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法人ETCカードとは?種類・メリット・選び方まで徹底解説

本記事はプロモーションを含みます

ビジネスで高速道路の利用が多い場合、法人ETCカードを使うことで、経費清算の効率化やコスト削減が可能です。法人だけではなく、個人事業主も発行できます。

しかし、法人ETCカードには複数種類があり、各社カードの特徴もさまざま。「どれを選べばいいの?」「割引やポイントはどれくらい得なの?」と迷ってしまうこともあります。

この記事では、法人ETCカードの基礎知識からメリット・デメリット、種類別の特徴や選び方、割引制度の活用方法だけでなく、おすすめカードの比較もしています。法人ETCカードを初めて申し込む方にもわかりやすく解説します。

Contents
  1. 法人ETCカードとは?
  2. 法人ETCカードの概要
  3. 法人向けETCカードは3種類
  4. 法人ETCカードの5つのメリット
  5. 法人ETCカードの選び方とポイント
  6. おすすめの法人向けクレジットカード付帯のETCカード4選
  7. おすすめの法人ETCカード2選
  8. まとめ|社用で高速道路を利用するなら法人ETCカードを活用しよう!

法人ETCカードとは?

法人や個人事業主向けのETCカードは、ビジネス用途に特化しています。複数発行でき、割引が適用される場合もあります。

個々の社員にETCカードを持たせれば、利用状況が把握できるため、経費管理がスムーズになる点もメリットです。ここからは、法人向けと個人向けの違いも含め、ETCカードの基本情報を紹介します。

法人ETCカードの概要

法人ETCカードは、法人や個人事業主の名義で発行されるカードです。

事業用車両での高速道路利用料金の支払いに特化したカードで、長距離の車移動が多いビジネスや車両台数の多い企業に適しています。個人向けのETCカードとは違い、法人名義での発行ができたり、複数枚発行が可能です。

ETCカードでの料金支払いができ、経費精算の簡略化ができるため、経理部門の業務が軽減されます。また、利用頻度や利用距離によっては、高速道路料金の割引が適用されコスト削減につながります。

さらに、カードは複数発行ができるので社員ごとに携帯してもらえます。発行したカードは全て法人に紐づくため、利用データを一元管理し、社員ごとの利用状況を把握しやすいのも大きな利点です。

法人向けと個人向けETCカードの違い

法人向けETCカードは複数車両での利用ができます。個人事業主向けの場合は、複数発行ができない場合もあります。

法人向けETCカード個人向けETCカード
名義法人名義または個人事業主名義個人名義
発行対象法人、個人事業主個人
複数枚発行カードによる原則不可(一部例外あり)
経費処理法人名義での明細一括管理、経費精算がスムーズ個人名義での利用となり、別途経費精算が必要
割引ETCコーポレートカードでは大口多頻度割引が適用される場合あり一般的なETC割引(休日割引、深夜割引など)が適用される
支払口座法人口座、または事業主の口座個人口座

法人向けETCカードは3種類

法人向けのETCカードは、大きく分けて3つの種類があります。

一つは、法人向けクレジットカード、いわゆるビジネスカード付帯のETCカードです。他に、協同組合が発行しているカード、NEXCO各社が発行するETCコーポレートカードです。

それぞれの特徴を理解し、自社の利用状況に合ったカードを選ぶことが大切です。

法人向けクレジットカード付帯のETCカード

3種類の中でもっとも一般的なものは、法人向けクレジットカードに付帯する形で発行されるETCカードです。既存の法人カードに紐づくため、基本的には新たに審査を受ける必要がありません。手軽に申し込みができます。

多くの法人カードで、社員向けに複数枚のカードを追加発行でき、多くの場合で発行無料です。クレジットカードの利用明細とETC利用明細が一本化されるため、経費の管理がスムーズです。

また、クレジットカードのポイント還元システムはETCカード使用時にも適用されるため、高速道路料金の支払いでポイントを貯められます。

法人ETCカード

法人ETCカードは、主に協同組合などが発行しており、クレジットカードとしての機能はないため審査の必要はありません。そのため、設立間もない法人や個人事業主でも比較的作りやすいカードになっています。ただし、出資金が必要となるケースがあります。

