになり、経費管理も一元化できます。日々の業務における移動をスマートにし、コスト削減にも貢献してくれます。
三井住友ビジネスカード プラチナの評判・口コミ
三井住友ビジネスカード プラチナの評判や口コミを紹介しながら、カードの利点や特徴を利用者目線で見ていきましょう。
三井住友ビジネスカード プラチナの評判・口コミ①経理管理の効率化
・クラウド経費精算システムへ利用明細データ連携できるので効率的
・利用日、利用金額などの相違が起きにくいので業務効率化が可能
三井住友ビジネスカード プラチナの評判・口コミ②出張時のサポートや保険付帯が安心
・コンシェルジュサービスで、航空券手配、ホテルやレストランの予約ができる
・優待対象のレストランが厳選されているので、知らない土地でもいちいち下調べせずに有料店を予約できる
・国内海外旅行の傷害保険はこのカードで決済しなくても補償されるので安心
三井住友ビジネスカード プラチナの評判・口コミ③ビジネス利用に最適なワンランク上の優待が充実
・空港ラウンジの使用ができるので、移動時の隙間時間も有効に使える
・ビジネスで使うクラウドサービスなどの優待が可能(Visa ビジネスオファー。Visaのみ)
・お得にビジネスホテルの利用ができる(じゃらんコーポレートサービス)
三井住友ビジネスカード プラチナの評判・口コミ④特別感を味わえるエンタメ・レジャーの特典が魅力
・宝塚歌劇団の三井住友カード貸切公演あり。プラチナ会員用のSS席を優先的に買える
・「三井住友VISA太平洋マスターズ」のペア観戦入場券がもらえる
・USJ(ユニバーサルスタジオジャパン)でのラウンジが利用可能
三井住友ビジネスカード プラチナの申請対象・カード発行までの流れ
ここでは、三井住友ビジネスカード プラチナのカードの申請条件から発行までの具体的な流れについて解説します。
三井住友ビジネスカード プラチナの申請対象
三井住友ビジネスカード プラチナは、法人のみが申請の対象となります。また、事業の継続性を重視しており、申請には会社設立後3年以上経過していることが必須条件となります。安定した事業運営を行っている法人であることを確認するための基準となります。
さらに、財務状況の審査のため、直近2期分の決算書の提出が求められます。健全な財務基盤を有していることが、カード発行の重要な要素となります。
三井住友ビジネスカード プラチナのカード発行までの流れ
三井住友ビジネスカード プラチナのカード発行までの流れを説明します。まず、オンラインまたは書面にて所定の事項を記入し、カードの申し込み手続きを行います。この際、法人に関する基本的な情報や代表者の情報などを記入します。
次に、カード利用料金の引き落とし口座を設定します。三井住友銀行の口座を持っていれば、Web上でスムーズに口座振替の設定を行うことが可能です。
その後、法人と代表者それぞれの本人確認に必要な書類を準備して提出します。提出された情報に基づき、入会審査が行われ、審査が通ればカードが発行されます。申し込み手続きの完了からカードが手元に届くまで、約10日間程度かかります。
ただし、申し込みが集中する時期は通常よりも時間がかかる可能性もあります。約3週間程度かかる場合もあるため、時間に余裕をもって申し込みましょう。
三井住友ビジネスカード プラチナの審査基準
三井住友ビジネスカード プラチナの審査では、申込者個人の信用情報だけでなく、法人としての総合的な信用力が重視されます。
申請時には直近2期分の決算書の提出が必須となるため、基本的には設立から3期目以降の法人が対象となります。創業間もない企業よりも、ある程度の事業継続実績と安定性がある法人の方が審査に通りやすいといえるでしょう。
また、継続的な黒字決算であることも評価ポイントです。加えて、事業用の固定電話番号を保有しているかどうかも、法人の信頼性を示す指標として見られることがあります。
審査ではそのほかにも、法人名義での過去のクレジットカード利用履歴やローンの返済状況など、総合的な信用情報がチェックされます。
三井住友ビジネスカード プラチナの注意点・デメリット
三井住友ビジネスカード プラチナは、利用限度額がないことや充実した付帯サービスが魅力ですが、申請する前に認識しておくべき注意点もあります。
年会費相当の優待を使いこなせるか
三井住友ビジネスカード プラチナは、年会費55,000円と高額であり、特典を十分に活用できるのかという点は注意しなくてはいけません。
しかし、コンシェルジュサービスや対象レストランでの2名予約時の1名無料特典など、ビジネスシーンでの活用次第では年会費も十分に元が取れます。出張や接待が多い企業にとっては、さまざまな付帯サービスは大きなメリットとなります。
個人事業主は申し込み不可
このカードは法人向けであり、法人口座が必要になります。個人事業主は申し込み対象外となるので気をつけましょう。個人事業主向けには「三井住友ビジネスプラチナカード for Owners」があります。「for Owners」カードでは個人名義口座での申し込みも可能です。
まとめ|三井住友ビジネスカード プラチナは充実した優待を活用したい方に最適
三井住友ビジネスカード プラチナは、法人・個人事業主向けの上位カードとして、ビジネスを支えるさまざまな特典が充実しています。
プライオリティパスやコンシェルジュサービスのほか、全国のレストランでコース料理が1名分無料になるグルメ優待など、出張や会食の場面で活躍するサービスが揃っています。
また、旅行傷害保険は国内・海外ともに最高1億円まで補償されており、万が一のトラブルにも備えられます。ETCカードは年会費・発行手数料ともに無料で、複数枚の発行にも対応しているため、社用車の管理や経費精算にも便利です。
利用限度額に一律の上限が設けられていないため、大口の支払いや予期せぬ出費にも柔軟に対応でき、安心してビジネスを進めることができます。
さらに、宝塚歌劇団の貸切公演やゴルフ観戦など、プライベートで楽しめるエンタメ特典も用意されています。
ビジネスの質を一段引き上げたい方や、上質なサービスを求めるハイステータスなビジネスパーソンにこそふさわしい、信頼と実用性を兼ね備えたプラチナカードといえるでしょう。