発行時のカード手数料、年間手数料のほか、事務手数料が走行料金に応じてかかる場合もあります。カード維持にかかる費用については、申込時に確認が必要です。

また、ETCカードを利用すると、支払額に応じてマイレージポイントが貯まり、ポイントを還元した分は無料で走行することができます。

ETCコーポレートカード

ETCコーポレートカードは、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が発行するETCカードです。長距離で頻度高く利用し、月間の高速道路利用料金が一定額を超える企業向けです。

月間の利用額に応じて、大幅な割引が適用されます。利用額が大きいほど割引率が高くなっています。

会社名義の車両であれば、複数枚発行が可能です。カードと車両を紐づけて管理するため、不正利用のリスクを軽減できます。

ただし、ETCコーポレートカードは、利用できる条件があります。月ごとの利用料金が、首都高速道路または阪神高速道路で5,000円以上、あるいはNEXCO高速道路を30,000円以上の車両であれば利用が可能です。また、利用車両情報でセットアップされたETC車載器が搭載されている必要があります。

法人ETCカードの5つのメリット

法人ETCカードを導入することのメリットはいくつかありますが、特に重要な5つのメリットについて詳しく解説していきます。

①経費管理の効率化

法人ETCカードやETCコーポレートカードは、利用明細は請求書としてまとめて発行されるため、高速道路料金の経費管理を効率化できます。個別の領収書を管理する手間が省けて、経理担当者の負担が大幅に軽減されます。

ビジネスカード付帯のETCカードも一括して請求書が発行される場合がありますが、対応していない会社もあるため、確認が必要です。

また、どの車両がいつ、どこで利用したのか記録されるため、不正利用を防止できるのも大きな利点です。さらに、Web明細サービスなどを利用すれば、リアルタイムで利用状況を把握できます。

②高速道路料金の割引(平日朝夕割引・休日割引・深夜割引など)

ETCカードを使うことによって、時間帯によって高速道路料金が割引されます。平日の朝夕ピーク時間帯は、利用回数に応じて割引が適用され、土日祝日や0時〜4時の深夜帯に高速道路を利用する際も料金が割引されます。

ETCコーポレートカードでは、大口・多頻度割引が適用されるため、月間の利用額が大きい企業にとっては、大きなメリットとなります。

③ETCマイレージサービス・ポイント還元

ETCカードの利用額に応じてポイントが貯まる「ETCマイレージサービス」は、法人ETCカードでも利用可能です。貯まったポイントは通行料金の支払いに充当できます。登録は無料で、高速道路を利用するほどお得になります。

法人クレジットカード付帯のETCカードの場合は、高速道路料金の支払いもクレジットカードのポイント還元の対象です。貯まったポイントは、景品交換やマイルへの移行ができます。

④複数車両の一括管理・明細発行

複数の車両を所有している企業にとって、法人ETCカードは非常に利便性が高いです。各車両の利用状況を個別に把握することができて、管理が容易になります。

また、全てのETCカードの利用明細が一本化されて発行されるため、複数の明細を照合する手間が省けます。経費精算がスムーズになり、経理担当の負担軽減につながります。

⑤キャッシュレス化による業務効率アップ

ETCカードを使えば、料金所での支払いがキャッシュレスになり、社用車を使う際の移動もストレスがありません。通行がスムーズになるだけでなく、スマートインターチェンジ(ETCでのみ利用できるIC)の通行が可能です。

現金払いの場合は都度領収書を受け取る必要がありますが、ETCカードなら後日まとめて明細が発行されます。車両の管理、利用状況の把握が簡単になり、業務効率化につながります。

法人ETCカードの選び方とポイント

利用頻度、年会費などの維持費、割引率、管理方法、付帯サービスなど、さまざまな条件から、最適な法人ETCカードを選ぶためのポイントを詳しく解説していきます。

ポイント①利用頻度・利用台数

ETCカード選びに大きくかかわるのは、高速道路の利用頻度や車両台数です。利用頻度が非常に高く、複数台の車両がある場合は、ETCコーポレートカードがおすすめ。大口・多頻度割引によるコスト削減効果が大きいです。

高速道路の利用頻度が低く、車両が比較的少なめの場合は、法人向けクレジットカードに付帯されているETCカードが手軽に使えます。

ポイント②年会費・発行手数料の有無

ETCカードの種類によっては、年会費や発行手数料、事務手数料などが発生する場合があります。初期費用と維持費用についてよく調べてから、カードを選びましょう。

コストを抑えたい場合は、法人カードに付帯するETCカード(年会費無料の場合が多い)や年会費無料の協同組合発行のETCカードを選ぶのがおすすめです。

ポイント③割引率・ポイント還元率の比較

高速道路料金の割引やポイントの還元はコスト削減に直結していますので、きちんと比較したいポイントです。ETCマイレージサービスは必ず登録して利用しましょう。支払い額に応じたポイント還元で、通行料金を節約できます。

大口・多頻度割引があるカードを選ぶなら、割引率を事前に確認して自社の利用額でどの程度の割引ができるかをシミュレーションを行うのがいいでしょう。

また、法人カード付帯のETCカードの場合、高速道路料金の支払いでもポイントが発生するので、メインカードのポイント還元率も確認しておきます。

ポイント④審査の有無・発行スピード

カードの種類によって、審査の有無や発行までの期間が異なります。法人向けクレジットカード付帯のETCカードは、クレジットカードの審査が必要なため、発行までに時間がかかる場合があります。カードによっては設立間もない企業や個人事業主は、審査に通らない可能性があるので注意しましょう。

協同組合発行の法人ETCカードは、クレジットカード機能がないため、厳格な審査がありません。比較的スムーズに発行できる傾向があります。設立間もない企業や個人事業主におすすめです。

ETCコーポレートカードは、NEXCOの審査基準を満たす必要があります。月間高速道路通行料金が一定額以上であることや、 ETC車載器が搭載されていることが必須になります。これらの条件を満たしていれば、原則としてETCコーポレートカードの発行・利用が可能です。

ポイント⑤管理方法(明細・Web管理など)

ETCカードを選ぶとき、経費管理のしやすさも大きなポイントです。利用明細をWeb上で確認できるサービスがあれば、利用状況をリアルタイムで把握することができます。

複数枚のETCカードを発行する場合、全カードの利用明細を一括で管理できる機能があるかも確認したいポイントです。車両の不正利用を防げます。

ポイント⑥サポート体制や付帯サービス

カードに付帯しているサービスも検討材料の一つになります。カードの紛失や盗難、トラブル時のサポート体制が充実しているか確認しましょう。

法人カード付帯のETCカードの場合は、空港ラウンジ利用やコンシェルジュサービスなど、さまざまな付帯サービスの違いがありますので、比較するポイントになります。

高速道路をどれくらい利用するか、車両がどのくらいあるか、ポイント還元はどれくらいかなど、自社の条件やニーズに合わせて法人ETCカードを選ぶことが大切です。

おすすめの法人向けクレジットカード付帯のETCカード4選

法人向けクレジットカード付帯のETCカードの中から、おすすめのものをピックアップして4種類紹介します。

それぞれの特徴を簡潔に表にしていますので、比較しながら最適な一枚を見つけてください。

アメックス・ビジネス・グリーンカード|ETCカード20枚まで発行無料

年会費13,200円(税込)
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
追加カード付帯特典あり:年会費6,600円(税込)
付帯特典なし:年会費無料(※)
ETCカード発行可能枚数年会費無料(発行手数料なし)
ポイント還元率0.3~1.0%
申し込み条件20歳以上会社経営者 または 個人事業主

※判定期間内にカード利用がない場合、管理手数料として3,300円(税込)を徴収

中小企業の経営者や個人事業主から高い支持を得ている法人カードです。ETCカードは、最大20枚まで無料で発行できます。複数台の社用車を所有している企業に最適です。

100円=1ポイントとなり、貯まったポイントは航空会社のマイルや提携ホテルのポイントに交換可能です。高速道路を利用することでさまざまな用途に還元できます。また、出張や会食に役立つビジネスサポート、福利厚生サービスなど、充実した付帯サービスも魅力です。

ラグジュアリーカードチタン|ETCカードを無制限に発行できる

年会費55,000円(税込)
国際ブランドMastercard
追加カード16,500円で発行可能
※4枚まで
ETCカード発行可能枚数年会費無料(発行手数料なし)
ポイント還元率1.0%
申し込み条件20歳以上(学生不可)

ラグジュアリーカードは、2008年にアメリカで誕生したプレミアムクレジットカードで、Mastercardの最高ランク「ワールドエリート」に採用されています。ハイエンドレストランでの優待や、出張・旅行時に利用できる特典が充実したビジネスカードです。

ETCカードは1枚目のみ無料で発行されますが、追加のカードは発行手数料が1,100円(税込)かかります。ただし、無制限に発行が可能です。

JCB Biz ONE ゴールド|初年度無料・100万円利用で翌年も無料

年会費5,500円(税込)
初年度無料

※年間100万円以上利用で翌年度も無料
国際ブランドJCB
追加カード(1枚)発行不可
ETCカード発行可能枚数無料で1枚発行可
ポイント還元率1.0%~10.5%
申し込み条件法人代表者または個人事業主
※カード使用者は20歳以上の方が対象。

コストを抑えつつ、充実したサービスを受けられ、個人事業主でも発行できるビジネスカード。初年度は年会費無料で、次年度以降も年間100万円以上の利用で無料になります。

Oki Dokiポイントが貯まり、提携パートナーでの利用でポイントアップも可能です。また、旅行傷害保険、ショッピング保険、ビジネスサポートサービスなど、ゴールドカードならではのサービスが充実しています。

JCB Biz ONE|年会費永年無料・ETCカードも1枚まで無料

年会費永年無料
国際ブランドJCB
追加カード(1枚)発行不可
ETCカード発行可能枚数発行手数料・年会費無料(発行枚数1枚まで)
ポイント還元率1.0%~10.5%
申し込み条件法人代表者または個人事業主
※カード使用者は18歳以上の方が対象。

年会費が永年無料で利用できるビジネスカードでコスト削減を優先したい場合は、おすすめです。初めて法人カードを持つ個人事業主や中小企業に最適で、ETCカードは1枚まで無料で発行できます。

Oki Dokiポイントは、通常のJCBカードの2倍貯まります。ポイント還元率は約1.0%で貯まったポイントは、他社ポイントへの交換できたり、カード利用代金へ当てることもできます。

一般カードながら、国内・海外の旅行傷害保険が付帯されているので、ビジネスシーンでも利用価値が高いです。

おすすめの法人ETCカード2選

協同組合が発行する法人ETCカードは、クレジットカードのような審査がないため、設立間もない法人や個人事業主でも発行しやすくなっています。

特におすすめの法人ETCカードを2種類紹介します。

高速情報協同組合|協同組合発行の最安ETCカード

年会費550円(税込)
発行手数料550円(税込)
出資金(脱退時返金)10,000円/1社
割引率最大50%
カード制限全車両で利用可能(レンタカーも可)
追加カード発行可能(何枚でも発行可)
※1社10,000円の出資金で何枚でも作成可能

安価で発行でき、発行手数料もリーズナブルなため、コストを抑えたい企業におすすめなカードです。

必要な費用は、出資金(脱退時返金) 10,000円、 カード発行手数料(550円/1枚)、 取扱手数料(550円/1枚・年1回)です。初期費用だけでなく、維持費用も比較的安価です。


複数枚発行しても協同組合から一括で請求書が届くため、経費管理がスムーズ。会社名義の車両だけでなく、レンタカーや従業員の車でも利用可能なので、スモールビジネスでも活用できます。

ETC協同組合|法人への発行率NO.1のETCカード

年会費880円(税込)
発行手数料880円(税込)
出資金(脱退時返金)10,000円/1社
割引率最大50%
カード制限全車両で利用可能(レンタカーも可)
追加カード発行可能(何枚でも発行可)
※1社10,000円の出資金で何枚でも作成可能

法人向けのETCカード発行において豊富な実績があり、安心して申し込めるカードです。

出資金(脱退時返金)は10,000円、カード発行手数料880円/1枚、年間手数料880円/1枚(年1回)となっています。利用する車両に限定がないため、レンタカーやカーシェアでも使用可能です。

また、発行した全てのETCカードの利用明細が一本化されるため、経理処理がスムーズです。

まとめ|社用で高速道路を利用するなら法人ETCカードを活用しよう!

法人ETCカードを利用することで、高速道路を利用する法人や個人事業主は、経費管理の効率化、コスト削減、業務効率化ができます。

法人向けクレジットカード付帯のETCカード、協同組合発行の法人ETCカード、ETCコーポレートカードの3種類があります。それぞれの特徴を理解し、利用頻度や台数、管理体制に合わせて最適なカードを選ぶことが大切です。

年会費や発行枚数、割引率、管理のしやすさなどを比較し、賢く法人ETCカードを利用しましょう。